今日は、訪問コンサートをしてきました。天候に恵まれて、10℃にもなり、気持ちの良い日になりました。
火曜日に貧血を起こしたばかりですから、昨日、首に注射を打って貰っても、胸の下につっかえる感覚が有って、出だしは声が出辛くて苦労しました。
きっとそうなるのが予想出来たので、発声し易い、トスティのアヴェマリアから始めて、シューベルトのアヴェマリア を歌いました。
徐々にスムーズになり、最後はAmazing Grace を楽々歌えて、皆さん感激して下さって、まずまずでした。
いつも日本歌曲をたくさん歌うのですが、清水かつら作詞 弘田竜太郎作曲の
[叱られて] を感情移入して歌っていたら、本当に悲しくなって、涙が出てしまいました。
気分転換に、北原白秋作詞 山田耕筰作曲の 『この道』にしたのですが、さっきの悲しみが仲々抜けなくて、ちょっと、苦労しました。
同じ、北原白秋 山田耕筰コンビの『鐘が鳴ります』を歌って、やっと抜けて集中出来ました。
三好達治作詞 諸井三郎作曲の『少年』は絶好調だったし、どんどん声が出てくれて、ホッとしました。
皆さん、次の訪問を楽しみに待って下さっているのが、有り難いです。
ただ悲しいのは、私の大ファンに成って下さった方々が、お亡くなりになることです。
人生の最後に、お付き合いさせていただき、最後に、私の歌で楽しんで頂けるのは、人生の後輩にとって、光栄な事ですし、色々考えるテーマを与えられて、これも又、有り難い事だと思います。
ただちょっと、楽しいだけではないのが、残念と言えば残念ですが。