今年も早朝から渋滞が発生するほどの盛況ぶりでした。
大半は通行手形を求めての登山者の列が駐車場を埋め尽くしています。
植樹は150本が用意されていました。
アオキ、サカキ、ヒサカキなどが見られます。
どれも周辺に生えている種のようです。
参加者は苗木のほかに腐葉土と軍手、
差し水の入った2本のペットボトルと
植え方の書かれたマニュアルを一の鳥居で受け取ります。
植樹の場所は水害で通行止めにされた天狗道。
スタッフが到着してびっくり。
昨日準備のため掘った植樹の穴が
ことごとく足で踏みつけられて埋まっていました。
関係者には相当なショックなできごとでした。
戦後に登山者の勝手で取り付けられた
新たな登山道は思わぬところで山を傷つけ、
集中豪雨の際には水を導く河川となって
濁流を運んで斜面を崩壊させています。
このことから里道でない新規の道は
極力自然にもどして山を崩壊から守ろう、
というのがこの植樹の趣意と聞いています。
竈門神社が判断されて平成15年7月の水害以降に
道は立ち入り禁止となっている状況です。
しかし、便利なために未だにひそかに通行が続いているようです。
今回のことは、恐らくは植樹に反対する方による行為と思われます。
歩み寄る術がればいいのですが・・・
いよいよ登山開始!
登拝道はまさに宝満銀座の体です。
おそらく山頂は留まりきれないほどだったでしょう。
今日と元旦早朝の風物詩となっています。
苗木が次々と植えられています。
昨年植えた苗を確認する方もいらっしゃいます。
「あー大きくなっとう!」
歓声が聞こえてきました。
宝満山愛が芽生えた瞬間です。
いたずらされずに根付いてほしいものです。