この作品は「生」と「死」を考えさせれました。誰にも有り得る話です。いかにそばにいる人の支えが大事かと思い知らされました。脳梗塞で突然車の運転中に倒れ、身体の自由を奪われてロック・インシンドロームになった主人公。死にたくても死ねない状況で想像力と記憶で蝶のように自由に舞い、左目の瞬きだけで自伝を書いた実話。ELLE編集長ジャン=ドミニク・ボビー役のマチュー・アマルリックの名演技に、映画書評を書いた行定勲映画監督が絶賛したように「まるで瞳孔が開きっぱなしのまま一気にラストシーンを迎えてしまった」の通りでした。
1997年本の出版10日目に43歳で亡くなりました。きっと愛する人々に見守られて本当の蝶になってひらひらと天国に召されたことでしょう。
1997年本の出版10日目に43歳で亡くなりました。きっと愛する人々に見守られて本当の蝶になってひらひらと天国に召されたことでしょう。
今朝は4時には目が覚めて、今で江國香織の文庫本を読んだり、座ふとんを枕に居眠りしたりうつらうつらしておりました。思い切って外に飛び出して川べりをウォーキングしていたら、水仙が歓迎してくれました。黄色がグレーの曇り空に映えます。