大雪は「事納め」と「事始め」。新年を迎えるための大切な期間の始まり
大雪は年によって太陽の位置が異なるので変動するのですが、それとほぼ同じタイミングで「事納め」または「事始め」と呼ばれる日がやって来ます。ここで言う「事」とは神事やお祭りの事を言うそうです。
大雪は「事納め」と「事始め」。新年を迎えるための大切な期間の始まり
大雪は年によって太陽の位置が異なるので変動するのですが、それとほぼ同じタイミングで「事納め」または「事始め」と呼ばれる日がやって来ます。ここで言う「事」とは神事やお祭りの事を言うそうです。
「冬将軍」という言葉は日本で生まれた言葉ではありません。なんと、あのナポレオンに関わるエピソードから生まれました。
言葉が生まれた経緯は1812年のロシア戦役からです。イギリスを弱体化させるなどの目的から、ナポレオンは他国にイギリスとの貿易を禁じましたが、ロシアがそれに背いたために戦争が始まってしまいました。その際、フランス軍の補給を断つという、ロシアの作戦にはまってしまったフランス軍は撤退を始めるのですが強い寒気のために多くの兵士が命を失います。この寒気の事をイギリスの記者が「general frost(霜将軍)」と表現したのが言葉の始まりなのだそうですよ。この寒気はいわゆる「シベリア寒気団」の事です。人の命さえ奪う自然の寒気に対する当時の人達の畏怖の気持ちが伝わる気がします。
季節の暦で「七十二候」といって、一年を24の期間に分ける二十四節気の期間をさらに5日程度ずつ初候、次候、末候にわけて気象の動きや生き物の様子で言い表す慣用句があるのです
⬛️閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)⬛️
空の気がふさがって冬になる、という意味だそうですが、鉛色の雪空の重く冷たい感じがとてもよく伝わってきます。
🔲二十四節気「大雪」🔲
空がふさがって冬になる
ここでは節気なので「だいせつ」と読みます。大雪は、冬の始まりである立冬からちょうど1ヶ月ほど経過した時期にあたります。今年は、12月7日がこの節気に該当します。「大雪」は文字通り雪がたくさん降る頃合いであり、この頃になると暖かい地域でも雪が見られるなど本格的な「冬」の時期に突入していきます❄️。