ラルプデュエズの麓の町「ブルドゥワザン」にある補給ポイントまでは、途中、若干の登りはあるものの、丁度良い速さのプロトンに乗って、無事到着。お腹も持ち堪えました。。しかし、ラルプデュエズのレストランに夕食の予約をしていた時間まであと30分しかなく、妻に怒られるのは必至・・・・急がねば。。。
ここの補給所では、コカコーラや擦りリンゴの飲み物もあって、これで硬いフランスパンも噛みやすくなったし、やっぱりちょっと時間をかけて十分な補給を摂ることにしました。
とにかく、あとゴールまではたった13キロ。マルコ・パンターニのようにここを37分で登れれば夕食時間に間に合うのだが、標高差は1140m・・・・
ここで、最終兵器の登場です!!テレグラフ峠とガリビエ峠で飲んだ「トップテン」は秘密兵器とも言うべき、ライバルや仲間に見つからないようにこっそり飲むものですが、この最終兵器「オーバースティム」は、これで勝負は決まったよとばかり、わざとライバルに見えるように飲むものらしい(?)です。実際、優勝を争う選手達がゴール勝負に入る前に口にしている(レッドトニックの方)のをみかけます。もちろん、ドーピング上は問題ないようです。
さて、最後の13キロに挑むべく軽やかに走り始めたのもつかの間、ラルプデュエズは最初のカーブから勾配が10%を越えるため、すぐにスピードダウン。あとは、写真を撮る元気もなく、ただひたすら、34×27Tをくるくると・・・じゃなくて、このギヤ比でも全然苦しくてひたすら踏むしかなく、BCAA切れなのか太ももの筋肉がつり出す始末。。
ところでラルプデュエズには21のカーブがあって、カーブごとにラルプデュエズの頂上ゴールを制した優勝者の名前が刻まれているのですが、頂上近くの第2カーブに、パンターニ選手の名前が刻まれた看板があります。ここのは特別な看板で、彼が1997年にコースレコード(37分35秒)を打ち立てた時のものです。あのランス・アームストロング選手でさえ、タイムトライアルだったにもかかわらず、この記録を塗り替えることが出来なかったのです。
パンターニのカーブを再出発してから、あとはよれよれになりながら、かなり冷え込んできたゴール地点にようやく到着。走行時間は12時間15分。今回が4回目ながら、寒暖の差が激しかったため、自己のワースト2位の記録となってしまいました。
来年は、もっと楽しく走れるよう、もうちょっとヒルクライムの練習をしてから参加したいと思っています!
もし、「ラ・マーモット」に出場したいという方がいらっしゃいましたら、もう今から準備しましょう!そして、少しでも多くの方が参加できるよう、ツアーの催行は出来ませんが、何らかのお力になれたらと思っていますので、ご質問などありましたら、お気軽にお尋ねください。
大変長い出場記となってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
(最後の写真は、翌日のラルプデュエズのメインストリート)
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