ツアー・ダウンアンダーも3日目にしてようやく総合争いが本格的に始まったようです。明日が勝敗を分けるウィランガヒルなので、優勝を目指すチームも目立つ動きを見せつつあるように感じました。平均勾配8%のノッツ・ヒルが初登場したこともあり、流石に集団スプリントとはならず、最後のノッツ・ヒルで動きがありした。距離こそ2.6㎞と短いものの平均勾配8%の登りはスプリンターを振るい落としてしまいました。
この日も残り60km地点の補給ゾーンで落車が発生し、ディフェンディングチャンピオンのスティーブン・ウィリアムズが巻き込まれてしまいます。前日はナルバエスの落車があり、不安視していましたが、この日は積極的な走りを見せていました。UAEもチームとしての動きを見せていましたが、最後はジェイ・ヴァインとナルバエスの2枚になってしまい、モビスターのハビエル・ロモの抜け出しを阻止出来ませんでした。
最後のスプリントで意地を見せたナルバエスが2位でゴールし、総合は11位から2位へとジャンプアップ。ジェイ・ヴァインも総合8位まで順位を上げています。調子はナルバエスの方が良さそうですが、ヴァインとの2人態勢でウィンガヒルに挑めるのは心強いはずです。
今季UAEからレッドブルへ移籍したフィン・フィッシャーブラックが3位という結果でした。今日は最後の登りでの攻防があり、バイクをじっくり見ることができましたが、UAEはY1RsではなくV4Rsを使用してしました。Y1Rsのお披露目はポガチャルが出場するUAEツアーになるのか、ヨーロッパへ戻ってからになるのかは不明です。やはり、ニューバイクはポガチャル仕様のため他の選手が扱いなれるまで時間を要するのかもしれません。よもや生産が間に合っていないということはないはずです。
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