スイス中央銀行がクレディ・スイスを救済、リンドナー連邦財務相がドイツの銀行の安定性を強調。金融市場の状況は非常に神経質になっている。
木曜日、金融市場の状況は非常に神経質になっていた。銀行危機が深刻な金融危機に発展するのを防いだのは、水曜日の夕方にスイス国立銀行が行った介入だけだった。中央銀行は、経営難に陥っていたスイスの大手銀行クレディ・スイスに対し、500億スイスフラン(507億ユーロ)の融資を可能にした。その結果、前日に急落した株式市場は、木曜日には落ち着きを取り戻した。
政治家も投資家と国民を安心させようとした。水曜日の夜、連邦財務大臣のクリスチャン・リンドナーは、ARDの番組「Maischberger」で、ドイツの銀行の安定性を強調した。「Bafinには効率的な金融監督機関があり、ブンデスバンクには安定政策の伝統がある」と述べた。「したがって、ドイツの銀行システムは安定していると、はっきりと言うことができる」と述べた。オラフ・ショルツ首相は、「2008年、2009年当時の金融危機の状況に比べれば、かなりの進歩がある」と述べた。
一流の政治家がこのような言葉を口にせざるを得ないということは、事態の深刻さを示している。銀行危機は、先週木曜日の米シリコンバレー銀行の破綻に端を発している。水曜日には、クレディ・スイスがそれに振り回される恐れがあった。サウジアラビアの大株主が、規制上の理由でこれ以上資金を注入できないと言っていたのだ。このため、証券取引所は大混乱に陥っていた。クレディ・スイスの株価は最大で30%下落し、何度も取引停止になった。さらに多くの顧客がクレディ・スイスから資金を引き揚げ、窮状を加速させた。
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とはいえ、状況は依然として緊迫している。ミュンヘンに本拠を置くIfo Instituteの代表であるクレメンス・フエスト氏は、「現在、信用機関に対する信頼が揺らいでいる状況だ」と述べた。銀行への投資家の多くは、自分の資金がまったく戻ってこないのではないかと考えている。このため暴徒化し、預金者が一斉に資金を引き揚げる「バンクラン」の危険性が生じている。
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中間期の30%-マイナスはあまり残っていない。理由は買収の思惑かもしれない。これにより、スイス国立銀行(SNB)による清算を防ぐことができる。救済が行われれば、当面は市場が落ち着くだろう。この場合、市場の力強い回復が期待できる。私見では、このシナリオはあり得ない話ではない。
崩壊はゆっくりと制御されるべきであり、キーワードは「スマートな移行」である。
Don Qnebels Expertenrunde
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金融崩壊が始まっていますが、激しいクラッシュは避けたい模様です。
アメリカでは預金封鎖が起きて、自分の預金を引き出せない事態に成っています。
日本はどうなるのか?!
突然、銀行へ行っても預金を引き出せない事態が起きたら、大混乱に陥りそうですね。
ソフトランディングかハードランディングか?!
注視していきましょう!!