2021.7.3
記載漏れがありました。
追加記載 とあるサイトから抜粋
リチウムイオン電池を長期保管する際は、実は完全放電状態でも満充電状態でもいけません。
完全放電状態で保存してはいけない理由
まずは長期間放置するときに、完全放電状態(SOC0%)ではいけない理由について解説していきます。完全放電状態とは放電終止電圧まで放電を行った電池のことを指します。
リチウムイオン電池を始めとした電池には自己放電という、何もしなくてもエネルギーを消費してしまう原書うが起こります。自己放電はリチウムイオン電池でも電池により異なりますが、最近のリチウムイオン電池であれば自己放電量は年で10%弱程度であるといえます。
(性能の良いリチウムイオン電池であれば1%程度の製品も存在します。)
そのため、完全放電状態で長期間使用しないで放置(保存)している場合、SOCが0%を切る過放電状態となります。
過放電状態になると電池は発火に至ることはほとんどないですが、電池の容量の急激な低下や内部抵抗の大幅な上昇などという、電池の劣化が起こります。
そのため、リチウムイオン電池を長期的に放置する際には、完全放電状態(SOC0%)にしないようにしましょう。
満充電状態で保存してはいけない理由
リチウムバッテリーを満充電状態にした状態で保管すると、電池の電圧が高い状態で保たれるために、電池材料に負担がかかり、劣化が大きくなります。
つまり、できるだけ劣化させない(容量低減、内部抵抗の上昇)ために高い充電状態(SOC)で保管してはいけないのです.
結局はSOC30~50%で保管すると良い
リチウムイオン電池の性能にもよりますが、結局はSOCは30~50%程度で保管すると劣化も起きにくく、過放電になるリスクも避けられます。
ただ、過放電になることが心配な人は定期的にバッテリーテスターなどでその電圧を測定し、放電終止電圧に達していないかどうかをきちんと確認しましょう。放置しておいたからといって発火する可能性は低いため、そこは安心してください。
適切な保管方法をとり、リチウムイオンバッテリーをより安全な状態を保ちましょう。