京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

2022年3月 京都童心の会 通信句会 評 追加

2022-04-12 07:53:04 | 俳句

2022年3月 京都童心の会 通信句会 評 追加

○中野硯池特選
54 風薫る踊るハニワの目が笑う  金澤ひろあき
 温くなれば行って見たいと思ふ長岡京市のハニワ公園。大阪へ向かう高槻駅近くの広いハニワ公園。いづれも好天下の広々とした広場がいかにも健康的である。
 それぞれ古墳の名称があるのであろうが、その名は未知である。故に又、楽しみである。
 選んだ句
2 春雷が色即是空とやってきた    暉峻康瑞
7 ただのフーテンじゃねえー寅さんは凍てついた人の心をあたためる  遠藤修司
18 青葉潮波濤の飛沫虹が乗る    青島巡紅
19 寝袋で寝返りうてば青葉木菟   青島巡紅
27 いぬふぐり青く目覚めて春となり 白松いちろう
50 再びは聞きたくなかったチェルノブイリの名 金澤ひろあき
52 戦争インフレ苦しむのはいつも庶民  金澤ひろあき
53 ほうほけきょ不要不急をたっぷり鳴く 金澤ひろあき
58 うららかな温もり感じ春待ちて  野原加代子
65 春が来た根元の草を取ってやる  三村須美子
67 巣ごもりや視線まぶしい梅満開  三村須美子
72 沈丁花世界トップの顔と顔    三村須美子
73 牡丹の芽どちらに向こうか日の当たり 三村須美子
77 ウクライナ緑の大地血にそまり  蔭山辰子
80 婆さんと笑われても叫びたい戦争反対 蔭山辰子