8月14日(金)
なりませぬお盆の海に入るのは
死者に足を引っ張られるとよく脅かされた。結構信じていて 子どもの頃はこわかった。
あまりの暑さに図書館で涼むし。馬追や玉虫マツムシキリギリス。図書館は快適な避暑地だ。新聞に目を通し本を返しかりてくる。不思議なのはリクエストが入っていて覚えのない書籍を差し出された。アタシは記憶にありません。お盆の怪談。リクエストしたとして何があったのだろうと不思議が先に立ち、薄い本だったので読んでみた。読みやすいもののつまらない本だった。ぜったいアタシャリクエストしていません。行けば必ず新聞を読んでいるオオキイさんを見るのだがこの頃見かけない。どうした、
新幹線N700系が止まっていた。鉄道オタクではないのでくわしくは知らない。日本車輌の工場も盆休みだろう。
お盆だお盆だおぼんだあ、とアタシャまったく関係がないのにお昼ご飯を作りつつプラチナダブルのプルトップを押し込む。一缶くらいではただの麦っぽいジュースでした。一応今日明日とお休み。
お盆に入ってプールが休みになってるので困るのです。
本宮山に登っていた頃は途中小さな川があって茄子に割り箸を差し込んだ馬などが欄干に並べられてあるのをよく見たものだけれど佐奈川は背丈ほどにもなる夏草が生い茂っていてそんな情緒はみじんもありません。ある年には毎日登山をしていたほどの本宮山も今は見るだけとても登る気にはなりません。自分の山のようにしてよく登っていたものだ。ご苦労さんでした。
高校の恩師・国語 タクロー先生から薄い冊子が届く。95才になられたようだ。何が書いてあるというものでもなく身辺雑記と言った風な冊子だった。奥様を先に旅立たれている。隣町の郷土文芸、詩の応募をしたら入選してしまい授業を抜け出して表彰式に出むいたときがこの先生の授業の時だった。60年たった今、その郷土文芸の選者となっている不思議な因縁。このときの選者は丸山薫だった。同級生のだれもそれもがなくなっている。思えば遠くへ来たものだ。印刷所がイシグロ印刷。おやまあ。
スーパーヤマトへ行ってマスクをしてなかった自分に気付く。辺りを見たら皆さんマスクを付けていた。ひとり犯罪者の気持ちに陥る。
朝から昼から夜からクーラーバンバンでごろごろしている。さっきも寝ながらアマゾンプライムビデオを観ていたのだが途中でうつらうつらしていてさっぱりストーリーが分からないまま終わってしまっていた。無益な時間というのはこうしたものだろうなあ。足の爪でも切ってればいいのに。夜爪を切ると親の死に目に会えない とよく言われた。具体的に誰に言われたのかは分からない。親はさっさと死んでしまい夜爪を切ってもはばかるものがない。というのも悲しい。
死んだあと娘の子どもが見たら喜ぶかと 新幹線まるわかりBOOK をネットでポチる。いや、アタシが手元に置いて読みたいのでした。
厨房メモ。
コロナ禍で各地のイベントはこなごなになっている。経済効果は落ち込むだろうなあ。阿波踊りは空に向けた手に色香をおぼえるのでありました。