日曜レース後の深夜、既に驚愕の日曜2重賞のルーツに到達していたわたくし。
ほろ酔いながら、改めて歴史に刻まれた真実に味到し、同時に若かった頃の己の至らなさも振り返っていた。
清原和博 覚醒剤所持で現行犯逮捕
只管、これで揺れた先週だったが、向こう(JRA演出側)もこの急報を受け、演出を凝らし、見事に造型してきた。利用された大本は
8月18日 生まれ 高校野球の日 米の日(八と十八 = 米)
この利用で、前記事で申し上げた通り、去年が高校野球百年のメモリアルイヤーで、夏の甲子園始球式に王さんまで登場した年。この高校野球メモリアル最大舞台こそ、ジャパンC ショウナンパンドラ 高野厩舎 だったから、
清原写し → 高野友和 厩舎 レプランシュ きさらぎ賞2着
これは比較的容易に見えたが、まさか、米の日の生まれで 米子(よなご)ステークス勝ち馬 スマートレイアー まで持ち出す!とは、この驚嘆。増してや前日土曜の、東京メイン優勝枠
4枠 5番 メイプルレインボー 高市圭二厩舎(8月18日生まれ) 12番人気
4枠 6番 サノイチ 内田博幸 尾形和幸 9番人気 1着
これまた、丹念な清原和博写し。
これに土曜京都メインの 7枠の捜査当局の枠 に、ダブルスター = PL学園時代の桑田とのKKコンビ まで発射せしめ、正しく清原ウィークだった。
そして、昨夜深夜に至った、2重賞 きさらぎ賞 東京新聞杯 この、清原に根ざしたルーツを公開申し上げる。向こうの演出意図そのままの筈だ。
そもそも、この週のベースに置かれた 8月18日生まれ この、レース史上での前例、いや強烈な刻印は、わたくしにも記憶に浮かんできていた。大レースでの 馬番 8番18番 そうそうは無い。増してや、清原和博写しとなると、絶対間違い無く、次の古いレースである。
1991年11月3日 第52回 菊花賞
1着 8枠18番 レオダーバン 岡部 奥平真治
2着 4枠 8番 イブキマイカグラ 南井 中尾正
(18頭)
素晴らしいチャンピオンの戴冠ではあったが、このレースを思い出し、この年の主役を思い出される方は少なくなかろう。
兎も角、このレースは 8番18番 = 8月18日 造型 で、レオ = ライオンの馬の勝利だったのだから、
西武ライオンズ (レオ軍団) 清原和博 (8月18日生まれ)
これを刻印したレースであったことは疑いようが無い。ここで並行する、プロ野球の当時を瞥見して置く。
3年前88年まで、リーグ5連覇を成し遂げた西武ライオンズ。巨人V9を知る森監督のもと既に全盛時代にあったが、清原入団は86年。いきなり31本塁打でクリーンアップに定着。チーム不振の89年を経て、90年、巨人から鹿取と云うリリーフの切り札を獲得。安定したシーズンを送りペナントを奪還。日本シリーズでは、巨人を4連勝で破り、2年ぶり日本一。正しく球界の盟主の地位を完全に奪い取ったことを満天下に示す4タテだった。巨人ファンにすれば、わざわざ西武に4連敗するくらいなら、最初からシリーズに出ない方が良い程の完敗だった。都心の水道橋・後楽園遊園地は閑古鳥。長閑な多摩の丘陵、埼玉・所沢西武遊園地が沸き返った。球界の所沢遷都完成である。
この90年の安定日本一奪還こそが、91年造型の一つの前提だったと考えられる。そして、当の91年。清原西武は開幕8連勝。独走かとも思われたが、近鉄の立ちはだかりで2強の優勝争い。しかし正念場の9月に12連勝を挙げ、近鉄を突き放す優勝。
そして、この1991年春。平成に遷り、世が落ち着いた頃、競馬界にも歴史的ニューヒーローが誕生させられた。
トウカイテイオー 皐月賞、ダービー 圧勝で無敗の2冠
帝王ルドルフの仔。生まれながらの天才を目の当たりにし、ルドルフ再来を思わせる圧巻の登場だった。そして歴史は動く。競馬がうねる前に、世がうねる。またそれを映し出すのが競馬の役割である。当時、両者を結び付けて考えられなかった方々もしかと、見比べられたい。
1991年 5月14日 第58代横綱 千代の富士 引退
1991年 5月26日 第58代ダービー馬 トウカイテイオー 優勝 → 骨折判明で、戦線離脱
何故、パーフェクトな名馬、トウカイテイオーが3冠確実視されつつ、ダービー後、リタイアとなったのか。明らかに、同じ58代の歴史的横綱が、引退を表明したからである。寧ろ、競馬会は、第58回目のダービーを前に、58代の大横綱を写し、造型する最強クラスの1頭の創出を目論見、トウカイテイオーを造った筈である。予定通りにダービー制覇の月、ダービー直前に千代が引退表明した以上、58代横綱不在の秋、58代ダービー馬が堂々の行軍を続ける訳には行かない。
1991年、歴史の上では
8月19日 ソ連邦崩壊 先立つ4月にゴルバチョフ来日
巨大証券会社、巨額の損失補填 責任を取り10月に橋本蔵相辞任
2月23日 皇太子殿下 立太子の礼
先ずこの新たな平成の世の立太子。帝王(天皇)の息子が継承者たる自身の存在を示す年だったからこそ、ルドルフの仔が2冠馬に選ばれた。ちなみに、この年、北島三郎の『北の大地』がレコード大賞。CHAGE&ASKAの『SAY YES』が大ヒットした。ASKAは清原の先輩、覚醒剤での著名人逮捕者である。
わたくしが先週、この場では伏字で、御登録各位にははっきりと明言申し上げた週のキーワードとは
イエス
だった。清原逮捕で、ASKA容疑者が振り返られ、舟橋被告も、清原も、罪状をYESと認め、オバマさんのイエス・ウィー・キャンの演説を継ぐ後継大統領選挙が始まった。そして、日曜京都10R 即ち、きさらぎ賞の直前レースで、
日曜京都10R 山城ステークス
8枠14番 イエスイットイズ 内田博幸
8枠15番 ブレイズエターナル = 永遠の称賛
ここで、サトノダイヤモンドの8枠を盤石と示す、イエス馬の8枠配置。ダイヤモンドの永遠の輝きを称える枠でもあり、武豊ではない、相手2着のジョッキー・内田博幸まで示されていた。
戻る、1991年。前年90年の清原は、打率.307 37ホームラン さらにリーグトップの出塁率.454 長打率.615 15死球 で無冠の大打者らしく、リーグ一の長距離スラッガー、強打者ぶりを発揮。23歳で一億円プレーヤーとなる。翌年のこの91年は前年ほどではなかったが、リーグ優勝と日本一に貢献。
結局、91年秋。12連勝の怒涛の行軍からのリーグ優勝に続き、名勝負として忘れられない広島との日本シリーズ。2勝3敗で先に王手をかけられ、その後2連勝、逆転で日本一。10月28日西武球場での第7戦は 7-1 で圧倒した。
この5日後の菊花賞 馬番 8番18番 優勝 レオダーバン これは、トウカイテイオー不在の秋、そのテイオーのダービー2着馬の優勝で、勢い、最強馬テイオー不在を色濃く感じさせるレース結果ではあったが、
西武ライオンズ(通称レオ)日本一
5日後の菊花賞 レオの勝利 8番18番
どう考えてみても、これは立太子の年、西武の堂々の中心打者、若武者・清原に託した西武日本一祝いである。そう造型されたとしか考えられない。
そして皆様。先週はっきりと我々が見届けた、
球界のスーパースター・清原和博 伝説の終焉
恐らくPL時代にも聞かされ、云われて来たであろう、高校野球の日8月18日生まれのスラッガー。高校野球最高の申し子の一人だった。この清原の転落写しは、実に、上記菊花賞の主役 レオダーバン 終焉の2レース反映 だったのである。
この菊制覇後、レオダーバンは長期休養に入り、以後、遂に未勝利。久々の出走は翌年1992年年末の有馬記念、そして翌年1月のアメリカジョッキークラブカップで、それぞれ 13着 8着 で引退した。
先週2重賞とは、この レオ馬の栄光後の凋落2レース これにベースを置く。奇しくもテイオー撃沈劇となった、92年年末は
1992年 第37回 有馬記念
1着 2枠 3番 メジロパーマー
2着 3枠 6番 レガシーワールド
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・
13着 2枠 4番 レオダーバン
2016年2月7日(昨日) 東京新聞杯
1着 4枠 6番 スマートレイアー
2着 3枠 3番 エキストラエンド
上記、パーマー逃げ切りの有馬記念の2枠には 2枠4番 レオダーバン が同居していた事実もあるが、レオ自身は13着に沈む。そしてこの 3番6番 レオ凋落レース との合致に加え、別に心憎い演出まで、JRAは凝らした。次の一致。
92年 有馬記念 7枠13番 サンエイサンキュー 競走中止 = オークス馬
昨日 東京新聞杯 7枠11番 ダッシングブレイズ 浜中落馬 中止 = オークスジョッキー
7枠のオークス優勝の馬・人がそのまま、アクシデントで競走中止。ここまでなぞって見せた。サンエイサンキューは13番人気だったが、ダッシングブレイズは1番人気である。
そして、レオ最後の出走レース
1993年1月24日 第34回 アメリカジョッキークラブカップ
1着 1枠 1番 ホワイトストーン
2着 3枠 3番 レガシーワールド
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・
8着 8枠 9番 レオダーバン
9着 2枠 2番 ストロングカイザー
(9頭)
この最後のレース下位2頭 ブービー・最下位の 9番2番 これこそ、昨日の
2016年2月7日(昨日) 第56回 きさらぎ賞
1着 8枠 9番 サトノダイヤモンド
2着 2枠 2番 レプランシュ
(9頭)
これで映し出された。
整理すると、
1991年 菊花賞 レオ馬 優勝 清原誕生日馬券 8番18番
これを受け、レオ凋落 最後の2レース
1992年 有馬記念 3番6番 = 昨日 東京新聞杯
1993年 AJC杯 下位2頭 2番9番 = 昨日 きさらぎ賞
これが、清原クライマックスからの転落劇。映し出しで、先週JRA演出のルーツだったのだろう。
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再来週から、と思っていたが、今週 ~ 日本ダービー週 までの優待御登録、御受け致します。これ以外の長期は年間御登録のみ、今週は御受け致します。既に、春GⅠシーズン特異日。特定しており、確証もございますので、フェブラリー前から、長期御登録各位様にだけ、シーズン展望としてお話致します。
予告したその 2016年春GⅠ特異日 だが、先日その証となる結果が提示されました。お伝え済みの皆様方は、御確認された筈だと存じます。
今週、共同通信杯 ハートレイ VS スマートオーディン 激突か。