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猫の事、世の中の事、歌の事、ソプラノ歌手のつれづれ

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今日はコンサート

2013-10-25 23:06:53 | 音楽、芸術
今日は定期訪問コンサートで、また約1時間歌って来ました。
昨日は整形外科で、首凝りを緩和する注射を打って貰ったので、朝から目覚めも良く、今日は大丈夫だろう!と思って出掛けました。

台風の影響で、札幌もかなりの雨で、午前中は風も酷かったけど、夕方には風は止んでいました。

冬は暖房で乾燥が酷くて、お水を飲みながらでも喉が渇いて、大丈夫だ!と思ったよりは、コントロールがちょっと大変でした。

一曲歌い終わる度に、「上手いねぇ!」「有り難うございます!」「今度私の家に来て!」とか言われて、笑いを堪えながら、トーク交えて歌いきりました。

今日は桐朋学園大学音楽学部の先輩で、35年間も札幌交響楽団のコンサートマスターを務めたバイオリニストが聴きに来て下さって、
「私の楽器は1,700年代のイタリアの楽器なんですけど、あなたの喉には、イタリア製の楽器が入っている、って感じで、声に重量感が有って、声量が凄くて、オペラ向きですね! こんなに素晴らしい歌を聴かせて頂いて、本当に感動しましたので、今日はお時間が有ったら、是非、一緒にお食事しませんか、おごらせて頂きますので・・・」

と言われて、歌った場所は宮の森なのですが、近くに美味しい豚カツ屋さんがあるので、そこで一緒にお食事をしてきました。

私は遠慮なく、ヒレカツ定食を頂きました♪♪

美味しいカツを食べながら、四方山話をしたのですが、私と似たような体験をなさっていて、共通項がいっぱいあって、ちょっとびっくりしました。

桐朋学園は音大ではトップの大学ですから、ここへ入る人は、3歳くらいから英才教育を受けて、それでやっと入れる訳ですが、彼女の受験勉強期間はたったの2年だったそうで、それも私と同じ!

私以外に、こんなに短期間の勉強で入った人が、それも同じ北海道出身者に居たとは、お互いにびっくりしてしまいました。

やっぱりこんな田舎から桐朋へ入る人は、普通の人じゃないんですよ、と笑い乍らおしゃべりしていました。

抜きんでた才能有る者は、嫉妬の渦の中で酷い目に遭うものですが、先輩も同じく酷い体験をされていました。

性格が良くて才能が有り、のほほんとしている人に限って、回りから酷い苛めに遭うものの様です。

私は8歳からバレエを8年間習っていたのですが、足の形がギリシャ型なので、「トウシューズを履くためにある様な足だよ!」と言われて、普通は履くまでに3年くらい掛かるものだそうなのに、私は10ヶ月で履いた話をしたら、何と、先輩もギリシャ型の足の持ち主だったのです。

日本人には3%しか居ないそうですよ、と言ったら、益々びっくりしていました。

そして、バイオリンを習い始めて一ヶ月で発表会に出させて貰って嬉しかったと仰ったので、実は私も一ヶ月で発表会に出されたと言うとこれまたびっくり!

そして、バレエを始めて3年目で主役を取ったら、物凄い嫉妬されて酷い目に遭った話をしました。


大学でも女教師に嫉妬されて、酷い成績を付けられて、私の先生は教授だったのですが、私の成績がいつも酷いので、いつもはジャッジペーパーなんか見ないのに、調べてみたら、男の先生はAを付けているのに、若い女の先生が皆、Cを付けているのよ!それでA+C=B-に成ってしまう・・・・・

コンクールにしたって、審査員に根回しする様なのが一位に成ってしまうし、実力で正々堂々と勝負する人は、中々上には行けないのですよ、大学に入ってみてこの現実を知らされた時には、何と言う酷く汚い世界に足を踏み入れたのだろうか!?とうんざりしました。


嫉妬渦巻く汚い世界で、そんな汚い者に潰されていく才能有る者が沢山いる現実を私は変えたいと、若い頃から思っています。

ヨーロッパなんかは、「枕営業ありき」みたいのがいっぱいで、有力者に媚を売って舞台に立つ、品性下劣な歌手も沢山居ます。

私が1985年にウィーンに渡った時に、ウィーン・フォルクスオーパーのピアニストが、私の伴奏を弾きながら、「おお!」と言って泣き出して、
「あなたみたいに感情を込めて歌える歌手は、他に聴いた事が無い!是非、国立オペラの総監督ホレンダーに紹介するから・・」

と言って、会う日まで決めて、其の日迎えに来るのを待っていたのに、現れませんでした。
何でだろう?と思ったのですが、デートに誘われたのを断ったから、って事だった様です。

私の知人のオーストリア人歌手も、あるオペラハウスのディレクターに契約するから、と言われたのだけど、その契約に使う場所がホテルだったので、彼氏が「何でホテルなんだ、おかしいじゃないか?!」と言ってホテルに問い合わせたところ、お泊りの部屋を取ってあったそうで、其の日は、彼女がすっぽかしたそうです。

こんな汚い話なら山の様にあって、私の実力を認めた超一流のバリトン歌手にしたって、コンサートの後に、私の唇にキスしようとしたので、咄嗟に顔を背けて、ほっぺたに難を逃れましたが、これが恥を知らない女なら、それを利用して舞台に立つんです。

私はそんな真似をしてオペラで成功したって、死んだ後には地獄へ落ちる事が分かっているので、到底そんな道を選ぶ訳には行かなかった、それで未だに苦労していますが。

でも、未だ歌えますから、諦めては居りません。

先輩にも、
「私の力じゃ何にもお役に立てませんけど、是非、頑張って下さい!」
と励まして下さいました。

私が疲れを感ずると、何故かこう言う人が遣わされてくるのです。

そんなに簡単には絶望しませんよ!




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