今年は天気もすっきりせず、梅の値段も高くて「梅干しづくり」を諦めていたが、車で小旅行に出掛けた道南からの帰り、森町の道の駅で地物の梅が1Kg380円で売られていた。
いつもは8月上旬に遅く出回る青森産の梅を5Kgほど漬け込む。迷わず2Kg購入した。まだ青かったので部屋に3日間置いていたらプーンと良い匂いがしてきたので、先ほど水に浸けた。
ひと晩漬けて軸を爪楊枝で取り、布巾でよく水気を拭いて赤シソの葉と5%くらいの塩で漬ける。綺麗なピンク色の梅酢が上がったらザルなどで3~4日間干して、果肉がぽっちゃりとしてきたところで瓶に移す。半年ほどすると食べ頃になる。自然に根ざして暮らしていた昔の人を尊敬する。
いつもやっていることが出来ないことの多い今年の夏だがリズムをひとつ取り戻したようで旅とともに良い想い出になった。あとは〝晴れ〟の日が続くことを待つだけだ。
《国宝 『中空土偶』;「函館市縄文文化交流センター(南茅部)」の本物》
《恵山岬の海》