茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

 「秋冬.」この歌を聴くと過行く錦秋、日本の秋、を惜しみます。

2024年11月08日 | Weblog

原大輔 秋冬.wmv

「立冬」も過ぎ昨日は木枯らしが吹き、富士山に初冠雪といよいよ冬を迎える時期になりました。

長月や秋の日数もいま幾日残るこずゑの紅葉をか見ん  奨子内親王     立冬も過ぎ秋もあと何日、梢に残る紅葉を見ることができるかしら。これは日々過行く今年の紅葉を惜しむ歌でもあります。天智天皇の昔、春山に咲く花の艶か、秋山を染める葉はの彩りか、その美の優劣が宮中で競われたという記載が万葉集に記されております。春をたたえつつも秋に軍配があがりました。その一節に「秋山の木の葉を見ては黄葉をば取りてそしのふ」万葉歌人は色づいた葉を手に取って秋の情趣に感じいったようです。ちなみに「もみつ」とは本来「色変わり」を意味し、黄葉だけでなく紅葉をも含みます。今年は富士山の冠雪も遅れ、地球温暖化が世界的に問題化されています。春か秋か季節の移ろいを慈しむ古来の習いを失いたくありません。日本の秋は美しい

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