雨の日に拾われた猫の話

2006年初夏、しとしと降る雨の夜に拾われた二匹の子猫。
リツとコトと名付けられOL一人との同居生活が始まった。

ねこの催促

2010-04-24 23:07:14 | リツコト
土曜の遅い朝。
1週間で一番好きな時間。





          おそよー。            おきた?






パンをかじりながらサラダを作り、お茶を飲む。
ダイニングテーブルでのーんびりゆーったり芽吹き始めた庭を見ながら。





           てゆーか、コトのごはんは?      おれのも!

                  さっき終わったでしょ…。





のんびりした時間を過ごしたくても、目の前でリツコトがごはんへの熱意を燃えたぎらせ
ているため、どうものんびりした気持ちになれない。





               まだ足りない。    食べたっけ??






目を離した隙に、コトに焼き立ての食パンをかじられたり、リツにヨーグルトを
なめとられたりするので、なんとなく戦場の雰囲気が漂ってしまうのだ。





           もっと食べたい。

                                   おれもー!





もうちょっと経って、リツコトのお腹の中のごはんが水分で膨らんでくると
この食うか食われるか的な緊張感は薄れ、てれーんとした普段の空気が戻ってくる。
それまで、もうちょっとの辛抱だ。















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