心に一点の曇りもない日など、一生のうちに数えるほどしかないのだ。心の中が何となくモヤモヤしている日の何と多いことだろう。“にもかかわらず”笑顔で生きる強さと優しさを持ちたいと思う。(渡辺和子「目に見えないけれど大切なもの」)
花明り
阿修羅の頬の
ほのかな朱
(福永法弘)
私の好きな阿修羅様です。
興福寺の阿修羅像は734年、光明皇后が皇后の母の一周忌の供養に造られたものだそうです。その時代は天変地異が相次ぎ、不治の伝染病が流行り、混沌とした時代でした。心の葛藤を表現した阿修羅の憂いの表情は見る人の心を見透かしているようです。
司馬遼太郎先生曰く
「興福寺の阿修羅には、少女とも少年とも見える清らかな顔に、無垢の困惑ともいうべき神秘的な表情が浮かべられている」と。阿修羅のごとく…。
阿修羅の頬の
ほのかな朱
(福永法弘)
私の好きな阿修羅様です。
興福寺の阿修羅像は734年、光明皇后が皇后の母の一周忌の供養に造られたものだそうです。その時代は天変地異が相次ぎ、不治の伝染病が流行り、混沌とした時代でした。心の葛藤を表現した阿修羅の憂いの表情は見る人の心を見透かしているようです。
司馬遼太郎先生曰く
「興福寺の阿修羅には、少女とも少年とも見える清らかな顔に、無垢の困惑ともいうべき神秘的な表情が浮かべられている」と。阿修羅のごとく…。