2月14日(木)
アオサギの足振るわせて餌を突き
暮れゆく一日の早いこと。何もせぬまま陽が落ちている。
ドア横の小さな名前を差し込んだプレートが気がつけばあまりに汚れていて流行りのセキス炭酸ソーダで磨いてみる。いわば表札だ。屋敷の入り口が汚れているというのはけしからん。気は持ちようキレイな方がいい。母子家庭も多いのでプレートに名を入れてないご家庭も随所に見受けられる。郵便受けも半分は名前を入れてないというのが我が住宅の表札事情ではありました。ときどき宅配便が確認のため来ることもある。やっかいな世情だ。
もう一つ用意しておかねばとプールの帰り100均に立ち寄りチャッカマンを手にしたら、使い切りガスライター・ニューエブリーと言う名だった。野外活動用と筒の短いのもあった。こんなのでたばこの火を付けたら鼻毛を焼くね。昔は100円では買うことができなかったような気がする。100円均と言う売り方ができたのはいつ頃か。
ドナー登録には年齢制限があって18歳から54歳まで。いつだったか久しぶりに献血しましょうと調べたら60越えたらダメでした。年寄りの血液は要はない。ですね。淋しい現実に直面させられたりして。
昔、セイちゃんと呼んでいた男。年は似たり寄ったり共に会社員でした。下落合にあった献血銀行の常連で小遣い稼ぎに献血していたのを覚えている。青白い男だった。顔は思い出せます。このころは血液は売れたのだった。いくらで売ってたんだろう。セイちゃん。まだご存命であられますかセイちゃん。
厨房メモ
18歳で白血病に襲われる人生も切ないです。不治の病ではないようだから大丈夫であろうとは信じつつ、毎日の挌闘を思うと切ないです。神さまは意地悪。そんな試練は要りませぬ。
がんばれ。
届かぬ声援ではありまする。
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