狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

要「備蓄」・「悔い改め」・・・あと1週間での到来「惑星ニビル」「フォトンベルト」

2012-12-13 21:58:33 | 災害・地震・戦争
 「惑星ニビル」「フォトンベルト」の到来まで、あと1週間となりました。食料品非常時避難・防災用品寝袋等の暖房具等の備蓄が必要です。それともっと大事なのは、心の「悔い改め」が必要です。
 その参考動画として次のものがYouTubeに最近アップロードされましたので、御紹介します。尚、本動画は14分割となっていますので、1/14の後に2/14~14/14までが他に在ります

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YouTube: 宇野正美「惑星ニビルを語る」1/14【要拡散】


 動画の中の後援者・宇野正美氏の、活動の支えとしている以下の聖書の御言葉を記します。
 新約聖書・ヨハネの黙示録3章7~9節また、フィラデルフィアにある教会の御使いに書き送れ。『聖なる方、真実な方、ダビデのかぎを持っている方が開くとだれも閉じる者がなく、が閉じるとだれも開く者がない。その方がこう言われる。「わたしは、あなたの行ないを知っている。見よ。わたしは、だれも閉じることのできない門を、あなたの前に開いておいた。なぜなら、あなたには少しばかりの力があって、わたしのことばを守り、わたしの名を否まなかったからである。見よ。サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうでなくて、うそを言っている者たちに、わたしはこうする。見よ、彼らをあなたの足もとに来てひれ伏せさせ、わたしがあなたを愛していることを知らせる。
 「サタンの会衆に属する者」、「ユダヤ人だと自称しながら実はそうでなくて、うそを言っている者たち」は勿論、イルミナティ・フリーメーソンアシュケナジー・ユダヤ人の事で、それらと長年戦って来ておられます。今から2000年程前にイエス・キリストも此の世におられた時には、サンヘドリンに所属するユダヤ人のパリサイ派・サドカイ派律法学者、祭司、長老等のユダヤの民の偽善的指導者と戦っておられました。

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惑星ニビル・・・創世記・ノアの箱舟、出エジプト記

2012-12-05 20:38:35 | 災害・地震・戦争
 「国際時事情報誌・エノク~2012年12月号(No,357)」(著者:宇野正美氏、出版社:エノク出版、出版日:2012/11/1)が届けられました。私は著者の本「ユダヤが解ると世界が見えてくる―1990年「終年経済戦争」へのシナリオ」(出版社:徳間書店、 出版日:1986/5)を今から22年程前(1990年)に読みましたが、それ以来、他の著作された本、及び此の月刊誌を読み続けて来ました。最近は裏のタブーを暴露されるネットジャーナリスト等の方々が流行っていますが、著者はその先駆けとなって、ユダヤ問題を中心とした世界の真実の情報を、PLO(パレスチナ解放機構)のアラファト前議長に対して等の中東地域への直接取材や、各国主要要人等とのネットワークを通じた情報提供を行なって来られました。多くのネットジャーナリスト等のインターネットに出されているブログ等に関しまして、私は何を「基準・根拠」にしてその様なブログを書いているのかを疑問に思うものが多いです。その様な中、著者の場合には「根拠」がはっきりしています。その「根拠」とは、「聖書」です。聖書は今から3500年程前から書かれ始めて紀元100年頃までの1600年間書き加えられながら完成した世界で最大のベストセラーの書物であり、どの様な時代にも世代ギャップが無く受け入れられて来ました。其々の時代の政治や迫害に妥協する事なく、今までに一度も改ざんされた事が無く一つの教理的体系、一つの道徳的基準、一つの歴史的筋道、一つの救いの計画等、旧約聖書の39章、新約聖書27章の合計66章全てにおいて一貫性が有ります。世界中の殆どの人々が、聖書を考え方や生き方、物事の捉え方、道徳・倫理感の基準として聖書を読んでいます。著者は、元々学校の教師の後に聖書の研究を行なわれていましたので、考え方、判断の仕方、情報収集の仕方等において「聖書」を根拠にしています。その様に、「聖書」と言う真実の御言葉が根拠として存在する為に、他の「根拠」のはっきりしない情報よりも、大いに「真実」に近い事が解ります。
 しかし、その著者も自身をキリスト教徒では無いとおっしゃっております。しかし、聖書の全ての御言葉を信じて受け入れ、イエス様がキリスト(救世主)である事を認め、キリストの死と復活と再降臨を信じています。それは「聖書」が、特に欧米諸国においては、キリスト教と言う「組織」に利用されている現実があるからです。特に欧米諸国においては、キリスト教組織(カトリック、プロテスタント等)が政治に関与したり、富・財産や権力を所有したり、きらびやかで大きな教会を建てたりしています。その様な状態は聖書には記されておらず、神様は望んでおられません。12世紀末~13世紀初めの清貧のアッシジのフランチェスコや15世紀末~16世紀中頃の改革派であるプロテスタントを起こしたマルティン・ルターは、イエス・キリストの帰天された後すぐの頃の原始キリスト教の状態を取り戻そうとしていました。又、日本でも新渡戸稲造内村鑑三がおられ、クェーカー(キリスト友会、フレンド派)の様な質素で飾り付けも無い小さな集会所の様な所で、特に決まった指導者も置かずに「聖書」のみを基に集会・礼拝を行なう事を理想に持っておられました。只、牧師さん等の神学校等で勉強を積まれた指導的立場の方が、聖書の理解をより深める為に付随する事柄や例え等を使って指導されたり、聖書の通読を信者が自分でプライベートに行なう事が難しい事が多い為に、やはり指導的立場の方は必要であるとは思います。万物の創造主である唯一の神様しか存在しない為にキリスト教と言う名前は本来必要無いのですが、現実には此の世の中には数々の宗教が存在する為に、他の異教との区別を付ける為にそのに様な名前を付けているだけです。要するに、唯一の神様を信じ、「聖書」に存在する御言葉のみを忠実に素直に受け入れて、唯一の神様の御心に適う様に行う事が大事であるという事です。欧米諸国の権力者で表面的にキリスト者と言っている人達は、大抵の処、実際は神様に背を向けて、聖書的な解釈での政治・金融・経済・軍事等を行なってはいません。
 前置きが長くなりましたが惑星ニビルの接近とフォトンベルトへの進入が間近に迫っております。食料品や衣類、消耗品、暖房具等の備蓄が必要です。3661年周期で地球に近付いてくる惑星ニビルは、火星と木星の間に存在する小惑星群に突入し、それらと衝突して跳ね返った小惑星が隕石(流れ星)となってたくさん地球に降って来ます。地球と同じ太陽系の惑星ニビルは、他の惑星の公転軌道の在る水平面に対して斜めに楕円を描いて軌道しています。褐色矮星で、普通の望遠鏡では見る事が出来ず、特殊な超高感度の赤外線カメラでないと確認出来ません。アメリカのNASAは大分前からその事を知っていたのですが、パニックになる事を恐れて、その情報を隠して来ました。巨大隕石群の落下によって、かつては恐竜の絶滅も有りました。そして今から3661年程前と言えば、預言者モーセによってへブル人(ユダヤ人)が奴隷にされていたエジプトから脱出した「出エジプト記」の頃に当たります。それにより、エジプト文明が破壊されました。又、更にそれよりも3661年前となると、創世記におけるノアが箱舟によって大洪水の難を逃れた頃の可能性が高いです。
 旧約聖書・出エジプト記9章22~26節そこで主はモーセに仰せられた。『あなたの手を・・・またエジプトの地のすべての野の草の上に雹が降る。』モーセが杖を天に向けて差し伸ばすと、主は雷と雹を送り、火が地に向かって走った。主はエジプトの国に雹を降らせた。雹が降り、雹のただ中を火がひらめき渡った。建国以来エジプトの国中どこにもそのようなことのなかった、きわめて激しいものであった。雹はエジプト全土にわたって、人をはじめ獣に至るまで、野にいるすべてのものを打ち、・・・ただ、イスラエル人が住むゴシェンの地には、雹は降らなかった。
 新約聖書・ヨハネの黙示録8章7~12節第一の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、血の混じった雹と火とが現われ、地上に投げられた。そして地上の三分の一が焼け、木の三分の一も焼け、青草が全部焼けてしまった。第二の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして海の三分の一が血となった。すると、海の中にいた、いのちのあるものの三分の一が死に、舟の三分の一も打ちこわされた。第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落ちた。この星の名は苦よもぎと呼ばれ、川の水の三分の一は苦よもぎのようになった。水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。第四の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれたので、三分の一は暗くなり、昼の三分の一は光を失い、また夜も同様であった。。因みに、苦よもぎはチェルノブイリという意味で、チェルノブイリ原発事故もこの部分の御言葉に当たるものと思われます。
 ヨハネの黙示録9章1~2節第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。その星が、底知れぬ穴を開くと、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上り、太陽も空も、この穴の煙によって暗くなった。
 ヨハネの黙示録9章18節これらの三つの災害、すなわち、彼らの口から出ている火と煙と硫黄とのために、人類の三分の一は殺された。。他にもこの9章には戦争における兵器を表す御言葉が在り、16章での「ハルマゲドン」(=ハル・メギド、メギドの丘)等、世界最終戦争を表す御言葉が在ります。
 惑星ニビルの接近による隕石シャワーの落下によって、人工衛星の故障・落下、コンピューターの機能不全、交通・通信・電気・水道・ガス等のインフラが壊滅し、原子力発電所が壊されて爆発して放射線被害が起こります、。人工衛星の落下で、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の制御が効かなくなり、至る所でミサイルが発射されたり爆発が起こったりする可能性が有ります。携帯電話やインターネット等も勿論使えなくなり、軍事用の短波放送ぐらいしか通信の機能が残らない可能性が有ります。イエローストーン火山の噴火で世界の食料依存の大部分を占める米国の穀倉地帯が打撃を受けて大飢饉が生じ、同様に富士山等の火山の噴火も起こります。地震・津波も活動期に入っており、太陽の異変等全ての異常気象の原因が、惑星ニビルとフォトンベルトによるものであります。火山の噴火によってフッ素や硫黄が放出され、今後の寒冷期においては平均気温が10~13℃程も下がる可能性が有ります。他にも、ポールシフト(地球の自転軸の傾きが変わる)による地殻変動によって、アフリカのサハラ砂漠下の地下水が表面に表れたり、タイム・ウェーブ・ゼロで時間が「0」となる様な事が起こる可能性が有ります。聖書の中に記載されている所で現在は砂漠となっている所は、当時は緑溢れる所が多く在りました。
 旧約聖書・イザヤ書65章17~25節見よ、まことにわたしは新しい天と新しい地を創造する。先の事は思い出されず、心に上ることもない。だから、わたしの創造するものを、いつまでも楽しみ喜べ。・・・そこにはもう、泣き声も叫び声も聞かれない。・・・百歳で死ぬ者は若かったとされ、百歳にならないで死ぬ者は、のろわれた者とされる。・・・彼らはむだに労することもなく、・・・狼と子羊は共に草をはみ、獅子は牛のように、わらを食べ、蛇は、ちりをその食べ物とし、わたしの聖なる山のどこにおいても、そこなわれることはなく、滅ぼされることもない。
 最後のコラムにて、今後の第三次世界大戦原発事故・爆発等における放射線にたいする対策として、味噌、玄米、ワカメ等の海藻類、そして天然の塩をとって原爆に被曝しながら原爆症を発症しなかった医師の紹介をしております。因みに月刊誌「エノク」は非常に薄い冊子の為に、著者の所有する情報を全ては載せておりません。著者は他にも講演会や、その模様を収録したDVDやCD、カセットを販売しています。YouTube等にアップされているのはダイジェスト版の為に、一部のみの無料公開となっております。私自身も昨年まではYouTubeの動画を余り見る事が無かった為に、まだまだ知らない事が多く有りました。

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情報隠蔽による被曝被害の拡大・・・政府、東電、NHK、自治体、医学者の責任・・・「福島 原発と人びと」を読んで

2012-11-29 23:46:42 | 災害・地震・戦争
 総タイトル:【情報隠蔽による被曝被害の拡大・・・政府、東電、NHK、自治体、医学者の責任・・・「福島 原発と人びと」を読んで】

 パレスチナ等の困難な地域で長年取材をされて来られた経験を基に、福島原発事故の問題と現在までの日本の体制の問題を、現地直接取材に基づいて鋭く突いた本を読みました。
 「福島 原発と人びと」(著者:広河隆一氏、出版社:岩波新書、出版日:2011/8/19)
 著者は青年期から、パレスチナ問題ユダヤ問題等と西欧帝国主義も含めた中東問題において、直接の現地取材におけるフリーランスのフォトジャーナリストとして活躍されて来られました。その中でも、イスラエルにおいて支配階級に存在する偽ユダヤ人のアシュケナジー・ユダヤ人(カザール人)から、アブラハム―イサク―ヤコブの血統で本当のユダヤ人であるパレスチナ人が虐げられている矛盾を、パレスチナ人の視点に立ってパレスチナ難民キャンプ等で取材をして来られました。他にもチェルノブイリ原発事故に関する取材もされて来られ、原発の危険性を著者自身の月間発行誌「DAYS JAPAN」等によって発信されて来られました。福島原発事故の直前(同誌2011年1月号)においては、著者自身と年齢・出身大学が同じで反原発活動家で作家の広瀬隆氏の執筆により、今後に必ず起こる東海・東南海・南海連動型地震による浜岡原発事故による爆発の危険性を、その予見力から世に警告されておられました。そして、同年3月11日の福島原発事故によって、その予見通りに水素爆発が起こりました。
 此度の原発事故によりセシウム換算では、広島・長崎原発の800発分が放出されたとされています。しかし、情報の隠蔽と遅延と洗脳によって、出来るだけ遠方に早く避難しなければならなかったにもかかわらず地元に引き留め、正確な情報が伝えられるまでに住民は猛烈に被曝してしまいました。政府、東電、自治体、医学者、NHKを始めとしたマスコミ責任は重大です此れまでも人命より経済的利益を優先し、原発政策を推進してきた政府と財界の責任は重大です。前者らによる原子力産業の巨大な体制の根本的な問題としての原発を全廃する事が必要です。
 2011年3月11日14時46分、三陸沖にて長さ600kmの3つの断層の動きによるマグニチュード7の地震が発生し、其の後に2時間程津波に覆われて福島第一原発の非常用ディーゼル発電機が機能を失って交流電源を喪失し、緊急炉心冷却システムが停止しました。その4時間以上後になって、日本で初の「原子力緊急事態宣言」が発令されました。発生6時間後に初めて半径2km圏内に避難指示を出し、その1時間後に3km圏内に変更して10km圏内での屋内待避指示を出しました。発生7時間後からNHKが官房長官の発表を元に、「放射能は漏れておらず、念の為に避難を」と言う内容が繰り返されました。その日の夜は、東京においても帰宅難民が発生しました。
 翌日(2日目)朝6時40頃の時点での東電資料による福島第一原発正門付近では4.9μSv/時となり、同じ頃にNHKが保安院の言葉として、「1号機から放射能が微量が漏れ始めているが、住民への健康にはただちに影響が無いと予想される事から、住民は落ち着いて避難してほしい。」と伝えました。10時17分、1号機の格納容器の圧力を下げる為に、放射性物質を含んだ蒸気を大気中へ逃すベントを行なった。此の時、其れによる住民の被曝が予想されたにもかかわらず、避難指示区域が拡大されず、避難方向も指示されませんでした15時36分、1号機が水素爆発を起こしました。その3時間後避難指示区域が10km圏内から20km圏内に拡大されました。
 3日目、朝5時に3号機の冷却機能の停止8時半に第一原発敷地内にて放射線量が急上昇して3号機のベントを開始しました。しかし此の時も、放出される放射線量は微量との報告が繰り返されました。又、この時点では未だ検問所が設置されていませんでした。著者がこの日に第一原発の在る双葉町役場前にて測定すると、1000μSv/時(1mSv/時)まで計測可能な計測器の針が振り切れてしまいました。因みに一般人の放射線の年間許容値は1mSv/年、其れの時間当たりの換算で0.11μSv/時です。しかし此の頃、住民の方達にはこの深刻な状態であると言う事の情報はもたらされていなく、その間に多大な被曝に見舞われていました。
 4日目、午前11時、3号機が水素爆発を起こし、13時25分、2号機の冷却機能停止で空焚き状態になりました。21時、官房長官より、1・2・3号機共に炉心溶融(メルトダウン)の可能性が高いと発表されました。21時半頃、第一原発正門付近で、3130μSv/時(3.13mSv/時)が計測されました。此の時に、東電からの全員退去の要望を、政府は認めませんでした。
 5日目、日付が変わった頃に2号機のベントを開始しました。午前4時、南に40kmのいわき市で23.7μSv/時、6時前に80km離れた茨城県北茨木市で5.5μSv/時が計測されました。6時頃、4号機の使用済み核燃料プールにて爆発、その直後に2号機の圧力制御室で水素による可能性が高い爆発、9時40分に4号機で火災が発生しました。10時22分に3号機周辺で40万μSv/時(400mSv/時)、4号機周辺で10万μSv/時(100mSv/時)を計測したと発表されました。11時頃20~30km圏内の屋内待避の指示が出されました。夕方頃、著者が30km圏外の北西に位置する伊達市でも60μSv/時が計測されました。後に同じ北西30km圏外の飯館村が計画的避難区域に、伊達市が特定避難勧奨地点に指定されるまでは、北西方向の風の流れの事については隠蔽され、その地域の住民は多大に被曝し続けました。此の日の夜に政府が双葉町の隣の浪江町にて330μSv/時を計測しましたが、地名を伏せて公表した為に屋内待避の人達には情報が伝えられず、多量に被曝されてしまいました
 其の後、3月25日20~30km圏内の自主避難促進発生1ヶ月後の4月12日に放出放射性物質量がレベル7と発表、4月22日計画的避難地域等を30km圏外で指定しました。又、発生2ヶ月後の5月12日に、東電が事故最初の数日中に炉心溶融していた事を認めました。
 福島第一原発は営業開始から32~40年、数多くの問題が発生してトラブルの隠蔽も有りました。竜巻・台風対策として津波に弱い地下に非常用発電機が作られ、その危険性を指摘されながらも利益を優先して改善されませんでした。又、同様に必要とされていた耐震性の向上も図らず、定期検査も期間を短くする等で、安全よりも利益を優先した東京電力の経営体質が有りました。末端の社員は様々な事で板挟みとなり、その経営体制の中に組み込まれていました。地元では殆どの人が原発関係の仕事に携わっており、原発に関しての批判をする事がタブーでした。2010年10月からプルサーマル計画によるMOX燃料(ウランとプルトニウムを酸化物の形で混合した燃料)が導入され、其れに反対していた佐藤栄佐久氏が冤罪によって逮捕されました。他にも、原発を批判していた管理職の女性が暗殺された東電OL殺人事件等、原発関係者の不審死が今までに数多く在りました。
 官邸、原子力保安院、東電が情報管理して隠蔽したり伝える事を遅らせ、国に利用される「御用学者」長崎大学教授達等の医学者が安全だと繰り返して被災者を騙したり世論を鎮静化させ、政府や東電が認めた情報が正しいとされてそれをただ垂れ流すNHK、世間からの信用度が高いNHKはその情報を追認する事となって、被災者は洗脳されて騙されました。又、事故発生2日目以降、直ちに影響が無いと言っていたのは急性疾患のみを対象としていたもので、其の後の20~30年後に晩発的に癌等で発症する内部被曝については考慮していません。著者の様なフリーランスの記者の場合は、会社・組織の制約を受けない為に記者クラブ等と違って自由な取材と報道が出来ますが、それでも出演のテレビの番組に対して電気事業連合会等が原発批判等をする事で広告費を出さなくなる等の圧力が有りました。新聞・雑誌等の原発関連記事を監視する為に政府が外部委託費を払っていたり、震災後にもインターネットやツィッター等の監視の為に予算の計上を行なっています。マスメディアは広告費の欲しさと保身から、原発を擁護して来ました。
 福島は自然豊かで、地元の住民は長年の土づくりを通して有機農業を行なって来ており、無農薬で化学肥料を使わず、地産地消で虫食い野菜等の合成添加物無添加の食品を地元の自然食レストラン等で提供し、自然の中にあって環境や健康に対する関心も非常に高い人達でした。他にもワクチン接種を控えるとか、レントゲン写真を出来るだけ撮らない、サプリメントに頼らない等と気を使っていました。それが、原発事故によってそれらが全て破壊されてしまい、原発周辺地域には永遠に戻る事が不可能となって、その土地は死んでしまいました。元々その様な自然環境や健康に敏感であった人達は、早々と他所の地へ避難しました。
 放射線防護服とされる白い服は、放射線を透過します。透過を防ぐ物としては透過力の弱い順に、α線は紙1枚程度、β線は厚さ数mmのアルミニウム板、γ線は厚さ10cmの鉛(厚さ2.5cmで1/10)か厚さ50cmのコンクリート、中性子線は更に分厚い厚さで水分の水素原子を多く含むコンクリートが必要とされています。しかし、内部被曝の場合は身体の中に遮蔽物を置くことが出来ない為に、人体に対する作用の大きさにおいてx線を1とした場合に、γ線が0.6~1、β線が1、陽子線が1~10、中性子線が2~10、α線が15~20(放射線荷重係数)の大きさで人体に影響を与えます。放射線から身を守る事としてはそれらに対してだけでは無く、政治家、官僚、原子力産業界、IAEA、放射線医学の権威者、マスコミから身を守る事が必要で、それらを当てにして頼ろうとせずに市民団体、NPO、NGO、インターネット等からの正しい情報等を得て自らが勉強して判断する事が必要です。薬やワクチン、ガン等の治療法、食品、生活物資等、自己責任を持って自らが考えて取捨選択し行動する事が必要です。又、放射線や病原性ウイルス・細菌、合成化学物質等に対する免疫力の増強を図って、規則正しい生活やバランスの良い栄養価の高い食事の摂取、十分な睡眠、適当な運動、そして身体の内部から体温を上げて代謝力を高める事が防御となります。
 著者は、チェルノブイリや此度の福島の原発事故において、食品検査用放射能測定器の寄贈等、多くの支援を行って来ました。中東地域等で、子供や弱い立場の人達を取り上げて支援して来ました。常に下層の人達に交じって同じ目線に立って、現地で活躍されて来られました。その行動力と姿勢・思想はすばらしいと思います。
 
福島 原発と人びと (岩波新書)福島 原発と人びと (岩波新書)価格:¥ 798(税込)発売日:2011-08-20


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瓦礫のばらまき・・・20~30年後に発症する、内部被曝によるガン・・・「内部被曝の真実 」を読んで

2012-11-28 21:16:03 | 災害・地震・戦争
 今後の生命の危険性から、原発全廃と、瓦礫のばらまきを阻止して被災地に瓦礫を留めておく事の必要性を思いながら、本書を読みました。
 「内部被曝の真実 」(著者:児玉龍彦氏、出版社:幻冬舎新書、出版日:2011/9/8)  
 本書が出版された福島原発事故の半年後の時点で、広島・長崎の20倍の放射線量の放出と言われていますが、セシウム換算では800倍チェルノブイリ原発事故の何倍とも言われています。種々の放射性物質の摂取によって影響の出る身体の組織・器官の部位に違いが有り、「ヨウ素131」は甲状腺に対し影響力が有り半減期8日「セシウム137」は水溶性で尿管上皮・膀胱で強力なγ線・β線を放出し半減期30年「ストロンチウム90」は骨髄でβ線を放出して半減期29年肝臓の造影剤「トロトラスト」に使われていた「トリウム232」肝臓や肺臓、膵臓でα線を放出して半減期140億年等と、身体の体内に長期間残留して蓄積内部被爆を起こします。放射線の中で最も人体に対する作用が大きいのはα線です。人体に対する作用の大きさにおいてx線を1とした場合に、γ線が0.6~1、β線が1、陽子線が1~10、中性子線が2~10、α線が15~20です(放射線荷重係数)。
 比較的半減期の短いヨウ素131も、チェルノブイリ原発事故の際にはガンと原発事故との関連性が認定されるまでに20年を要しました。その際には前例が無くデータが不足してエビデンスが得られなかった事もあって、癌や慢性疾患、急性疾患等の原発事故が原因であるという判断がし難かったと言う事も有りました。しかし、福島原発事故の場合にはチェルノブイリのデータが有り、ある程度のエビデンスが存在しているはずです。原発事故由来の疾患の認定には、政治や企業の利権も関係します。又、20km内の警戒区域、30km内の緊急時避難準備区域、その範囲外の計画的避難区域が政府によって指定され、その地域の方の避難に対しては補償金が降りますが、その指定から漏れた地域の方が遠方の地域に避難した場合には国からの補償金が出されません。内部被爆は瓦礫のばらまき飲食品・大気の摂取など様々な形で人間の体内に摂取されますが、政府の指定している範囲内だけでは無く、より広範囲に影響が出ます。茶葉においては、静岡の辺りにまで基準値を超える影響が出ています。又、ガン等の発症には20年~30年かかり、原発事故との関連性が認められるまでにも時間を要し、其々のエビデンスが得られるのも時間の経過と共に被災者を始めとした周辺地域、及び物流等によって広がった放射性物質を摂取した可能性の有る人々を監視して調べていく事による為に、事故が起きてからすぐに必要な補償金・賠償金が出してもらえず、最悪の場合、亡くなってからの補償・賠償となってしまいます。
 富山県神通川下流域におけるイタイイタイ病発生原因のカドミウムの除染に対する国費が、3000ha(1万'u)の半分実施の時点で8000億円かかっており、福島原発の除染は1000倍の範囲に必要だとされ、単純計算だけでも800兆円がかかるとされています。又、空間の放射線測定値はその場所の平均値であり、雨樋の下やすべり台の下等の部分的に放射線量が多く溜まっている「ミニ・ホットスポット」が在り、一概に、平均的に対処する事が出来ません。先述の放射線物質の種類によって身体の中の蓄積する部分が違ってくる事があり、携帯型の簡易放射線量計測器で身体の表面の放射線を計っただけでは詳細な部位等までが解らない事も併せて、其々における個々に応じた対応・処置・治療等が必要です。一つの根拠、一つのパターンに当てはめて診る事は出来ません。それらの現段階で根拠とされているものに当てはまるものだけが原発事故と関係が有る訳ではありません。その根拠には、政治・官僚・財界・外国権力等の利権が関係しています。因みに原発の利権問題や批判から、管理職の女性が暗殺された東電OL殺人事件やその他冤罪事件等の不可解な事件が数多く起こされて来ました。
 放射性物質の摂取により遺伝子が損傷を受けます。細胞の中の核には多数の染色体が存在し、染色体の中に多くの遺伝子が存在します。その遺伝子を構成するのが二重らせん構造をとるDNAであり、細胞分裂の時に二重らせん構造がほどけて不安定となった時に放射線によって切れやすくなります。普通は「p53遺伝子」によって、各細胞内でDNAの修復や細胞増殖の抑制、アポトーシス(細胞死)を起こして癌細胞の増殖を抑制しているのですが、放射線によってこの癌抑制遺伝子が損傷を受けてしまって、生体の恒常性を失ってしまい癌を引き起こしてしまいます。セシウム137の場合、腫瘍マーカーとしてNF-κBとp38マップキナーゼの活性化や、p50、p65遺伝子の増殖が有ります。
 施設によって放射線核種の取扱に制限が有り、著者は法律違反を犯して事故後の緊急時から除染作業を行っております。緊急時に行政に頼るだけでは間に合わず、法律の改正を求めております。
 元々地球上にはセシウム137は無く、ストロンチウム90も殆ど存在しませんでした。第二次大戦前の1940年から原爆実験が始められ、広島・長崎原爆の1000倍の放射線を放出する水爆実験を第二次大戦後に行って来ましたが、猿橋勝子博士の働きかけで1963年に米・英・ソによって部分的核実験禁止条約が締結されて、其の後にそれらの放射性物質の月間降下量が減少化しました。しかしその後も、核保有国の地位を認められている以上3ヶ国以外のフランスや中国と、認められていないイスラエル、北朝鮮、インド、パキスタンが水爆実験を繰り返して地球上に放出されました。因みに1963年レイチェル・カーソンの働きかけで米国での有機塩素系殺虫剤であるDDTの全面禁止や、1961年から1975年までの米軍によるベトナム戦争でのダイオキシンを含んだ枯葉剤の散布を行なっていた背景があります。当時の米国大統領はケネディで、その1963年に亡くなっています。レイチェル・カーソンも翌年に亡くなっております。
 著者は、内部被曝の原因となる食品検査に、医療で用いられるPETやSPECTで使われる検出器を応用する事を提案しています。それらは陽電子や光子を用いたCTで、身体の内部からの放射線を外部で検出して画像として表す物で、非常に感度が良く試作品も短期間で比較的安価で作る事が出来ます。
  科学を今後は経済・産業の限りある成長に用いるのでは無く、人間が地球上に出してしまった放射性物質の処理や除染、廃棄物の処理、再生可能代替エネルギー等の自然環境の回復と保護に用いるべきで、発展途上国等の不足する地域への広い限りない発展が必要です。自然環境の回復と保護が、その生態系の一部である人間の回復と保護にも繋がります
 著者は言います、「・・・みんなが専門家に聞きたいのは、何も政治家みたいに折り合いをつけることじゃない。危険を危険だとはっきり言うのが専門家なのです。今までの原子力学会や原子力政策のすべての失敗は、専門家が専門家の矜持を捨てたことにあります。国民に本当のことを言う前に政治家になってしまった。経済人になってしまった。これの反省なくしては、・・・日本の科学者の再生もありえないと思っています。」。マスコミも含めて、権力者に迎合したり媚びへつらったりせず、真実を述べられる事が望まれます。 
 
内部被曝の真実 (幻冬舎新書)内部被曝の真実 (幻冬舎新書)価格:¥ 756(税込)発売日:2011-09-08


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真実・予見・発明に対する嘲笑・・・ 「カサンドラのジレンマ ~地球の危機、希望の歌」を読んで

2012-11-27 01:55:27 | 災害・地震・戦争
 「カサンドラのジレンマ ~地球の危機、希望の歌」(著者:アラン・アトキソン氏、監訳:枝廣淳子氏、出版社: PHP研究所、出版日:2003/11/13) 
 現在、世界各地で様々な問題が起こっており、終末論が当てはまる程に世の終末的な様相を呈する様になっています。70億の人口は限界を感じ、それによる食料飢饉、エネルギーの不足・枯渇、自然破壊、そして人間も壊れ様としています。人口は幾何級数的に成長を続け、産業も急速に成長をして来ました。科学を過大に評価し、科学を持って行えば何事も叶えられると勘違いし、人間の貪欲・傲慢さによって有限資源を利用して、自然を破壊して来ました。有機塩素・有機リン合成化学製品の使用でも環境破壊をし、癌や神経性の病気につながっています。環境破壊によって異常気象が発生し、新たな疫病も増えました。又、人々にはその貪欲を満たす為の様々な楽しみ、グルメ、ファッション、レジャー、メディア、セックス、ドラッグ等がもたらされ、道徳や倫理観が壊され、社会も犯罪が多発する様になって壊れて来ました。又、政府がかつてのローマ帝国の「パンとサーカス」の様に、社会保障をばらまき、先述の娯楽を与えて、国民の人間性を壊して来ました。世界の裏で支配するエスタブリッシュメントは、より多くの富を持つ様になり権力もより大きくなって、各国を自分たちの都合によって操作をして、民族心やアイデンティティー、誇り、文化等を破壊して来ました。
 その様な現状の問題を、先見性の有る予見者が早くから予見して警告を発して来ましたが、一般庶民はマスコミの垂れ流す裏の支配階級の意向の働く情報を鵜呑みにし、それが世間に広まって多数派の考え・意見となって常識となり、希に映る警告を無視し嘲笑して来ました。2発の原爆を米国に落とされたにもかかわらず、その痛みを直ぐに忘れて米国のプロパガンダ映画等によって世間の人々は洗脳され科学や近代化は素晴らしいと賛美して原発等を作りました。そして先見者の言う警告を無視し嘲笑した結果、福島原発事故の起こった後に対処する方法が無く、直接痛い目に遭ったり今後の内部被爆で痛い目に遭う事となり、放射線廃棄物の処理にも困っています。そしてその痛みを他人事として全く感じていないかのごとく、経済界を中心にしてその原発を維持しようとしています。政財界の偉い方々にとっては、生命よりもお金の方が大事な様です。勿論、そこにも裏の権力の意向が働いています。日本のエスタブリッシュメントが核抑止力の下に真の独立を果たそうと考えて、世界で最も保有量が在り福島で使用していたプルトニウムによる核兵器を作ろうとしているとの情報も有ります。あの阪神淡路大震災の前には被災地の人々に地震が来る等と言っても誰も信じなかった位に、世間の人々は危機意識を持つ事の無い常識を持って「平和ボケ」していました。マスコミが支配階級の意向の下に、国民を洗脳して希な珍しい意見に対して鈍感にさせている訳でもあります。
 しかし、中にはその様な先見者の意見が取り入れられて変えられたり意識として注意をする事に繋がる等をして、その警告内容を結果的に避ける事が出来た事も有りました。しかし、其の場合にも結局は、先見者の言っていた事が外れたからと言って、世間一般の人達は嘲笑する訳です。あくまでもその先見者の警告があったからこそ、それを取り入れた指導的立場の者が対策を取ることが出来て難を逃れる事が出来た訳であり、無知な人々にはその有難味が解っていません
 因みに「先見者」や「予見者」は、自分の持っている洞察力や豊富な知識、判断力、考え方、そしてそれらの基の根拠を持つ事等によって其の先見の明がある訳ですが、飽く迄も「預言者」では無いと言う事を知っておく事も必要です。「予言」は前述の持っているものによって人間が予想しているだけで、「預言」は神様から託された言葉と言う意味で全く異なったものであります聖書にはイスラエルの民が神様に背を向けて悔い改めをせずに、其の都度神罰を与えられていた事が書かれています。モーセ、イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエル等の、創造主の唯一神から御言葉を託された預言者達の言う事を聞かなかった王や祭祀やその指導者に導かれていた民々は、神様に立ち返らずに神様から離れ、北のイスラエル王国の崩壊で民が散らされた事や南のユダ王国のバビロン捕囚等が有りました。新約時代にはキリスト(救世主)として降臨されたイエス様の御言葉を聞かずに妬みを持っていたサンヘドリンの指導者達、それに煽られる群集によってイエス様を十字架に架け、其の後にユダヤ人は世界に散らされました。
 世界の富は一部に偏っており、最上位の2割が世界の富の80~90%を占め、最下層の2割が1%強しか持っていません。最上位層が自然を破壊して大量に消費し、最下層の人々は貧困・飢餓に苦しんでいます。人口問題の前に、富の分布のバランスの悪さが有ります。上への成長を止めるか緩やかにし、バランスよく横への発展を行なう必要が有ります。発展途上国においては、衣食住や教育、医療、インフラ等、不足するものが幾らでも有ります。逆に先進国では満ち足りている上での貪欲によって、必要性の無い物までをも贅沢に消費しています。そして科学に頼って限りない成長を夢見る勘違いをしています。人間には限界が有り、科学にも限界が有ります
 忙しくしていると思考する事も少なくなって気付く事も少なくなり、社会生活を送る上での世渡りの良さを得る為にも、周囲に妥協して偽善的になったり媚び諂ったりしてしまいがちです。しかし真実に気が付いている人達は現状に満足しておらず、どこかで変えたい、動きたいと願っています。終末論が起こってくるのも、キリストの再降臨天変地異によって世界が根本から変わって欲しいと言う願いから出ているのであって、根本に存在する世界権力を持つ支配階級に対しては言いたい事も言えずに、只々妥協し媚び諂うしか無いと思っているからです。
 支配階級を頂点にした世界のシステム・構造に組み込まれて、その末端の人達は使われ、動かされ、働かされて来ました。知識が無い、気が付かない、洗脳されて自虐史観に陥り自責の念に陥る、或いは気が付いていても自己保身、雇用の維持の為に、そのシステムに従わざるを得ない等です。高度成長期の頃の様に忙しく成長一辺倒であった時は偏りが生じたり思わぬ方向へ進んで間違う事も有り、公害等の環境問題が起こりました。システム・構造にフィードバックの機能が働いて成長を止めて後ろに戻って点検する事で、その軌道を修正してより正しい道を進む事が出来る様になります。そのフィードバックにより作られるループは、生命の循環システムに通じます。出来るだけゴミを出さずに再利用化し、自然を壊さず資源を減らさない、再生可能な天然のエネルギーの使用によって永遠に持続可能な生活・産業システムとなり、科学は今までの様な自然環境を壊す為では無く、その循環システムの手助けとして利用する事としての進歩と発展が必要となります。
 マーガレット・ミードの言葉「思慮深く熱心な少人数の市民が持つ、世界を変える力を疑ってはならない。実際に世界を変えることができたのは、その力だけだったのだ。」。
 著者が「…人類が大地を耕し、摩天楼を築き、そして大気組成にまで手をつけてしまったこの歴史上で、まだ見たことのない《何か》が必要である。…生涯それに従いたくなる力を持った《何か》が必要なのである。…しかし、幸いなことに、私たちには『それ』を表す《言葉》がある。」と言っていますが、私は、《何か》には「創造主」を、《言葉》には「聖書」を当てはめます。
 
カサンドラのジレンマ 地球の危機、希望の歌カサンドラのジレンマ 地球の危機、希望の歌価格:¥ 1,785(税込)発売日:2003-11-13


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備え

2012-11-21 01:40:12 | 災害・地震・戦争
 東日本大震災から1年8ヶ月余り、日本列島は地震や火山等の活動期に入っています。又、地球全体が異常気象に見舞われています。その原因として、フォトンベルトの接近があります。今年の12月21日以降には地球全体がそれに覆われてしまいます。太陽の異変、竜巻、巨大台風、地震・津波、そして富士山等の火山の噴火小氷河期、又、ポールシフトによる地殻変動、様々な電磁波・放射線障害等、既に起きている、或いはこれから起こる可能性が非常に高い事が多く予想されています。又、同時に惑星ニビルが地球に接近し、火星と木星の間にある小惑星群に衝突し、跳ね返ったものが地球に隕石として飛び込んで来る可能性が有ります。これも同様に12月21日に最も接近して来ます。
 これらにより、インフラの破壊、食料飢饉、疫病の蔓延等が起こります。そして、それらに対しては「備え」が必要になります。
 東京等の関東地方では、地震の起こる確率が高いと公に数字等を挙げて公表しているせいもあって、インターネットの防災用品も売り切れる品が頻出してその関心の高さが解りますが、私の住む近郊は阪神淡路大震災が18年近く前に有った事もあってか、呑気で余り関心が高くない様に感じています。その様な中、私は食料・水等の備蓄や、家具類の固定、非常時用の持出品等を備えました。更にエンディングならぬリビングノートとして、もしもの時に役立つ様に、様々な事をノートに記しておきました。又、その防災に関する知識を得て頭に蓄え備えました。後は、訓練によっての身体への体験・経験も必要に感じます。しかし一番大事なのは、心の備えであります。
 前述の呑気で関心の無い精神面の状態は、「平和ボケ」、「愚民化」の表れでもあります。又、人間の驕り・高ぶりから科学を絶対視し、自然への恐れを無くしている事も言えます。人間の作る科学には限界が有り、自然を超える事は出来ず、自然災害からは逃れる事は出来ません。飽く迄も減災に留まります。
 人間の傲慢から作られた原発が事故を起こしても、誰も対処する事が出来ません。全ての原発を廃止しなければ、福島の様に日本全国何処にも住めない様になってしまいます。福島の警戒区域やその周辺地域で立ち入り禁止区域となっている所へは、被災者は永遠に帰る事は出来ません。其の現実を悟る事で、お金儲けの経済よりも人間の命の方が大事である事を理解し、原発全廃が当然であると思う事が出来る様になります。夢や幻では無く、現実を直視して悟る必要があります。あれだけの惨状を見ておきながら原発全廃に反対であるのは、一つも解っていない、痛みを全く理解していない事になります。又、被爆瓦礫のばらまきで日本全国各地で内部被爆する方が多くなり、20~30年後に癌等の疾患となって表れて来ます。飲食物、空気等、経口・経鼻・経皮的に放射線被爆を起こします。被爆瓦礫は被災地に留めておかなければなりません。
 又、第三次世界大戦の可能性も高いです。其の場合、日本も勿論巻き込まれます。他人事ではありません。
 物等の備えよりも一番大事である心の備えとは、「悔い改め」をする事です。「悔い改め」をして心を新しくしておく備えが必要であります。


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