真夜中に家の電話が鳴った。
こんな夜中に電話なんて悪い知らせしかないのではないかと番号を見ると携帯だった。
「はい」
「咽喉が痛いんだ」ときれぎれの声が聞える。
「・・・」
「誰?」
「〇〇〇だよ」
「・・・?」
息子の名を口にするが 声も話し方も赤の他人のようだ。
この頃 少し耳が遠くなってきたのか ぼそぼそ話されると聞きとれない。
「明日 午前中に休みをとったので病院へ行こうと思うが何科にいったらいいかな?」
「総合病院の受付で聞くか耳鼻咽喉科」
「先輩が肺炎になったので俺もそうかな?」
「あっそう それで何の用事?」
「ひどいな~そんな言い方はないだろう。明日の午前中 家にいる?」
「・・・」
「どこか出かけるの?」
「わからないの?」
ガチャンと電話は、切れた。
この声 この内容 どこかで聞いたことがあるような気がした。
そうそう 以前にもかけてきたじゃない。
人を騙して お金を手にいれるのが仕事だと思ってやっているのだろう。
見境なく電話をしているのかしら・・なんだかやりきれないね。
騙されるのは、おばあさんが多いようだが おじいさんは、電話にあまりでないからかしら?
とても眠いのに目が冴えてしまった。
木製パレット屋のつぶやき
こんな夜中に電話なんて悪い知らせしかないのではないかと番号を見ると携帯だった。
「はい」
「咽喉が痛いんだ」ときれぎれの声が聞える。
「・・・」
「誰?」
「〇〇〇だよ」
「・・・?」
息子の名を口にするが 声も話し方も赤の他人のようだ。
この頃 少し耳が遠くなってきたのか ぼそぼそ話されると聞きとれない。
「明日 午前中に休みをとったので病院へ行こうと思うが何科にいったらいいかな?」
「総合病院の受付で聞くか耳鼻咽喉科」
「先輩が肺炎になったので俺もそうかな?」
「あっそう それで何の用事?」
「ひどいな~そんな言い方はないだろう。明日の午前中 家にいる?」
「・・・」
「どこか出かけるの?」
「わからないの?」
ガチャンと電話は、切れた。
この声 この内容 どこかで聞いたことがあるような気がした。
そうそう 以前にもかけてきたじゃない。
人を騙して お金を手にいれるのが仕事だと思ってやっているのだろう。
見境なく電話をしているのかしら・・なんだかやりきれないね。
騙されるのは、おばあさんが多いようだが おじいさんは、電話にあまりでないからかしら?
とても眠いのに目が冴えてしまった。
木製パレット屋のつぶやき