東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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病気を患う同志として

2022年08月17日 | その他

私は3年前、「狭心症」という心臓の血管が細くなり発作を起こす病気を患っています。

 

              

 

それまで、朝方、突如やってくる胸の痛みや などに苦しみました。

この発作が来た時の心電図が診断に役立つとのことでしたが、勤務中に患者さんを放って

心電図を取るわけにもいかず、しばらく原因不明の体調不良が続きました。

  

 主治医からのアドバイスもあり、携帯型の心電図計を買いました。

2万5千円くらいしましたが、これで問題の波形がわかり、「狭心症」と晴れて診断がつきました。

 あわせて主治医からこうも言われました。

「これは直せません。薬をのんで発作をコントロールするしか治療法がないです。」

 

              

 

 よろこんでいいのか、なんなのか。直せないって言われてずいぶんがっかりしました。

これだけ医学が進んでも、直せないなんて。ネットで病気を調べると今はたくさん情報が出てきます。

そのいずれもハッピーな記載はなく、「突然死」など割と悲しくなる記載の方が多く、読むのをやめました。

 

                

 

幸い、職場や仲間から業務量の調整やフォローを受けられ、仕事は続けていられます。

でも階段昇降やかけあし、早歩き、子供の抱っこなど、負荷の強いものは自然とさけるようになりました。

エスカレーターのない駅や、階段の上り下りをするしかない場所に遭遇すると、バリアフリーはほど遠いと思います。

 

出勤した日は病気を患っている者同志として、患者さんを少しだけ笑顔にできることを目標に取り組んでいます。

 

       

 

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