どうしてこうなったのか知らないのだが、トランプ応援団の人たちが、バイデンとウクライナのポロシェンコ元大統領との癒着の構図の動画を発見した模様で、なにか地味に盛り上がっている。
UKRAINE RELEASES BOMBSHELL INFORMATION ON BIDEN TODAY! MIRROR THIS ASAP
https://youtu.be/hKDXVo-OKeQ?t=103
ウクライナの検察がバイデンのウクライナ国内での動向について会見をした最新は、6月だった。
この中で、電話の会話(盗聴というよりウクライナ当局の記録というべきか)が文字おこし付きで出ていていて、紛れもなく、ポロシェンコとバイデンがツーカーで、二人で仲よく、クーデターの後に、いやほんとやったやった、これは歴史的だと話し合い、その後トランプが出てきた時には、奴ら(トランプ政権)はわかってない、わかってないけど、犬と一緒でなんでも嗅ぎまわる、なんとかせな、みたいなことをバイデンが話している様子がありありだった。
これ。
Vice President Joe Biden and President of Ukraine Petro Poroshenko - the new audio recording.
20,293 回視聴•2020/06/23に公開済み
https://www.youtube.com/watch?v=8AIFlMnv0xA
20,293 回視聴•2020/06/23に公開済み
https://www.youtube.com/watch?v=8AIFlMnv0xA
これだけでも、十分に、クーデターがアメリカのプランであったことが丸わかりで、いいんだろうかこれで・・・というものだったわけだけど、アメリカでの広がりは鈍かった。
トランプ周辺も食いついているようないないような、だった。
そこから半年たって、またウクライナ検察が会見をしたようで、今度はyoutubeの動画のカウントを見るに2、3日で70万を超えてきているので、6月よりは遥かに注目されているね。twitter上ではもっとビューがある。
※ 動画は1年前の会見のものだそう。1年前でも内容に陳腐性はないけどね。
そして、そこらのコメントを見るに、多くの一般アメリカ人は2014年ウクライナで何があったのかマジでわかってなかったということなんだろうと思う。多分、そう。ウクライナに関しては、ロシアが悪い、ロシアが狂暴とかいうトーンでメディアが語って終わりにしたから。
こういう人なのよ。
いやしかし、それにしても、他国でクーデーターをやって、いやぁ、これは歴史的だ、ついにウクライナをthe Westの国にしたのだとバイデンが述べているところなんかは、歴史好きの人にとっても、とっても興味深いんじゃないの、など私は思う。

結局これは、ヤコブ・シフ以来の、ドイツユダヤの執念なんだろうな、というのが私の感想。そして、バイデンという民主党の中のエスタブリッシュメント議員が、その文脈でウクライナを語っている。ということは、アメリカの、あるいはthe Westの一角には、100年越しのプロジェクトとしてウクライナ、ベラルーシを引き離し、ロシアを解体するというプロジェクトが存在し、それが綿々と語り継がれてきた場があるという意味なのだろうと思ったわけですよ。
それがわかれば、
も無理はないし、
アメリカのエスタブリッシュメントの中に、第二次世界大戦という惨たらしい出来事に対する真摯な態度がまったくないことの理由もわかるというもの。
彼らにとっては、世界を我が物にすることが目標なのであって、戦争で人が死のうが生きようが、そんなことに関心を持ったことはない。ただそれだけ。
究極の少数者の利益のためのプロジェクトこそ1900年あたりからのアメリカというべきかもしれない。
ここらへんは、何度も書いてきたことなのだけど、なにせ、そんな理由があるのだから、バイデンとウクライナの問題をアメリカが全体として崩せなかったことには大きな理由があり、トランプもそこに踏み込めなかったって感じ。
■ 俺らのステート、俺らのマザーランド
だがしかし、アメリカという国の一人一人の市民が、ヤコブ・シフの妄念を忖度してやる必要はないわけですよ。
であるのなら、そんなことは知ったことではないが、他国でクーデターを起こして、ロシアという強国と核戦争も辞さず体制にもっていったバイデンは国を裏切る売国奴であるという評価があっても当然いい。最低でも、クーデターを白昼堂々やったことを米国民に知らせなかったことは裁かれていいに決まってる。
同様に、ウクライナの市民にとっても、アメリカだかドイツだかフランスだから知らないけど、the Westのエスタブリッシュメントのために忖度してやる必要は一切ない。俺たちの国、俺たちの土地はお前らのものじゃないと言ってよい。であれば、そうした外国人の取り組みの一端を、ウクライナの検察がばらしまくって、ウクライナの市民が聞けるのは大変良い。
■ どうやって運営するんだろう?
で、バイデンは大統領になったとして、どうやって政権運営するんですかね?
他国でのクーデターと殺害と泥棒の首班が、民主主義だの自由だの言ったって、笑われるのがオチでしょう。
もちろん、朝日新聞みたいなのが、へーこらへーこら、素晴らしい素晴らしいと書いて、紙面を埋めることは埋めるんだろうけど、多くの人がそんなにバカかというと、意外とそうでもないところはある。結局誰も本気にせず、ただもう面倒だから言わせておくと人々が思う、といった感じになるんでしょうか。
しかしそこで、例えばウクライナの誰かが何か言い出すとか、ベラルーシ当局が知ってること言い出す、みたいな光景が繰り広げられる可能性はある。ロシアはそれをじっと見てる。
それに対して、西側メディアは、常に常に、ロシアは嘘を言っている、ロシアは嘘を言っているみたいな基地外騒ぎを今後も続けるんでしょう。おびえる犯罪者のメンタリティーというべきか。こんなのが西側のリーダーとか、もう詰んでますがな、私ら。
■ オマケ
冒頭の動画に対して、アメ人が、なんで今ごろやるんだ、大統領選挙の前にやってくれ、とか書いている人がいるけど、いやだから、やってたんだよ(笑)。でも、一般人に届かなかったんですね、ほんとに。巨大メディアとITが言論統制してた意味はあった、その限りにおいて有効だった、というお話ですね。
そして、バイデンの息子の乱行にフォーカスを持って行ったトランプ陣営も、姑息だった。私はそう思ってた。全貌に行くと「まずい」、だけどバイデンがやばいことは表現したい、という細いロープの上を歩いてたのがトランプ陣営。
次には、ではチャイナで行こうとなって、ルパート・マードックのFoxが、チャイナ叩き路線ならOKした、みたいな感じだったと思う(ファイブ・アイズの統一路線)。だけど、それもまた、共和党の議員やビジネスマンも同罪なので、細いロープの上しか歩けない。
そうこうしているうちに、またまたウクライナが浮上。
どうなることか。
■ オマケ2
ウクライナのクーデターは暴力クーで、主たるプレーヤーはナチ後継軍団だったことも重要。写真を集めておこう。
アゾフ・バタリオンにはアメリカの軍事アドバイザーも入ってるし、議会はウクライナへの武器支援を大喜びで決議しまくった。アメリカごと関わって、暴力でウクライナをむしり取ったのが2014年の顛末なんですわ。ほんと、カッコ悪。

The US is arming and assisting neo-Nazis in Ukraine, while Congress debates prohibition
そうですよ、バチカンと一緒になってまずウクライナをモスクワから話して宗教的に独立させる、というのがプログラムされてました。
西方教会は1000年かかってウクライナを落としたつもりなんだと思います。ヒトラーみたいになってる気もしますが。