☆☆ universo & me ☆

猫の事、世の中の事、歌の事、ソプラノ歌手のつれづれ

神霊写真館

神と悪霊・私が撮影した神様・龍神様・稲荷狐さんの写真館・妖精も写っています。

生き残りに罪悪感

2017-05-19 18:11:26 | Weblog

人生には沢山不幸が有る。

一生、何も悪い事を経験しない人は存在するのだろうか?

事故に遭って、自分独りだけ生き残り、生きている事に罪悪感を抱く人は随分と多い様だ。

 

地震で大津波が来て、目の前で濁流に巻き込まれていく人々を見て、生き残れた人。

火災で家族が皆死んでしまって、独りだけ生き残った人。

大切な人を失って自分だけ生きている人。

 

色んな状況で、自分が助かった事に罪悪感を抱く人に言いたい。

何も、罪悪感など抱く必要は無いと言うこと。

 

「自分だけが生きているなんて、ずるい!」と思うのではなく

「あんな状況で助かるなんて、なんて運が良いのだろう!!」

と思って、幸運に感謝するべきだと思う。

 

私はまだ小学三年生で8歳の時に、家が全焼して、5年生で11歳に成ったばかりの兄だけが死んでしまった。

家がごうごうと焼けていくのを見ただけでも、あまりのショックに涙が出てしまったのだが、

兄が死んだ! と父から告げられた時には、火が付いたように泣き出して止まらなかった。

 

お葬式の時も、独り、大声で泣き叫んでいて、父が

「もういいから、もういいから・・・・」

と声を詰まらせながら言ったのだが、止まらなかった。

 

まるで「泣き女」の様だった。

別に自分が生き残ったからと言って、罪悪感は抱かなかったのだが、

父のあまりの嘆き様に、息子は一人しか居なかったから

「一粒種の息子が死んでしまった・・・・」

と嘆き悲しんで、あれは8月だったから、それから20か月も呆然として、お経三昧の日々を送り、仕事は一切しなかった。

 

そんな嘆き悲しむ父を見て、非常に可哀想に感じ、娘なら私が3番目で3人も居るから、兄の代わりに私が死んであげれば良かった!

と真剣に思った。

 

若しか私が死んでも、父は同じように嘆き悲しんだそうだけど。

 

罪悪感は全くない。

でも、悲しみは一生消えない。

 

それだけでも十二分に辛いのだから、罪悪感に苛まれるなんて、これは人生を棒に振るだけ。

だから、「自分はとても運が良いのだ!」

と神様に感謝して過ごした方が心が健康に成って、前に向いて進んで行ける。

 

亡くなった人は、自分が殺したのではないのだから、何も、自分が生きている事を罪に思う必要は全く無い。

 

もっと自分を大切に、自分を愛して、感謝して生きましょう!!

 

 

 

追記: どうしてこんな事を突然書きたくなったのだろうか?!

   と思っていたら、今日は兄の誕生日でした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 クラシックブログ オペラへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする