古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十二章 扱い済み証文の事 其の十八

2014年06月14日 07時16分05秒 | 古文書の初歩

 

 

「曖済證文之事」第五頁、上の一~二行目

 

解読 上下共銘々買検山林ニ有之苫草ハ上下共

    勝手次第ニ引候筈、尤御普請願候場所ヲ

読み かみしも共銘々買検、山林に之有る苫草は上下共

    勝手次第に引き候筈。尤も、御普請願い候場所を

 

解読 「上下」・・・上村(かみむら)と下村(しもむら)。 次は「共」。 「銘々」・・・『めいめい』。各自。それぞれ。 「買検」・・・「検」がよくわかりませんが、町史ではこの様に読んでいます。意味も読み方もわかりません。宿題にしておきます。各自が買い入れた、自己所有の山林の事か?。 「有之苫草」・・・自分の山に生えている苫草。 「上下共」・・・本行最初と同じ。 二行目初めの「勝手次第」も読むのは困難。「勝手」はともかく、「次第」はとても読めませんが、町史にならいました。思うままに。 「引候筈」・・・引いてもよい事にする。 次の字は「尤も」です。 「御普請願候場所」・・・建物の新築や諸工事の願いを申請している場所。許可が必要だったのか。恥ずかしながら、この辺は難解で私の手に負えません。御容赦下さい。