明日は3年半振りに「閏秒」の日がやって来るそうな。
朝日新聞夕刊の記事から「閏秒」なる日があることを知りました。明日7月1日(日)の8時59分50秒から9時00分までの、本来なら10秒間の間が11秒掛かる、つまりこの間に特別の1秒が挿入されるのだそうです。
加入電話やINSネットの場合は9時の3秒前から予報音を3回(57秒の後、58秒、59秒および追加の60秒の3回)鳴らし、時報音(ポーン音)を1回(00秒)鳴らすそうです。
この1秒挿入の原因を、私は当初、現行のグレゴリオ暦に原因があると考えていました。
即ちグレゴリオ歴の閏年に関するルールは3段階あって
①4年に一度閏年を設ける(西暦が4の倍数の年、すなわちオリンピックイヤーが該当)
②但し西暦が100で割り切れる、1800年や、1900年の様な年は閏年から外す(即ち平年)。
③但し西暦が400で割り切れる年は閏年とする。
地球が太陽を1周するに要する時間は365.24219日。
もしルールが①のみならば(四年に一度閏年を設けるだけとすると)、1年は365.25日となり、実際とかなりずれます。②のルールに従えば、100年間で閏年は25-1=24回なので、1年を365.24日としたことになり、①のみのときより精度はアップしますが、まだまだ誤差があります。
③のルールを付け加えることにより、400年間で閏年は100-3=97回。1年を365.2425日としたことになり、かなり実際に近づいてきます。しかし地球が太陽を一周する日数との間に、僅かですがまだ誤差があります。この誤差を「閏秒」で解消していると思っていたのですが、そうでは無いようです。
1秒の長さが一定である国際原子時と地球の自転に基づく世界時の間にずれが生じ、その調整の為に「閏秒」が用いられているそうです(ウイキペディアによる)。
余談になりますが、改訂ユリウス暦も考えられていて、③は、但し西暦が900で割って200余る年と600余る年は閏年とする、となります。この歴法によれば、900年に閏年は225-7=218回となり、1年は365.242222・・・(循環小数)となり、365.24219に非常に近い数値になります。
さて果たして明日の9時前に、電話器はどんな反応をするか、楽しみに”聞き守り”ます。