NPO法人 大雪山自然学校

所在地:〒071-1404 北海道上川郡東川町西4号北46番地 TEL/FAX:0166-82-6500

凍てつく鐘の音

2010-11-07 15:47:48 | 大雪山国立公園:旭岳・天人峡情報


【日付】2010/11/7(日)
【場所】大雪山国立公園・旭岳・姿見園地
【天候】ガスガス 気温:+1℃ 風速3~12m/s

今朝の東川町は陽が射していたので、
久々に旭岳が見られるかも? と、ちょっと期待して出掛けたのですが、
旭岳姿見の池園地は今日もガスガスで、上下左右前後すべてがまっしろでした。

スノーシューを履き、雪から顔を出している鉄ピンを目印に園地内を1周してみると、
途中に雪庇があり、危うく踏み抜きそうなところがありました。
もしスノーシュー等で散策される方は、道迷いに気を付けて無理しないようにお願いします。
また、まだ雪が浅いので植物を傷つけないようにしてくださいね。

姿見展望台に着いたので、『愛の鐘』を鳴らしてみたところ、
いつもの「カーンカーン」という音ではなく、「コンコン」という乾いた音で、
ちょっと笑ってしまいました。鐘も凍りついているようです。

その後、休憩しようと石室に入ると、先客がいらっしゃいました。
その方はナント! 毎月1回は旭岳に登頂されていて、今日は131回目。
しかもロープウェイを使わず、毎回下から登っているのだそうです。
昨日は雪が積もった登山道を姿見展望台(5合目)まで登るのに、約5時間かかったとか。

きっと知らないだけで、いろんな方がそれぞれの楽しみ方で、
旭岳を楽しんでいるのでしょうね。
今日はそのひとつを知ることができた、いい一日でした。

(旭岳自然保護監視員 * 羽馬 和美)