昨年10月のブラジル大統領選挙で勝利した左派のルラ氏が1日の就任宣誓式で、信号のそばで物乞いをしている人たちに言及すると声を詰まらせて涙を拭い、「酷い有様のブラジルを再建する。」と誓い、前任のボルソナロ氏の政策の批判をしたという。
独裁政権を倒した国民の力とルラ氏のヒューマン溢れる姿が想像された。
ルラ氏は、2003年から2010年まで2期にわたって大統領を務めていたが、退任後の2017年に汚職で有罪となり、2018年の大統領選は服役中のため立候補を禁止されていた。
有罪判決は2021年に無効となっている。