(2017/08/11付:追記)
先月7月28日、稲田朋美防衛相(当時)が辞任された。稲田氏に何も問題は無く、全く悪く無かったと思われるが、安倍政権の存続・継続と、世論の支持率回復の為の早期幕引きを図ろうとし、自らを犠牲にされたものと思われる。
稲田氏はクリスチャンであり、愛国者であり、正しい歴史認識をお持ちであり、常に日本の国益を考えておられた。
退庁される際、記者団に心境を問われ、「空ですね、空」とだけ語り、「その心は」と続けた質問には答えられなかった。南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣施設隊日々報告の隠蔽疑惑問題が、実際には、左翼・マスコミによって捏造され野党がそれを利用した、中身が空っぽのテーマ、架空のトピック、虚空の話題である事を言いたかったのではないかと思われる。更に、疑惑に対する質疑で国会審議が「空転」、そして反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導・印象操作により作られた「空気」の事も、意味として含んでいたのではないかと思われる。
この問題に関しては保守系とされる産経新聞、及び産経系列も、稲田氏を批判している。しかし、一般的迎合親米保守に対しての逆説的な捉え方が出来、世界の裏側を見抜く元ウクライナ兼モルドバ大使で防衛大学校の教授も務められた馬渕睦夫氏は、産経をはじめとした保守系の論客の批判する論述に反論している。この事は後に記す。
共同通信編集委員・橋詰邦弘氏によると、
「陸上自衛隊に日報が残っていた事実を公表しなかった問題は、『背広組』と呼ばれる防衛官僚、『制服組』といわれる自衛隊の根深い確執が根底にあることは容易に想像がつく。
引責辞任した稲田氏は、非公表決定に関わっていないと繰り返した。隠蔽加担という火の粉を振り払おうとしたのだろうが、関与を否定する危うさを分かっていたのか。その言葉は、実力組織を統制する文民の防衛相のあずかり知らぬところで意思決定がまかり通る、この国のシビリアンコントロールが死語になり果てたことを意味しているのだ。」
次に、元航空自衛官で評論家、軍事ジャーナリストの潮匡人氏によると、
「平成29年2月16日、事務次官は、陸幕長等に対し、陸自に存在する本件日報は個人データであるとの認識により、当該日報の取扱いについて、防衛省として本件日報を公表していることから、情報公開法上は問題ないとし、対外説明する必要はないとする旨の対外説明方針を示した。
特別防衛監察の結果について (防衛省ホームページより)
この『情報公開法上は問題ない』との判断が批判されたが、当を得ない。なぜなら、なかで『戦闘』と明記され、問題視された当該『日報』は、一部が黒塗りになっていたとはいえ、すでに(2月6日)公開されていたからである。
河野太郎衆院議員のブログを借りよう。
防衛省は、見つかった日報が個人の文書だと考え、特に発表の必要がないと考えた。
しかし、日報に関してはそれまでいろいろとあったわけだから、自分たちで判断するだけではなく、内閣府の公文書課や国立公文書館に、きちんとした判断を仰ぐべきだった。それがこの騒動の本質ではないか。
こうした説明もなく、あたかも日報を隠蔽する決定が行われたかのような報道は、間違っていないか。
河野太郎ブログ『ごまめの歯ぎしり』
その通り。公開済『日報』の電子データが見つかった、というだけ。すでに『公開』したものを『隠蔽』するなど、技術的にも不可能である。」
「もともと『用済み後破棄』されるべき日報である。ポレミック(論争的)に言えば、用が済んだにもかかわらず、そのデータが『破棄』されず、“保管”されていたという“問題”にすぎない。
さらに言えば、マスコミは『保管されていた』と報じたが、いったん陸自の指揮システムにアップロードされたものを、誰かがどこかで閲覧(ダウンロード)すれば、ほぼ自動的にそうした状態が発生してしまう。
単に、それだけの話である。もともと、大騒ぎするような話ではなかった。だが、他ならぬ防衛省が自ら火に油を注いだ。稲田大臣が特別防衛監察を命じ、今日に至る結果を自ら招いた。」
「今回、最も真相に迫った報道を続けたフジテレビは7月28日午前のニュース番組でメモの存在を改めて指摘しながら『真相を明らかにしませんでした』と監察結果を断罪した。
日本テレビの番組でも政治部長が『稲田大臣が関わったわけではないと結論付けたわけではない』と解説した。TBSも『曖昧な表現にとどめた』と報じ、テレビ朝日も『保管の事実は(稲田大臣に)伝えていたことがANNの取材でわかっています』と明言し『十分に解明されていません』と監察結果を批判した。NHK総合テレビも正午のニュースで『解明できない点も残りました』と報じた。
他方、稲田大臣は辞任表明会見で『私への報告がなかった』と明言、監察結果を“錦の御旗”に掲げながら、『隠蔽了承、そのような事実はない』と断言した。フジテレビが報じたメモについても、『しかしながら、私の認識を覆す報告は一切なかったと承知しております』との表現で、報じられた事実関係を全否定した。
もし、稲田大臣が真実を語ったとすれば、これまで全マスコミが誤報を繰り返したことになる。ひとり大臣を除き、防衛省・陸上自衛隊の主要幹部らがウソをついたことになる。あろうことか、メモまで捏造(ねつぞう)し、大臣を陥れたことになってしまう。
真実はひとつ。大臣への報告はあった。監察結果のとおり『日報データの存在を示す書面を用いた報告』はなかったとしても、大臣室における口頭での報告は複数回あった。そうとしか考えられない。同時に、稲田会見もまた真実を語ったとすれば、大臣は複数回にわたる口頭報告の中身を正しく理解できなかった。そういうことになろう。いずれにせよ『自衛隊の隊務を統括する』(自衛隊法第8条)防衛大臣がすべての責任を負う。その大臣が部下に責任を転嫁するなど、あり得ない。
この1年間で、防衛省・自衛隊が失ったものは大きい。次の防衛大臣が背負う責任は重大かつ深刻である。」
月刊「Hanada」編集長の花田紀凱氏によると、
「『日報問題』とは何か、何が問題なのかを正確に理解している人はどれだけいるだろう。
岩田清文前陸上幕僚長がこう語っている(月刊『Hanada』8月号)。
『ここが最も理解されていないのではないかと思いますが、この日報は運用上、秘密扱いでも何でもなく、誰が扱っても構わない、むしろ共有されるべきものだという点です』
『それぞれ関係する幕僚たちも業務上、パソコン上に保管し、折に触れて参照している。秘密文書のように厳密に登録手続きをして管理しているものではないので、仮に『破棄しろ』と言っても、データを持っている全員が一〇〇パーセント確実に破棄しきれるものではない』
だから一度破棄したと言ったものが(誰かのパソコンから)出てきたからといって何の問題もない。
しかも、この日報、2月6日に機密部分以外すべて公開されていて誰でも読める。「2月15日の会議で隠蔽」もへったくれもないのだ。
稲田大臣の辞任、朝日を中心とする安倍倒閣運動に利用されたと言うべきで、週刊誌なら、このへんのところを衝(つ)いてほしい。」
そして最後に、前述の馬渕睦夫氏によると、
稲田氏は何の問題も無く、悪く無いと言う事である。稲田氏の持つ世界観、正しい歴史認識、大東亜戦争史観、価値観と異なり、東京裁判史観を持ち防衛省内で出世している者達による、内部リークによる「クーデター」の可能性を指摘している。またフジテレビがメモを追求していた事や、同じグループの保守系とされる産経新聞も稲田氏批判に陥っている事について、フジテレビについては言うに及ばず勿論の事、産経新聞もグローバリズムの論調であると切り捨てておられる。また、防衛省内部にも、スパイや外国勢力と繋がる者達が存在する事を指摘される。外務省のチャイナスクールや財務省をはじめとする他の省庁や官僚と同じく、防衛省も侵食されていると言う。
その様な事は、戦前にも存在した。戦後、「海軍善玉・陸軍悪玉論」を映画やドラマ等でマスコミは国民を洗脳して来たが、実際は「陸軍善玉・海軍悪玉」であった。勿論例外として、当時の政府と軍中央部の不拡大政策に反して拡大政策を取り満州事変を自ら起こした石原莞爾・陸軍中将(最終階級)と関東軍は悪玉である。石原氏は東條英機首相(当時)と対立して暗殺計画を企て、東京裁判では被告とされなかった。山本五十六氏は戦後に美化されているが、実はフリーメーソンであり、且つアメリカのスパイとして働き、米国との戦争に導いた。そしてその後、山本氏は実は生存し、米国に協力者として守られながら余生を過ごしたとも言われている。
(2017/08/11付・追記)
追伸
それにしても、稲田氏はいつも黒縁メガネを掛けてせっかくの美貌をわざと悪く見せられていた様であったが、時折、ゴールドやシルバーのフレームメガネを掛けたり、或いはメガネ無しでラメの入ったアイシャドーをされている事も有った。果たして何かメッセージを伝えられていたのだろうか……。「その心は?」
本ブログ過去の関連記事
・2014/12/06付:「山本五十六氏はアメリカのスパイ・フリーメイソン、そして『海軍悪玉』」
・2015/07/20付:「安倍首相に存する吉田松陰の心・・・『至誠』『真心』による安保関連法案と悲願の憲法改正へ」
・2015/07/26付:「安保関連法は日本の自立・独立へのステップ:イルミナティ・フリーメーソンの宣伝機関マスコミの甘言の罠」
・2017/04/27付:「『約束の日 安倍晋三試論』を読む・・・官僚との闘い、挫折、そして復活した現在、高い理念と志を基に長期安定政権の中、美しい国創設と憲法改正実現の向こうにある国家独立に向け前進する」
・2017/04/27付:「高い志と理念を胸に、無私・至誠・真心を持ち、戦後体制からの脱却と日本国独立を目指す安倍晋三首相・・・『新しい国へ 美しい国へ 完全版』を読む」
・2017/07/22付:「マスコミの作る『一時のブーム』に洗脳・煽動されて踊らされた世間の大衆による日米内閣の支持率低下・・・時が過ぎればまた直ぐ上昇、世論調査を疑え!」
・2017/07/23付:「マスコミを疑い批判しておきながら反日メディアの安倍内閣打倒運動に同調する一部のネット・ジャーナリズムの矛盾・・・倒閣運動に動じる事無く政権を維持し憲法改正に向け前進」
・2017/07/23付:「『継続は力なり』、安倍政権の継続が日本の国力となる・・・反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導により作られた『空気』に煽られ乗せられ流される世間の『一時的なブーム』」
・2017/08/09付:「反日主流メディアがカットし報道しなかった前愛媛県知事・加戸守行氏の答弁:マスコミが作った加計学園疑惑(1)・・・反安倍内閣の見出し・論調・識者を集め載せる朝日・毎日・東京・神戸新聞・地上波テレビは汚い」
・2017/08/09付:「『小さき者』の私は『虎の威を借る狐』となり安倍晋三首相・安倍内閣を支持する(1)・・・『聖書』を根拠・規準とする宇野正美氏『国会は喜劇劇場』、前愛媛県知事・加戸氏『虎の威を・・・・・・強行突破』
引用文献
・2017/07/29付・神戸新聞朝刊:「疑惑置き去り 笑顔で退場 稲田氏 心境問われ『空です、空』 『文民統制 危険な状態』識者」
・2017/07/29付・iRONNA:「なんにせよ稲田氏の辞任は遅すぎた」~「『稲田大臣への報告はあった』日報問題の真実はそれしかない」
・2017/07/30付・神戸新聞朝刊(共同通信):「政流考 内閣支持率急落 得意分野で足すくわれる」
・2017/07/30付・産経新聞:「【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈628〉】稲田朋美防衛相辞任 つくべき点をついていない週刊誌」
参考動画
YouTube: 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第58回「テーマ:稲田防衛大臣辞任騒動の陥穽」
YouTube: 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第56回 テーマ:「マスゴミ化するマスコミと民主主義」
YouTube: 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第57回「テーマ:続・マスゴミ化したマスコミ」
先月7月28日、稲田朋美防衛相(当時)が辞任された。稲田氏に何も問題は無く、全く悪く無かったと思われるが、安倍政権の存続・継続と、世論の支持率回復の為の早期幕引きを図ろうとし、自らを犠牲にされたものと思われる。
稲田氏はクリスチャンであり、愛国者であり、正しい歴史認識をお持ちであり、常に日本の国益を考えておられた。
退庁される際、記者団に心境を問われ、「空ですね、空」とだけ語り、「その心は」と続けた質問には答えられなかった。南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣施設隊日々報告の隠蔽疑惑問題が、実際には、左翼・マスコミによって捏造され野党がそれを利用した、中身が空っぽのテーマ、架空のトピック、虚空の話題である事を言いたかったのではないかと思われる。更に、疑惑に対する質疑で国会審議が「空転」、そして反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導・印象操作により作られた「空気」の事も、意味として含んでいたのではないかと思われる。
この問題に関しては保守系とされる産経新聞、及び産経系列も、稲田氏を批判している。しかし、一般的迎合親米保守に対しての逆説的な捉え方が出来、世界の裏側を見抜く元ウクライナ兼モルドバ大使で防衛大学校の教授も務められた馬渕睦夫氏は、産経をはじめとした保守系の論客の批判する論述に反論している。この事は後に記す。
共同通信編集委員・橋詰邦弘氏によると、
「陸上自衛隊に日報が残っていた事実を公表しなかった問題は、『背広組』と呼ばれる防衛官僚、『制服組』といわれる自衛隊の根深い確執が根底にあることは容易に想像がつく。
引責辞任した稲田氏は、非公表決定に関わっていないと繰り返した。隠蔽加担という火の粉を振り払おうとしたのだろうが、関与を否定する危うさを分かっていたのか。その言葉は、実力組織を統制する文民の防衛相のあずかり知らぬところで意思決定がまかり通る、この国のシビリアンコントロールが死語になり果てたことを意味しているのだ。」
次に、元航空自衛官で評論家、軍事ジャーナリストの潮匡人氏によると、
「平成29年2月16日、事務次官は、陸幕長等に対し、陸自に存在する本件日報は個人データであるとの認識により、当該日報の取扱いについて、防衛省として本件日報を公表していることから、情報公開法上は問題ないとし、対外説明する必要はないとする旨の対外説明方針を示した。
特別防衛監察の結果について (防衛省ホームページより)
この『情報公開法上は問題ない』との判断が批判されたが、当を得ない。なぜなら、なかで『戦闘』と明記され、問題視された当該『日報』は、一部が黒塗りになっていたとはいえ、すでに(2月6日)公開されていたからである。
河野太郎衆院議員のブログを借りよう。
防衛省は、見つかった日報が個人の文書だと考え、特に発表の必要がないと考えた。
しかし、日報に関してはそれまでいろいろとあったわけだから、自分たちで判断するだけではなく、内閣府の公文書課や国立公文書館に、きちんとした判断を仰ぐべきだった。それがこの騒動の本質ではないか。
こうした説明もなく、あたかも日報を隠蔽する決定が行われたかのような報道は、間違っていないか。
河野太郎ブログ『ごまめの歯ぎしり』
その通り。公開済『日報』の電子データが見つかった、というだけ。すでに『公開』したものを『隠蔽』するなど、技術的にも不可能である。」
「もともと『用済み後破棄』されるべき日報である。ポレミック(論争的)に言えば、用が済んだにもかかわらず、そのデータが『破棄』されず、“保管”されていたという“問題”にすぎない。
さらに言えば、マスコミは『保管されていた』と報じたが、いったん陸自の指揮システムにアップロードされたものを、誰かがどこかで閲覧(ダウンロード)すれば、ほぼ自動的にそうした状態が発生してしまう。
単に、それだけの話である。もともと、大騒ぎするような話ではなかった。だが、他ならぬ防衛省が自ら火に油を注いだ。稲田大臣が特別防衛監察を命じ、今日に至る結果を自ら招いた。」
「今回、最も真相に迫った報道を続けたフジテレビは7月28日午前のニュース番組でメモの存在を改めて指摘しながら『真相を明らかにしませんでした』と監察結果を断罪した。
日本テレビの番組でも政治部長が『稲田大臣が関わったわけではないと結論付けたわけではない』と解説した。TBSも『曖昧な表現にとどめた』と報じ、テレビ朝日も『保管の事実は(稲田大臣に)伝えていたことがANNの取材でわかっています』と明言し『十分に解明されていません』と監察結果を批判した。NHK総合テレビも正午のニュースで『解明できない点も残りました』と報じた。
他方、稲田大臣は辞任表明会見で『私への報告がなかった』と明言、監察結果を“錦の御旗”に掲げながら、『隠蔽了承、そのような事実はない』と断言した。フジテレビが報じたメモについても、『しかしながら、私の認識を覆す報告は一切なかったと承知しております』との表現で、報じられた事実関係を全否定した。
もし、稲田大臣が真実を語ったとすれば、これまで全マスコミが誤報を繰り返したことになる。ひとり大臣を除き、防衛省・陸上自衛隊の主要幹部らがウソをついたことになる。あろうことか、メモまで捏造(ねつぞう)し、大臣を陥れたことになってしまう。
真実はひとつ。大臣への報告はあった。監察結果のとおり『日報データの存在を示す書面を用いた報告』はなかったとしても、大臣室における口頭での報告は複数回あった。そうとしか考えられない。同時に、稲田会見もまた真実を語ったとすれば、大臣は複数回にわたる口頭報告の中身を正しく理解できなかった。そういうことになろう。いずれにせよ『自衛隊の隊務を統括する』(自衛隊法第8条)防衛大臣がすべての責任を負う。その大臣が部下に責任を転嫁するなど、あり得ない。
この1年間で、防衛省・自衛隊が失ったものは大きい。次の防衛大臣が背負う責任は重大かつ深刻である。」
月刊「Hanada」編集長の花田紀凱氏によると、
「『日報問題』とは何か、何が問題なのかを正確に理解している人はどれだけいるだろう。
岩田清文前陸上幕僚長がこう語っている(月刊『Hanada』8月号)。
『ここが最も理解されていないのではないかと思いますが、この日報は運用上、秘密扱いでも何でもなく、誰が扱っても構わない、むしろ共有されるべきものだという点です』
『それぞれ関係する幕僚たちも業務上、パソコン上に保管し、折に触れて参照している。秘密文書のように厳密に登録手続きをして管理しているものではないので、仮に『破棄しろ』と言っても、データを持っている全員が一〇〇パーセント確実に破棄しきれるものではない』
だから一度破棄したと言ったものが(誰かのパソコンから)出てきたからといって何の問題もない。
しかも、この日報、2月6日に機密部分以外すべて公開されていて誰でも読める。「2月15日の会議で隠蔽」もへったくれもないのだ。
稲田大臣の辞任、朝日を中心とする安倍倒閣運動に利用されたと言うべきで、週刊誌なら、このへんのところを衝(つ)いてほしい。」
そして最後に、前述の馬渕睦夫氏によると、
稲田氏は何の問題も無く、悪く無いと言う事である。稲田氏の持つ世界観、正しい歴史認識、大東亜戦争史観、価値観と異なり、東京裁判史観を持ち防衛省内で出世している者達による、内部リークによる「クーデター」の可能性を指摘している。またフジテレビがメモを追求していた事や、同じグループの保守系とされる産経新聞も稲田氏批判に陥っている事について、フジテレビについては言うに及ばず勿論の事、産経新聞もグローバリズムの論調であると切り捨てておられる。また、防衛省内部にも、スパイや外国勢力と繋がる者達が存在する事を指摘される。外務省のチャイナスクールや財務省をはじめとする他の省庁や官僚と同じく、防衛省も侵食されていると言う。
その様な事は、戦前にも存在した。戦後、「海軍善玉・陸軍悪玉論」を映画やドラマ等でマスコミは国民を洗脳して来たが、実際は「陸軍善玉・海軍悪玉」であった。勿論例外として、当時の政府と軍中央部の不拡大政策に反して拡大政策を取り満州事変を自ら起こした石原莞爾・陸軍中将(最終階級)と関東軍は悪玉である。石原氏は東條英機首相(当時)と対立して暗殺計画を企て、東京裁判では被告とされなかった。山本五十六氏は戦後に美化されているが、実はフリーメーソンであり、且つアメリカのスパイとして働き、米国との戦争に導いた。そしてその後、山本氏は実は生存し、米国に協力者として守られながら余生を過ごしたとも言われている。
(2017/08/11付・追記)
追伸
それにしても、稲田氏はいつも黒縁メガネを掛けてせっかくの美貌をわざと悪く見せられていた様であったが、時折、ゴールドやシルバーのフレームメガネを掛けたり、或いはメガネ無しでラメの入ったアイシャドーをされている事も有った。果たして何かメッセージを伝えられていたのだろうか……。「その心は?」
本ブログ過去の関連記事
・2014/12/06付:「山本五十六氏はアメリカのスパイ・フリーメイソン、そして『海軍悪玉』」
・2015/07/20付:「安倍首相に存する吉田松陰の心・・・『至誠』『真心』による安保関連法案と悲願の憲法改正へ」
・2015/07/26付:「安保関連法は日本の自立・独立へのステップ:イルミナティ・フリーメーソンの宣伝機関マスコミの甘言の罠」
・2017/04/27付:「『約束の日 安倍晋三試論』を読む・・・官僚との闘い、挫折、そして復活した現在、高い理念と志を基に長期安定政権の中、美しい国創設と憲法改正実現の向こうにある国家独立に向け前進する」
・2017/04/27付:「高い志と理念を胸に、無私・至誠・真心を持ち、戦後体制からの脱却と日本国独立を目指す安倍晋三首相・・・『新しい国へ 美しい国へ 完全版』を読む」
・2017/07/22付:「マスコミの作る『一時のブーム』に洗脳・煽動されて踊らされた世間の大衆による日米内閣の支持率低下・・・時が過ぎればまた直ぐ上昇、世論調査を疑え!」
・2017/07/23付:「マスコミを疑い批判しておきながら反日メディアの安倍内閣打倒運動に同調する一部のネット・ジャーナリズムの矛盾・・・倒閣運動に動じる事無く政権を維持し憲法改正に向け前進」
・2017/07/23付:「『継続は力なり』、安倍政権の継続が日本の国力となる・・・反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導により作られた『空気』に煽られ乗せられ流される世間の『一時的なブーム』」
・2017/08/09付:「反日主流メディアがカットし報道しなかった前愛媛県知事・加戸守行氏の答弁:マスコミが作った加計学園疑惑(1)・・・反安倍内閣の見出し・論調・識者を集め載せる朝日・毎日・東京・神戸新聞・地上波テレビは汚い」
・2017/08/09付:「『小さき者』の私は『虎の威を借る狐』となり安倍晋三首相・安倍内閣を支持する(1)・・・『聖書』を根拠・規準とする宇野正美氏『国会は喜劇劇場』、前愛媛県知事・加戸氏『虎の威を・・・・・・強行突破』
引用文献
・2017/07/29付・神戸新聞朝刊:「疑惑置き去り 笑顔で退場 稲田氏 心境問われ『空です、空』 『文民統制 危険な状態』識者」
・2017/07/29付・iRONNA:「なんにせよ稲田氏の辞任は遅すぎた」~「『稲田大臣への報告はあった』日報問題の真実はそれしかない」
・2017/07/30付・神戸新聞朝刊(共同通信):「政流考 内閣支持率急落 得意分野で足すくわれる」
・2017/07/30付・産経新聞:「【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈628〉】稲田朋美防衛相辞任 つくべき点をついていない週刊誌」
参考動画
YouTube: 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第58回「テーマ:稲田防衛大臣辞任騒動の陥穽」
YouTube: 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第56回 テーマ:「マスゴミ化するマスコミと民主主義」
YouTube: 馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第57回「テーマ:続・マスゴミ化したマスコミ」
ばれてますよ?