京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

2022年3月 京都童心の会 通信句会結果 その3

2022-04-11 07:52:11 | 俳句
2022年3月 京都童心の会 通信句会結果 その3
※誤字がありましたので、既発表ですが、訂正して載せておきます。

【エッセイ】
五大力さん
          金澤ひろあき
 二月二三日は、令和の天皇誕生日で祝日になりました。京都伏見区にある醍醐寺では、この日五大力さんです。
 五大力さんは、不動明王以下五大明王の修法を行う日で、護摩を焚いたりするのですが、どちらかと言うと重い餅をどれだけ抱え続けることができるかを競う行事のほうが有名になっています。
 JR山科駅から一日中、直通バスが出ていて便利です。(他、六地蔵、竹田直通バスも出ていました。)
 昼過ぎに醍醐寺に着くと人がいっぱいです。三宝院の見事な庭をみて、境内の五重塔を見ましたが、やはり今回は餅上げが主役。女性の部が始まっていました。二枚で九十キロの餅をかかえ上げています。五分以上も持っている人がいて、すばらしい体力です。
 隣では山伏さんが不動明王の護摩を焚き、真言を唱えたりしています。
 祈祷した小餅も売られていて、お守り付きです。一日、こんな感じでお祭りの雰囲気にひたれます。
 若い頃、伏見に住んでいて醍醐寺によく行った事を思い出します。西京に移った後は行かなくなったので、かれこれ三十年ぶりぐらいです。若い頃は、元気に上醍醐の山の上まで行ってましたよ。(今回は遠慮)。
 長い間ご無沙汰の地や人がいますが、最近また訪れてみたいと思うことが多くなりました。
  風光る五大力さん新記録      ひろあき
  五大力さんの餅持ち上がるシャッターチャンス
  ほら貝に乗る心経のリズムは春

しだれ梅
          金澤ひろあき
 三月一三日、急に暖かくなりました。眠っていた春の花たちが、一斉に目を覚ましたようです。大好きな梅も満開かなと思い、城南宮の神苑を訪れました。ここの神苑は、しだれ梅がことのほか素晴らしいのです。
 神様より、梅を優先してすみません。
 城南宮は久しぶりで、コロナが流行してからは訪れてないのです。失ったものが多いです。
 近鉄電車で竹田まで。近鉄に乗るのも久しぶりです。竹田から西へ歩いて、パルスプラザを越えた所に城南宮があります。沢山の人が集まっているので、満開なのでしょう。
 神苑に入るなり、世界が変わります。薄緑がかった白のしだれ梅と、明るいピンク色のしだれ梅が満開です。下の苔に映えて、夢の中を歩いているようです。
  しだれ梅夢の群舞の紅白戦     ひろあき
 これがまた散り始めると、下の苔の上に花びらが積み重なって、今日の趣とは違う美が現れるのだろうかと想像してしまい、それを見たくなるのです。人間って欲張りですね。
 返りは城南宮の東から京都駅八条口に直通のバスで。暖かいので少しうたた寝。
 夢の中まで、梅が薫ってまいります。

【お知らせ】
記念号 原稿募集  すでに頂いた方もありますが、童心記念号を冊子の形で出します。
 題 氏名(俳号 可) をつけて、20句もしくは40句を、金澤ひろあきまでお送りください。
 参加料
 月々の長岡天神句会参加者は、その場で会費をいただいておりますので、作品送付のみです。
 通信句会のみ参加、もしくは外部の希望者の方は、20句1000円  40句2000円です。
 詩・文は、1ページにつき2000円となります。
 また、通信句会結果はすべて収録します。
締め切り 5月いっぱいまでに、お送りください。

4月句会のお知らせ
日時 4月17日(日)午後二時
場所 阪急長岡天神東口 喫茶 アーバン
通信句会参加の方は、第二週までに84円切手3枚を同封し、作品をお送り下さい。