梅の花(文部省唱歌)
「おほぞらは梅のにほひに霞みつくもりもはてぬ春の夜の月」 定家
梅の花が咲く頃になると月の光もどこか、かわらいで 春めいた明るさを讃えはじめる、いよいよ冬との別れも近いとそんな予感のなかで梅は大空いっぱいにその春を広げ霞のように人々をつつこむ春はなんと大空の彼方から梅の香りを含んだ霞と共にやってきた。
令和の年号の背景にある天平二年(730)大伴旅人の屋敷で梅の宴には筑紫全土の国守が集まり、梅の歌を詠んだものです。梅は古来より品格ある清楚な賓客の風貌を持って歌われています。あの菅原道真も梅が好きでした。花言葉は色によって違いますが「高潔」「忍耐」「忠実」です。もう梅の花が春を呼んでいますね。春よこい・・・