10月27日(土)の「東京歴史散歩」は無事終了した。晴天だった。
前夜までの天気予報は雨。又もや雨かと些か気落ちしがら当日5時にスマホの天気予報を見ると、雨マークが朝8時からは☁に変わり、10時からは☼マーク。私がこのイベントを担当してから7年目を迎えていたが、快晴の記憶は一度もない。有り難くもない”雨男”とまで言われて来た。
思えば2012年に退職者会の幹事となり、「歴史散歩」を担当・企画して7回目となっていた。過去を振り返ると
2012年 「巻石通りから神田川」 参加者8名
2014年 「東京歴史散歩 野川」 参加者9名
2015年 「やねせん 味な散歩」 参加者12名
2016年 「殿様の散歩道を歩く」 参加者9名
2017年 「上野のお山の知られざる旧跡散歩」 参加者12名
2018年 「四谷界隈を歩く」 参加者10名
2013年は雨で中止したのかも知れない。毎年の懇親会の場所とその雰囲気は鮮明に覚えているのだが・・・。
今回の参加者の内訳は、一般参加2 幹事4 向丘4(私はこちらに分類)
自己紹介を終え、9時45分頃新宿御苑新宿門をスタート。御苑外周部の、大木戸門までは玉川上水が暗渠となったところで、皆さんここを歩くのは初めてとのこと。歩きながらの感想は、「夏の暑い時でも涼しいだろうな」、「紅葉は綺麗だろうね」など。 四谷三丁目からは寺町歩き。お岩稲荷・戒行寺(長谷川平蔵墓)・須賀神社・愛染院(塙保己一墓)と、寺町の雰囲気濃厚な地を巡った。鮫河に沿っての散策なので坂を上ったり下ったりで草臥れた方が出るほど。鮫河に架かっていた鮫河橋付近は貧民窟と称されたこともあったが、今ではその痕跡もない。「みなみもと公園」には警察官が見張りの為か立っていた。何を見張っているのですかなどの聞く御仁あり。「要人のお宅を見張っている」そうで、そう言えばそこから100mも直進すると迎賓館だ。(写真:須賀神社で。傘を持参する人あり)
その脇の鮫河坂を上り切ると朝日橋。私が「御所トンネル」を説明したことは言うまでもない。こちら側の台地にも鉄砲坂などの坂があり、坂を上り切ると漸くにして西念寺。ここには服部半蔵の墓と岡崎信康の供養塔があり、悲しい物語が残されていた。半蔵の墓前でも真中さんに説明してもらった。
岡崎信康は武田方に内通の疑いありとして信長から切腹を申し渡され、介錯を命じられたのが半蔵。その役目を果たせず、彼は後年出家し、信康の供養塔を建てたとか。 「わかば」のたい焼き屋には多数の行列。2名の方は最後尾に並んだが本体8名は「源源飯店」へ直行。丸テーブルを囲み高層ビル群を望みながらビールで乾杯。皆さんの満足度は高かった様だ。飲んで定食を食して一人3300円。(写真:源源飯店で)
皆さん都心を歩くことは全くなかったそうで、この会が都心散歩に切っ掛けになればと思いつつ会を終えた。
今日の一葉:穴八幡宮の本殿(28日撮影)