古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第八章 レイディ・ワシントン号・その四十二

2011年11月17日 09時17分31秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

淑女ワシントン号第十六ページ(上の写真本文の二行目~三行目)

解読    高山ニ而遠見之儀、堅固ニ取計仕罷有候

      義ニ御座候。此段左様被思召可被下、仍之

読み方  高山にて遠見の儀、堅固に取りはからい仕り罷り有り候 

    義に御座候。此の段、左様思し召され下さるべく、之によって

解説  「遠見」の次の棒は「之」。次は「儀」。 「堅固」も超難しい。 「ニ」の左の点はキズと思われます。 「取計」・・・「取」は何とか分かりますが、「計」はとても簡単に書いています。 「仕」の次は「罷有候」です。 次の行の最初は「義ニ」。 続いて「御座候」前に出ました。同じ様な書き方です。 「此段左様」も判読困難。「左」は中のエが右上がりになっています。 「被思召」・・・おぼしめされ。「思」も「召」も超省略形です。 その下は「可」「被」「下」で「下さるべく」と読みます。 最後は「仍之」・・・これに依って。 いずれにしても超難解文です。