狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

賢明なイランは原則に基づき「罠」への警戒を怠らない/Wise Iran is based on principle, and doesn't neglect precaution to "trap"

2019-12-21 01:12:19 | イラン2012~2019
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 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.


 
 
 
 

 出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」 
 







YouTube: #イラン大統領の訪日―協議名目の罠の再拒否
 2019/12/18

 以下、2019/12/19付・ParsToday日本「視点;イラン大統領の訪日―協議名目の罠を警戒」より (上のYouTubeの内容)

  イランのローハーニー大統領は、マレーシアを訪問した後、安倍首相の正式な招待により日本を訪問します。今回の訪日の最も重要な課題に、特に経済関係を初めとする日・イ関係の拡大が挙げられています。

  日本とイランの外交関係の歴史は90年を数えます。

  「我々は、日・イ外交関係樹立90周年に心から祝意を表明する」

  日本とイランの相互貿易は制裁前には盛んで、イランは日本が使用する原油を高い割合で供給してきました。現在はかなりの落ち込みが見られますが、、両国間の要人の往来や協議はこれまでどおり盛んに継続されています。イランのローハーニー大統領と日本の安倍首相の会談がこの数年で9回に上ることに加え、同首相はちょうど半年前の今年6月、2日間に渡りテヘランを訪問しました。これは日本の現職の首相としては実に41年ぶりのイラン訪問であり、トランプ大統領がイラン政府に向けてメッセージを送った後の出来事でした。

  トランプ米大統領;「彼らに協議の意向があるなら、我々も協議したい」

  日本がアメリカとイランの間を仲介するのでは、との憶測がなされていました。

  安倍首相はテヘランで;「日本として、緊張緩和のために全力を尽くし最大限の役割を果たしたい」

  多数の人々の間で、安倍首相の表明とそれに対するイランの然るべき回答が期待された訪問でした。しかし、アメリカとメッセージを交換するとの期待はきっぱりと拒否されました。

  イラン最高指導者;「トランプ米大統領の口から発せられる文言に対し、自分は一切メッセージを出さない。彼はメッセージを交換するに相応しい相手ではない」

  これは極めて短い表明ながら、大きな反響を呼びました。

  イラン最高指導者;「トランプ大統領には、どこの国が核兵器を保有すべきか、その是非を云々する資格はない」

  ここで、協議のオファーを出すに当たって完全に計算が狂ったアメリカがある行動を起こします。第一ステージが仕組まれたのは、物議をかもす疑惑の出来事でした。それは、オマーン海で発生した日本のタンカー1隻を含む複数のタンカーへの放火でした。

  次に、第2ステージが展開されます。アメリカとヨーロッパ諸国は、イランに矛先を向けて責任転嫁し、心理作戦を開始します。

  ポンペオ米国務長官; 「この攻撃は、ホルモズ海峡でのエネルギー輸送経路や船舶の自由な航行をかく乱するため、イランが引き起こしたものだ」

  当時のハント英外相;「この攻撃を実行できたのは、イラン以外にはありえない」

  イランに責任を転嫁する作戦は、緊張とひとつの戦争を開始する舞台を演出するためのものです。

  しかし、このシナリオも最終的にはいつものように失敗に終わりました。安倍首相は完全に手ぶらとは言わないまでも、メッセージ1つを携えただけで帰国の途に着きます。

  安倍首相;「テヘランで、イラン最高指導者と会談した。最高指導者は、イランが核兵器を製造せず、保有も、使用もしないことを強調しておられた」

  さて、テヘラン訪問から6ヶ月が経過した現在、安倍首相は国連総会で再び仲介役を担いました。

  安倍首相;「日本は、この地域での緊張緩和や安定の確立に向けて、恒常的な対話の実施により全面的な外交努力を行う所存だ」

  日本は当初、トランプ大統領の要請やペルシャ湾への自衛隊の派遣に反対していたものの、現在独立した形で地域に自衛隊を派遣することを考えているものと見られます。

  菅官房長官;「我々は、日本船舶の安全のために調査研究を目的とした自衛隊の中東派遣に加え、外交努力を増やすつもりだ」

  しかし、イランのローハーニー大統領がまもなく日本を訪問します。この訪問は、安倍首相が事前にある記者会見で発表していたもので、その中で国際社会が期待するところにも触れていました。

  安倍首相;「国際社会は、アメリカの同盟国であると同時にイランとも古くから良好な関係にある日本に対し、状況を制御するよう期待している」

  イランから見て、今回の大統領の訪日は両国間の良好な関係や核合意関連の議題に基づくものだとされています。しかし、日本のメディアの報道によれば、これは別の事柄に対する一種のゴーサインだとされています。今回の訪日が両国関係に基づくものだとして、ならばなぜ、「日本が本当にイランとの堅実な関係を望むなら、なぜアメリカに同調し、最初の段階の制裁に従ってイランからの原油輸入を停止するのか」、あるいは、「なぜペルシャ湾への自衛隊派遣というアメリカの要求に当初は反対しながらも、後になってこれを行なうのか」という疑問が浮上します。首脳会談が日本側の言うとおり、イランとアメリカの対立解消に向けた努力であるなら、半年前の会談でイランが取ったはっきりした態度と、アメリカの制裁の全廃について何度も強調したイランの立場は、日本にとっての最後通牒だったと言えるのではないでしょうか。

  ローハーニー大統領、;「米が違法かつ誤った圧政的な制裁というテロをやめるなら、即時6カ国レベルでの協議に応じる」

  しかし、数時間にわたるこの訪問でのイランの回答は、やはりこれまでどおりの原則に基づく、アメリカの過剰な要求への抵抗ということになるでしょう。協議をちらつかせつつ罠を仕掛けるような、その手には乗らないという類のものになるのではないでしょうか。

 (以上、2019/12/19付・ParsToday日本「視点;イラン大統領の訪日―協議名目の罠を警戒」より)

 賢明なイランは原則に基づき「罠」に対する警戒を怠らない
  Wise Iran is based on principle, and doesn't neglect precaution to "trap"


 賢明なイランは、プリンシプル(原理原則)に基づいて、警戒を怠る事は無い。

 上に掲載した「罠」は、イランと日本との会談の中で、日本を通してアメリカが「欲望」と欺瞞を含んだ提案をして来る可能性が有る事を指摘しているのであろう。

 日頃から周囲をアメリカ軍に囲まれており、イランの防衛軍は気が休まる事が無く、常に緊張状態に在る。

 イランは米国から圧力を掛けられようとも、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)に加盟するヨーロッパ諸国からミサイルについて叩かれて抑えられそうになろうとも、「自然権」として生まれながらに誰もが持っている自衛する権利の為に、防衛力を高める事を怠らない。

 イランは、今まで侵略した事は一度も無い。あのイラン・イラク戦争にしても、欧米の大国が揃って支援したサダム・フセイン軍の侵略に対する「抵抗」を行ったまでである。侵略に対する「自衛戦争」を行うのは、当然の事である。

 ロシアが、北方領土の返還に否定的である。ロシアは、北方領土を返還した場合、日本と同盟関係に在る米国がそこにミサイルを置く事を警戒しているからである。このロシアの用心は、当然と言える。

 日本は周囲を海に囲まれ、移民や難民も簡単には入国する事が出来ず、陸続きに比べれば安全と言える。そういう地理的、地政学的な面からも、日本は「平和ボケ」しやすくなっている。

 その平和ボケした日本人達は、諸外国に対しての警戒心が薄い。自身が性善説に立っているが故に、ロシアも日本人は皆いい人ばかりであると信じてもらえるものと思い込み、それ故に北方領土を返してもらえると安易に考える。しかし、その日本人の考えは「甘い」。

 その「甘さ」故に、憲法改正についても「No」と言う輩共が多い事となっている。自身の警戒心の低さが、その「甘さ」に繋がっている。

 日本人は「農耕の民」と言われる。一方の欧米の白人達は「狩猟の民」と言われる。

 農耕の民は、コツコツと汗水垂らして努力し、田んぼや畑を耕し生産する。

 一方の狩猟の民は、汗水垂らす苦労もせずに、「罠」を仕掛けて獲物を得ようとする。

 ウブな世間知らず、ならぬ世界知らずの日本人は、その白人の連中の仕掛ける「罠」に掛かる。ハリウッドに出て来る様な、白人の笑顔に騙されるのである。

 欧米の白人、そして偽イスラエルの白人の輩共は、二枚舌を駆使して接近して来る。

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 引用文献
  ・2019/12/19付・ParsToday日本:「視点;イラン大統領の訪日―協議名目の罠を警戒」



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