宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

下草刈で切った木切らなかった木

2007-06-02 | Weblog

草刈前のレクチャー

 5.19の草刈では、作業前に太宰府市文化財専門委員の冷川昌彦先生から
有智山城周辺の植生についてレクチャーをしていただき
事前に切り残す木をテーピングしていただいて作業にかかりました。
ネズミモチ・ヤブニッケイ・サカキ・アオキひこばえのスギ・ヒノキなど
ここ数年で太った雑木然とした木は次々と切り倒しました。

 作業中のメンバーの会話。

 S「しぇんしぇー(先生)、コシアブラっちゅうとはあるとですかいな?」
 T「ああたの(アナタの)目の前にあるとがそれです。」
 S「ああっ、これならよー見よりました!」
 T「5枚一つでテーブルのごと平らにひらいとるとが特徴です」
 S「この葉は食べられるとでっしょう?」
 T「そうそう。新芽は天ぷらにしたらおいしかですもんねー」
 S「新芽ばですか?」
 T「そうそう。豊臣秀吉が足軽やったとき、奥さんのネネさんが
 屋敷の周りにこれば植えて、新芽ば売りに行ってしのいどった
 てゆう、いわくの木ですタイ」
 一同「ホー!」


コシアブラ(新芽の時期は通り過ぎ・・・)

つづく