図説城下町江戸―古地図と古写真でよみがえる (歴史群像シリーズ)
学研マーケティング
歴史群像シリーズはたいてい面白く、かつ、コストパフォーマンスが非常にいい。
これもその一つで、しかしもう本屋さんでは買えないのかも・・・。2009年発行。
この本、古地図と古写真でおみがえる、とタイトルに入っているけど、メインのタイトルが城下町江 . . . 本文を読む
江戸三百藩まるごとデータブック (ものしりミニシリーズ)
人文社
友達の家にあったので時間つぶしに手にとって見たのが最初の出会い。
これは結構便利。いや、かなり便利。
各地域にある各藩の小さなまとめ(大名家の変遷、石高とか有名な事象等の手短なまとめ)が中心。1ページに4藩ぐらいの大きさが標準で、有名な藩は他にいろいろな記事が付く、 . . . 本文を読む
赤穂城断絶 [DVD]
東映ビデオ
ご存知、忠臣蔵。元禄赤穂事件を語る、ではない。元禄赤穂事件という意味では不足だが、忠臣蔵のエッセンスをということならこれは本当に素晴らしい一本。
視聴を終えると、思わず、お見事でござった、とか時代劇めいたことを言いたくなる、インパクトの強い作品。
歴史好きの私としては、このあたりの話は事細かに、 . . . 本文を読む
江戸城の宮廷政治 (講談社学術文庫)
講談社
サブタイトルは、
熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状
このサブタイ通り、細川忠興と忠利父子の往復書状を元に、江戸初期の幕府成立期にいかにして細川家がその波乱を乗り切ったのかの記録。
書状だけを連ねただけでなく、その当時の事象が丁寧に描かれていて、ドラマを見ているような感じがした。関が . . . 本文を読む
城下町時代MAP 関東編(仮)
新創社
PHP研究所
戦国関係の地図としては、図説戦国合戦地図集―決定版がすごくいい。使い勝手よし、移動中の読み物としてもよし。
が、それよりもさらに詳しく歩きたいという場合もあるし、戦の . . . 本文を読む
またまた日文研のサイトから。
「赤穂事件と『忠臣蔵』の世界」/笠谷和比古先生http://blskweb.nichibun.ac.jp/lapis/detail.do?id=255仮名手本忠臣蔵は、おかると勘平の恋物語と史実としての赤穂事件の、それぞれに展開を持つ2つのドラマが共鳴している。それぞれに話が進み、七段目で忠臣蔵の本筋に返している。まずもってこの構成が素晴らしい、というお話。講演は2 . . . 本文を読む
■井上章一桂離宮にエロスを読む
http://blskweb.nichibun.ac.jp/lapis/detail.do?id=67
2007年に日文研で行われた講演。
「つくられた桂離宮神話」(1997年)で述べられたところを敷衍しつつ、桂離宮にまつわるいろいろを、京都の人でなければ掘り起こせないポーズと雰囲気と諸々の小ネタで説き起こす。かなり面白い講演なのだが、実のところ中心的なところ . . . 本文を読む
関ヶ原合戦 家康の戦略と幕藩体制 (講談社学術文庫)
講談社
笠谷 和比古氏のこのご本は今では戦国理解、江戸初期理解の基本の一つみたいになっていると思うのだが、20世紀中に語られていた(先端の学者さんはともかく)ストーリー、理解の枠組みとは結構違っていた。
2003年の日文研における笠谷和比古氏の講演 . . . 本文を読む
NHK大河ドラマ「元禄繚乱」オリジナル・サウンドトラック
ビクターエンタテインメント
今日は中村勘三郎さんの本葬が築地本願寺で営まれた。 偶々休みだったので昼間ちょっとワイドショーを見たら、坂東三津五郎さんが弔辞を読んでらした。ほんとに辛い。 勘三郎さん最後の別れ 歌舞伎座・浅草…ゆかりの地巡る http://www.asah . . . 本文を読む
NHK大河ドラマ総集編DVD 元禄太平記アミューズ・ビデオ
中村勘三郎さんが亡くなって、ついには密葬が終わってしまった。
大の歌舞伎ファンの友人は、話すと悲しくなるから話せないの、といったまま、今に至るもあまり話そうとはしない。考えてみればアカの他人だというのに、こんなにも深く悲しいとは、とも言っていた。そういう役者さんだったなとしみじみ思う。
歌舞伎座で見た勘九郎、勘三郎も素晴らしかったけ . . . 本文を読む
週刊 江戸 2012年 1/3号 [分冊百科]
デアゴスティーニ・ジャパン
江戸時代に焦点を絞ったムック本シリーズ。
2010年から発売されていて、私もところどころ買っていたけれど昨年はいろいろ多忙だったからかすっかり後続がわからなくなっていた。
どうやら今年1月の101号で終了したご様子(『週刊江戸』ホームページ . . . 本文を読む
天災と復興の日本史
外川淳
東洋経済新報社
主要な災害、天長出羽地震、鎌倉地震、天正地震、慶長伏見地震等々の、災害の規模の科学的な記述ではなく、その後の政策とその取り組みの話。というより、しかしながら、歴史まめ知識みたいな記述で、本としての外見とのギャップに戸惑った。ただ、メジャーな地震がまとまっているという点は評価。 文献の出典等もないし、 . . . 本文を読む