東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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FIM講習会をZoom受講して

2021年04月15日 | その他


こんにちは、東埼玉病院のリハビリテーション科の作業療法士です。
国家資格を取得してから十数年が経ちますが、私たち作業療法士(以下OT)にとって欠かせない知識といえる日常生活活動(以下ADL)について正直詳しく理解することをサボってきた自分も回復期担当を行っていく中で、理解不十分では済まない場面があり講習会を受講しました。
           
受講と言っても今は皆さんもご承知のようにコロナ禍であり昨年までの会場であった慶応義塾大学病院での受講ではなく、いわゆるZoomでの受講形式でした。私のようなパソコン操作が苦手な者にも受講できるのか不安を抱えながら、朝から準備して念のため小学生の子どものZoom授業参観に参加した妻に手順を聞きながら何とか開始時間の13時半から講義を聴くことができました。


受講時は疑問点に対してチャットでの質問をしている方もいたようですが、講義では有りがちな資料とは異なる講義資料の提示もあり、聴いてついていくことが精一杯な私は、講義後に動画内容の疑問点などが残り、対面の受講であれば可能な講義後の講師への質問もままならず、疑問点もその場で書き記さなかったため質問ができず消化不十分な状態で受講を終えた事を後悔しました。

ただ、このような形式で様々な講義を受講する事はコロナ禍である限り残念ながら続いていくものと覚悟して慣れていかなければならないものと捉えるべきでいろいろな意味で勉強になりました。
現在、猛威を振るい多くの人の命を脅かすコロナは、その防御策としてマスク・手指消毒が必須ですが、同様に私たちが生きていく限りその時々の自身の置かれている環境に合わせ適応することは麻痺などの障害を受け入れて自身の残存した能力を生かし日々繰り返し行うリハビリテーションに通じるものがあると考え、どんな社会状況にも対応できる適応能力を高めていくことが社会生活を送るうえで重要なものと改めて感じました。

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