マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

松聲閣で三遊亭好太郎を聴く

2018年01月13日 | 映画・美術・芝居・落語

 1月7日(日)、午前中には小石川七福神を巡り終え、午後3時から「肥後細川庭園」内の松聲閣で「新春落語」を聴いた。松聲閣では昨年秋に、ライトアップ「ひごあかり」が開催され、その際に三遊亭好太郎の新春寄席が開催されることを知り、木戸銭が1200円とお手頃な値段でもあり、電話申し込みをしていた。(写真:ここが寄席の会場)

1階の「菊の間」と「朝顔の間」をぶち抜いて演台と客席を設えていた。40名弱の聴衆か。ここからは冬の庭園が垣間見られる。まずはここの所長が挨拶。肥後細川庭園とこの松聲閣についてが主な話だった。





  その概略は、
 「江戸時代、ここは旧肥後藩の下屋敷でしたが、持ち主は幾変遷をへて江戸末期には再び細川家の持ち物となり、明治時代には学問所として活用され、一時期は細川家の住まいとしても使用されて来ました。現在の建物は、文京区の支援のもと、歴史性を生かして保存・修復を行うとともに、耐震性を確保し、平成28年1月にリニューアルオープン。例えば大正時代のゆがみガラスをそのまま使用し、昔の風合いを楽しんで頂けるようにもしてあります。
 昨年のライトアップには1万人の方にお出で頂きました。この新春寄席は第2回目ですが、第1回目も好太郎師匠に演じて頂いた。師匠は熊本の生まれで、文京区に住んでおられます」とのこと。成程と言える噺家さん。平成27年に熊本県、熊本市、文京区、新宿区の四者間で包括連携に関する覚書を締結しいた。

 所長の話が終わると“真打”登場。好太郎氏師匠は、本人曰くの「ウグイス色」の羽織で登場。
 まくら
は「笑点」。師匠も出演したことがあるので、面白い話が聞けた。「笑点て、放送時間は15分~17分ですが、収録時間は30分~40分。それを良いとこだけを繋いで編集してるんです。どんなにお客さんにうけても、巨人軍の悪口はカット。お題に対して一斉に手が上がりますが、本当に答えが出来てるのは、堂々と手の平が正面を向いています。司会はそれを見て指名するのです。まだ出来ていない手がきちんと上がっていないで、やっはその間に考えているのです。その中に答えが出来ていないのに、正面に向けて手を挙げる間抜けなやつがいまして。先輩ですから名は言えませんが、ヒントを言えば黄色い着物をきています」といって、ちらっとその名を挙げた。
 そこからいよいよ本題の噺に入り、
語りは軽快に続いていったのだが、話が一本に纏まらず、私には腑に落ちないまま語り終えた。終演後、その事を妻に語ると、「お正月に相応しく、お酒を題材にして小話を3つほど繋げていた」とのこと。
御酒好きの私から見ると、お酒の飲み方の仕草が見事にそれらしく、それを見るだけでも楽しかった。落語は聴くだけではなく、観て聴いてこそ楽しいと実感した次第であります。
 三遊亭好楽の一番弟子が
好太郎で二番弟子が兼好。二人は兄弟弟子であることを初めて知った。


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