K-ORIGINAL FILES (ケーオリジナル ファイルズ)

プライベート日記(休日、仕事など)をメインに行き付けのお店や釣果、マイカーチューン!?など不定期に掲載したいと思います。

<大津いじめ>「加害者の祖父」事実無根の書き込みで提訴へ

2013年11月11日 | 地元ネタのニュースやイベント、いじめ問題

 いじめを受けていた大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、「加害者の祖父」とする事実無根の内容をインターネットのブログに掲載された滋賀県栗東市の病院職員の男性(63)が今も誤解に苦しんでいる。男性は「無責任な書き込みがどれほど苦痛を与えるのか知ってほしい」として、ブログを掲載した兵庫県西脇市の男性(37)を相手取り、慰謝料など165万円を求める訴訟を近く大津地裁に起こす。

 訴状によると、西脇市の男性は2012年7月、自身のブログに、病院職員の男性について「加害者とされる少年の祖父だ」という内容を書き込み、男性の写真2枚を掲載。少なくとも十数万人に閲覧させ、男性の社会的評価を著しく傷つけたとしている。

 掲載当日の夜、同僚から知らされて男性が確認すると、既に自分の顔写真や勤務先などの個人情報がネット上にあふれていた。勤務する病院に「辞めさせろ」「死ね」など200件以上の脅迫電話が殺到。「死んで罪を償え」などと書かれたはがきも送られてきた。近所の高齢女性からも「お孫さん大変やけど、気にしたらあかん」と言われるようになり、「ネットの中の話が、いつの間にか現実を圧倒しているような気がした」と振り返る。

 西脇市の男性は昨年11月に名誉毀損(きそん)の疑いで書類送検され、今年3月に大津簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。病院職員の男性はこの男性と知人でもない。ネット上の誤った情報などを基にブログに掲載されたが、書き込みは拡散されネット上に残ったままだ。「今でも知り合いに『祖父と違うのか』と言われることがある。ブログを掲載した人だけでなく、拡散した人たちにも被害を知ってほしい」と話す。

 警察庁のホームページによると、ネット上に事実無根の書き込みをされるなど名誉毀損や中傷に関する相談は昨年1万807件。10年からは、通報を一元管理して警視庁が発信元を特定し、当該の都道府県警が捜査する「全国協働捜査方式」を導入し、取り締まりを強化した。

 法務省の人権擁護機関でも相談を受け付けており、悪質なケースは被害者に代わってプロバイダーや掲示板管理者に削除要請する。相談は地元の法務局や地方法務局(共通番号0570・003・110)。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地元の神社の祭りは良いものです | トップ | 大津中2自殺 いじめ関係者... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地元ネタのニュースやイベント、いじめ問題」カテゴリの最新記事