2月18日(土)
便り来てまずは河津さくらから
気が付いたら不法投棄されていたバーベキューセットの釜がなくなっていた。誰かが拾っていってくれたのだ。こんなものどう始末しようかと案じていたのもののやれやれである。これぞ捨てる神あれば拾う神あり。デカくて厄介だった物体が消え失せて安堵する。この夏どこぞかの浜辺か山の中で活躍するだろう。アタシも捨てた衝動買いしたバーベキューセット。とうとう一度も使わずそのまま捨ててしまった。
部屋にいると目覚めるまで快く眠っていることにしている。ことにしているというだけで意識は眠っていても目覚めているようで死にはしない頃合いを見計らって目覚めるのだ。今朝は9時だった。
娘の愛が明日やってくる。少し見える範囲に掃除機をかける。隠して見えてない部分はそのまま。子どもが、ま、孫ですね。男子幼いのでアブナイものも整理する。特に下の子はあちらこちらと飛び回る。目が離せないのです。
半藤末利子というエッセイストを知る図書館。「夏目家の糠みそ」タイトルだ。糠みそで思わず手に取った。ここでもというか川上弘美も冬の間のぬか床は塩で蓋をしてあるとあった。アタシんちの糠みそは真冬も活躍している。蕪と胡瓜とセロリが静かに入っている。セロリが食べられなくて唯一食べられない野菜の一つだった。ぬか漬けにするとおいしい。平安時代から続いているという夏目家の糠みそはテレビにも出たらしい。ぬか床を作るは易しいこねるだけである。この糠みそ娘に渡すたびにこれまで4度は壊している。一度でも手を抜くと糠みそは反撃を開始する。その糠みそを明日4たび渡すのだ。当然また壊すことを考えていて次を作っている。アタシは父で会って母ではありませんましてやおばあちゃんでも。
所で半藤末利子というエッセイストは夏目漱石の孫だかひ孫だか親戚縁者でした。86歳になるようだ。しばらく読むことにする。アマゾンで500円ほどで手にできます。
ところで「七夜物語・川上弘美」をリクエストで借り出したのだけれど上下2巻、結構厚いんですな。でも読もう。好きだから川上弘美。ついでにリクエストで借り出した「大きな鳥にさらわれないよう」はどなたも読んでないらしくしおりが曲がったままページにしまわれておりました。真っ新ら。こういうのに出くわすとすごく嬉しい。
厨房メモ
大ぶりに切った大根人参牛蒡蒟蒻里芋、豚バラ肉をサラダ油でいためて豚汁を作る。だしはどさっと入れましょう。ストーブの上でことことに。また三日に延々と引き続くと嫌なので一番小さな鍋にする。半白みそ、おいしい。冬は一番。この頃塩分気にしていません。どうにかなってます。冷やしたエビス・バレンタインをいただくごちそうさま。