「漂流外国物語」第六十一ページ
解読 仕たる打敷を可婦゛せ、黒羅紗之筒袖着たる毛の
舁行(但親類なり)、壱〆目位之花蝋燭壱對燈し五尺位之
読み 仕りたる打ち敷きをかぶせ、黒羅紗の筒袖着たるもの
かつぎ行き(但し親類なり)、一貫目位の花蝋燭一対燈し五尺位の
説明 「仕たる」・・・仕りたる。『つかまつりたる』。 「打敷」・・・敷物の一種。
『うちしき』。 「可婦゛せ」・・・「可」は「か」、「婦」は「ふ」の変体仮名。
「のぶせ」では有りません。 「着たる毛の」・・・「毛」は「も」の変体仮名。
「舁」・・・かつぐ。例・・・御輿をかつぐ。「オン」読みは「ヨ」です。 「花蝋燭」・・・
「蝋」は推定で読みます。 「壱對」・・・「對」も読めません。 「燈」・・・灯す。
「五尺」の「五」は下が欠けています。