今朝(2/28)のモーニングショーで仰天した。
安倍首相の昨日夕方の「全国一斉休校要請」は、「政府高官」によると、
・世の中の雰囲気が変わり、
・総理の政治判断で
・保護者への配慮など具体的なことは“走りながら考える”
状態で決まったという。
政治業界で「政府高官」は事務の官房副長官を指す。信頼度は極めて高い。霞ヶ関の役人が流石にリークしたのだろう。
新型肺炎の感染防止対策としては正しいと思う。
しかし、専門家による対策検討の場で決まったわけでもなく、所管する文科省の検討を経たものでもないらしい。
総理大臣が半ば「独断」で、準備時間も無視し、付随する様々な課題の対策も決めずに思いつきで決めてしまった。「政権対策」の匂いがプンプンする。
スシローの異名を持つTV常連人物が「総理はずっと悩んでいた。」とコメントしているが、ならば検討、準備の時間は十分にあったはずである。
文科大臣が今日になって急遽、記者会見で「それぞれの地域の判断で取り組んで欲しい。」と責任を丸投げしている。
黒川東京高検検事長の定年延長然り、今の政治の行く末を暗示しているようで感染症以上に恐ろしさを感じる出来事だ。