古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第八章 レイディ・ワシントン号・その二十八

2011年11月03日 10時01分10秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

淑女ワシントン号第十一ページ

解読    四月六日

       戸口与六兵衛様

解説   戸口与六兵衛は、周参見代官所の代官です。(前出)

                           注【下の画面に続きます】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

淑女ワシントン号第十二ページ(上の写真の一行目二行目)

解読   先達而、御通し有之候異国舩、須野沖へ

     相見へ候由、曽根浦より三木浦へ早舩ニ而

読み方 先だって、お通しこれ有り候異国船、須野沖へ

       相見へ候由、曽根浦より三木浦へ早船にて

解説   この古文書は尾鷲組大庄屋文書ですから、ここから地名は一気に     現三重県の浦名が出て来ます。

須野・・・現三重県熊野市須野町。 曽根浦・・・現尾鷲市曽根町。 三木浦・・・現尾鷲市三木浦町。 「早舩」の「早」は前出。形で覚える字です。