CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

アルウラー・ツアー2025(1)

2025-01-29 12:14:42 | ツーリング
 ワールド・ツアーは真夏のオーストラリアから中東へと舞台を移し、サウジアラビアを舞台としたアルウラー・ツアーが開幕しました。極寒の日本からみると真夏の南半球は羨ましい限りでしたが、中東のサウジアラビアも1月の平均最高気温が20度ほどとロードレースには最適のようです。ただ、昨年観た感じでは風が強く、アスファルト上に砂が浮くような道もあり、個人的には走りたくないと思ってしまったのを良く覚えています。

 ツール・ド・フランスの主催者A.S.Oが主催するレースとあって、今年もイネオスからQ36.5プロサイクリングへ移籍したトーマス・ピドコックやスーダル・クイックステップのティム・メルリール、ジェイコ・アルウラーのディラン・フルーネウェーヘンといったビッグネームも名を連ねています。日本からも全日本王者の小林海と山本大喜擁するJCLチーム右京が参戦しています。昨年、総合敢闘賞を獲得していた岡篤選手はチームを離れてしまいました。
 この日真っ先にエスケープを決めたのは山本大喜選手でした。ただ、距離の短いスプリントステージで、こうした逃げが決まることはまずありません。新しいジャージのお披露目は出来ましたが、中間スプリントを取るのがやっとでした。

 ホストチームのジェイコ・アルウラーが積極的にペースを上げ、残り5km地点では集団落車が発生。逃げ続けていた山本と全日本王者の小林が落車、ウノエックス・モビリティのアレクサンダー・クリストフやチューダー・プロサイクリングのアーヴィッド・デクラインといったスプリンターやUAEチームエミレーツのラファル・マイカも地面に投げ出されてしまいました。幸い、右膝に擦過傷を作ったマイカをはじめ全員がフィニッシュしており、翌日以降もレース続行予定のようです。ツアー・ダウンアンダーでも毎日のように落車がありましたが、こうしたシーンは心が痛みます。

 レースはゴールスプリントに持ち込まれ、猛烈な勢いで残り500m地点を通過し、残り200m看板手前でスプリンター達が一斉に発進。伸び悩むヤコブセンを尻目に左脇からトップスピードに乗せたメルリールが、追いすがるUAEのフアン・モラノを寄せ付けずに勝利しました。
 UAEはツアー・ダウンアンダーでもジェイ・ヴァインが落車に巻き込まれていますが、マイカの落車の影響が気になります。今年のこのツアーは登りゴールのステージが2度あり総合優勝のためにはマイカの力が不可欠なのです。特に今回はGen-Zチームから参戦する若手が3名も含まれているので、ベテランのマイカの存在は大きいと思っているのです。

 今夜のステージは2つある登りゴールの1つが登場します。157.7㎞と距離は短めですが、けっこうなアップダウンがあるコースで登坂能力が問われるステージになりそうです。
 



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