狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

自分のアイデンティティを重んじ自尊心を高める事が自信・誇りとなり、ひとりで生きる強さとなる

2015-08-13 14:49:54 | 孤独・独立・自尊心
 私は現在46歳(2015年時点)で未婚であり独身である。また独り・孤独である事を全く苦に思わず、寂しいと感じる事も全く無い。一日中黙っていても全く苦にならない。私はその様な性格であり、その事が世間の中に在っては私のアイデンティティや個性となっており、世間一般の目からすると特異に見えているものと思う。
 世間一般的、特に日本に於いては、孤独という言葉の悪いイメージが定着してしまい、孤独であることがあたかも悪い事と思い込んでいる者達が多い。しかし私は逆に、孤独である事が値打ちの高いものであると思っている。
 世間一般の人達は、理由も無く思い込んでいる事が多い。孤独に関しても、「みんなが言っている事だから」という様な理由だけで悪く捉えている場合が殆どである様に思う。
 しかし孤独である事は自由であり、他から干渉される事も無い。自分で考えて自分で判断し、それを自分の言動に繋げるという様に、孤独は精神的な「自立」に繋がる。安易に人に頼らず、自分で解決出来る様になる。
 世間の多くの人達には理屈・理論が存在しないが、孤独であれば熟考する事で自分の内に理屈・理論が生まれ、それが自分の哲学となる
 世間の多くの人達は真実に興味が無く、ただただ周囲の反応を恐れ気にするあまりに周囲の人達と同じ事をして嫌われなければ良しとしているだけである。しかし、孤独であれば真実を追求する様になる事が出来る。
 また孤独は、黙想・祈り・悔い改めに繋がり、周囲・空気・雰囲気に流されず、自分の内側を見つめ、自分の精神・心を高める事が出来る
 その様に、孤独である事の方が自分自身のレベルを高くする事が出来、或いはその可能性を秘めているのである。
 次の本を読んだ。
 「新・シングルライフ」(著者:海老坂武氏、出版社:集英社、出版日:2000/05/22)
 本書は世間の中で寂しさを感じている人達向けに、著者自身の本著作時65歳に至るまで独身である事からのシングル者への共感を込めての自身の経験等からの参考文を書かれているが、私の場合は前述の様である為に、群れ・集団を嫌い世間からは一歩も二歩も身を引いている程である。
 自分自身の中には多様な独自性があると言う。私の内にも色々有る様に思う。しかし私は創造主によって自分に課された運命が存在し、それにより予め道が決められているものと思っている。その主に委ねて主に課された通りに進んで行くと「絶望」とは無縁になるのである。寂しさというのも自分の持っている希望が叶えられない事から生じてくる事の内の一つであり(例えば恋愛願望等・・・)、その様な自分の欲望を基にして自分勝手に希望や目標を持ったところで主が予め引いた路線からはみ出している為に、いつまで経っても叶う訳が無く絶望に繋がるのである。
 自分のアイデンティティを重んじる事は、自尊心を高める事である。孤独で自尊心が高いという事は、「独立自尊」の精神を持って自立している事となる。その事が自信・誇りに繋がりひとりで生きていける強さとなる訳である。

 「新・シングルライフ」(著者:海老坂武氏、出版社:集英社、出版日:2000/05/22)
「新・シングルライフ」(著者:海老坂武氏、出版社:集英社、出版日:2000/05/22)

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