器用な後ろ足

ねこは前足が人間ほど器用ではない。
箸を持ったり、布団を片付けたりはできない。
その代わり、なのかどうかはわからないが後ろ足が結構器用だ。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あー鼻がかいー。






人間が足で鼻の穴を掻いているところを想像してほしい。
絶対無理！！
ねこに比べて足の指が太いとか、爪が伸び縮みしないとかいろいろ理由はあるだろうが、
そもそも、足が鼻に難なくつく人ってどれだけいるだろうか。
さらに、あのとんがった爪で小さな小さな鼻の穴を掻くなんて、ウルトラＣ級の技だ。
しかも、ちゃんと2本だけ爪を出して、他の所を引っ掻かない様に調節している。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほれ、ちょいちょいっとな。　（カイカイ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｒ）コト、器用だね～。　カンシン





そして、鼻を掻いた後は、





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　味見味見…。　（ペロ






幼児にありがちな鼻水食べる攻撃！！
ブルータス！お前もか！！
まぁ、鼻水なめるくらいじゃもう驚かないけど。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふむ、異常なし！　（ペロリ






でも、実は前足も意外と器用なのだ。
カリカリの粒位なら簡単に手のひら（にくにゅう）にのせて皿から出して、
そのまま口へ運んだりする。
大概途中で床に落とすけど。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただひとつ気になるのは…






前後肢ともに器用に使う割りに、朝飼い主を起こすときに『手加減』というものが感じられない。
ねこ砂をざっくざっくかく要領で、思いっきり頬をひっぱたかれる。
それも毎日、毎朝！！
２・３回目で起きないとだんだん爪が出てきて痛さが倍増する仕組み(´；ω；`)。
最近流行の面白目覚ましに勝るとも劣らない巧妙な作りだ。





　　　　　　　　　　　　　　　ちょーっと、食事量が足りないみたい。　（チラッ






カリカリ１粒多くしてあげるからもうちょっとやさしく起こしてくれるかな？
土日は時間を1時間遅くしてくれるかな？

聞き入れられないと分かっていながら、懲りずに毎朝お願いしてみる私。













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