Noel クリスマスまであと少しですね。
この季節気がつくと「もみの木」

のメロディーを口ずさんでいます。

フランスにおけるクリスマスツリーに関する最古の記述は1521年12月で、
Alsace 地方StrasbourgからA35を南下した比較的大きな街Selestatが舞台です。
Bibliotheque Humaniste ヒューマニスト図書館(1 rue de la Bibliotheque )に
資料が保管されています。
SelestatのEglise St Georges (7 rue de l'eglise)で天井から吊り下げられている
クリスマスツリーを見た時は衝撃を受けましたが、今年も11/26-年明け1/9まで
厳かに飾り付けられている様です。
ところで、もみの木を取り上げた絵本には対照的なものがあります。
アンデルセン原作Barnadette絵「バーナデットのモミの木」 ISBN4-89013-878-1と、
Margaret Wise Brown マーガレット・ワイズ・ブラウン作
Barbara Cooneyバーバラ・クーニー絵「ちいさなもみのき」ISBN4-8340-1162-3。
前者は憧れていたクリスマスツリーとして切り出されたもみの木が、
クリスマス後薪にされ燃やされてしまい、森にいたその時々を
感謝して楽しんでおけば良かったと後悔するお話。
クリスマス後専用の大きなポリ袋で回収に出されているモミの木の山を見て、
何かやりきれない感じになったのを思い出します。
後者は、病気で歩けない男の子のためお父さんがクリスマスツリーとして根ごと掘り、
春になったら森へもどす事を繰り返します。
今年はどうして来てくれないのかと心配していたら、足が治った男の子と友達が
皆で森へやって来て飾り付けてお祝いをしてくれるというもので、
この絵本を見た時は本当にほっとしました!
私の実家でも、小学生位までの間は庭に植えていた小さなもみの木を
クリスマス前に母が(何故か父ではなくー笑)掘り起こし、
手作りベニヤ板のプランターに入れてツリーにし玄関に飾っていました。
しかしもみの木の成長は意外に早く狭い庭の他の木を圧倒し始めたため
お向かいのお庭に移植させてもらったのですが、更地にされた時に
どこかへ移されて行ってしまいました。
あのもみの木、今でもどこかで元気だったら嬉しいのですが。
添付写真上ーStrasbourgのショーウインドーにてもみの木を抱えた聖人。
下ーSelestat近くOrschwillerのChateauお城にてシンプルなツリー。
対照的な絵本は、今月一杯位店に置きますのでご希望の方はご覧になれます。
← Merci pour votre adhesion! 文&写真 白クマ
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