e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ナトリウム

2011年07月30日 | 薀蓄
ナトリウム (独: Natrium、英: sodium) は原子番号11の元素。元素記号は Na。アルカリ金属元素の一つで、典型元素である。医薬学や栄養学などの分野では英語のソジウム(ソディウム)で呼ばれることもあるが、実際の英語読みはソディアムに近い。又、ナトリウムの単体金属を指す。消防法第2条第7項及び別表第一第3類1号により第3類危険物に指定されている。

常温、常圧での結晶構造は、BCC 構造(体心立方構造)。融点は98 °Cで、沸点は833 °C。比重は0.97で、わずかに水より軽い。

非常に反応性の高い金属で、酸、塩基に侵され、水と激しく反応する。素手で触れると手の表面にある水分と化合し水酸化ナトリウムとなって皮膚を侵す。さらに空気中で容易に酸化されるため、保存する時は灯油に浸ける。

灯油等を保存液体として使用する。
イオン化する時は一価の陽イオンになりやすい。炎色反応で黄色を呈する。
熱伝導率がよく、高温でも液体で存在するため、単体としては高速増殖炉の冷却材として用いられる。

トマトは果物?野菜?

2011年07月16日 | 薀蓄
トマトは果物?野菜?
@ニックス・ヘデン裁判
1983年、トマトへの課税を問題とし、トマトを果物に定義するや野菜として定義するかを焦点とした裁判が行われた。
この裁判を担当したグレイ判事は、トマトを草本性植物の果実であると判断した上で、他の果物のようにデザートではなくメインコースに出されることが多いことを根拠として野菜と定義した。

虚無僧

2011年07月07日 | 薀蓄
虚無僧の寺、明暗寺虚無僧(こむそう)とは、禅宗の一派である普化宗の僧であり、剃髪しない半僧半俗の存在である。
普化宗は中国(唐)の普化を祖とし、日本には臨済宗の僧心地覚心が中国に渡り、普化の法系の張参に竹管吹簫の奥義を受け、張参の弟子「宝伏」ら4人の居士を伴い、1254年に帰国し紀伊由良の興国寺に普化庵を設けて住まわせたことに始まる。
虚無僧の様相について、はじめは普通の編笠をかぶり、白衣を着ていたが、江戸時代になって徳川幕府によって規定されていた。
托鉢の際には藍色または鼠色の無紋の服に、男帯をまえに結び、腰に袋にいれた予備の尺八をつける。 首には袋を、背中には袈裟を掛け、頭には「天蓋」と呼ばれる深編笠をかぶる。 足には五枚重ねの草履を履き、手に尺八を持つ。
旅行時には藍色の綿服、脚袢、甲掛、わらじ履きとされた。なお、よく時代劇で用いられる「明暗」と書かれた箱は、江戸時代には存在しなかったようである。
私も深編笠を被ってみたいなぁ・・・

山振と家持と道灌と

2011年06月21日 | 薀蓄
写真は,二上山中で見かけた万葉歌碑“やまぶき”。
「ヤマブキ」は万葉集の中では「山振」と書いて「ヤマブキ」と読ませており、
山の中で風に吹かれている姿を表現していたのが、
いつのまにか「山吹」に変わったといわれている。
“花咲きて 実はならねども・・・”
大伴家持か~
いやいや・・・家持と違ごて・・・
「山吹は実がならない」話あったよなぁ・・・
ん・・・ 
誰やったかなぁ~ 

@道灌の山吹伝説
太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。
ある日の事、道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声をかけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出てきたのです。そしてその少女が黙ってさしだしたのは、蓑ではなく山吹の花一輪でした。花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」と怒り、雨の中を帰って行ったのです。
その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が進み出て、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
驚いた道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして歌道に精進するようになったといいます。

サヌカイト

2011年06月09日 | 薀蓄
讃岐岩(さぬきがん、sanukite、サヌカイト)は、名称のもとである香川県坂出市国分台周辺や大阪府と奈良県の境にある二上山周辺で採取される非常に緻密な古銅輝石安山岩。
固いもので叩くと高く澄んだ音がするので、カンカン石とも呼ばれる。
古代には、石器の材料として使われ、打製石器、磨製石器に加工され使われていた。
そのため同じく石器の材料となる黒曜石同様に、古代の人々の遺物として、産出地以外の遙か遠方で、サヌカイトの破片が発見されている。
なお、サヌカイトという名称は、明治政府に招かれ、日本各地の地質を調査したドイツ人地質学者ナウマン博士が、讃岐岩を本国に持ち帰り、知人のバインシェンク博士が研究して命名した。



楽器の日

2011年06月06日 | 薀蓄
昨夜TVを見ていたら,三木楽器本社が映っていた。
受付カウンターには「6月6日は楽器の日」という立て札が・・・
私の知らないことばかり???
@楽器の日
「楽器の日」6月6日は1970年(昭和45)に全国楽器協会によって制定されました。
古くから言われている「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日にする」という習わしに由来しています。
この日から始めると上達が早いと言われています。
数を指で折って数えると6の数字の時に小指が立つ形になり、「子が立つ」とも言われています。

憲法記念日と国民の祝日に関する法律

2011年05月03日 | 薀蓄
国民の祝日に関する法律とは1948年7月20日に公布・即日施行された日本の法律である。
全3条からなる。

第1条 意義
第1条で「国民の祝日」(祝日)とは、「自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日である。」と定義している。

第2条 祝日の内容
祝日の名称、月日、祝日の意義を列記してある。ただしいくつかの祝日については日付では指定せず、曜日や暦を指定している。また建国記念の日は政令で定めることとされている。

第3条 休日
国民の祝日を休日とする規定及びその例外である振替休日の規定、さらに国民の休日の規定がされている。

そう云えば,我が家はながい間,国旗揚げてないなぁ~

みどりの日と青

2011年05月02日 | 薀蓄
新緑が美しい季節。
そして,もうすぐ“みどりの日”。
日本語で“みどり”と“あお”の区別って難しいですよね。

青(、蒼、碧、あお)は基本色名のひとつで、晴れた日の海や瑠璃のような色の総称である。青は英語のblue、外来語のブルーに相当する。寒色のひとつ。また、光の三原色のひとつも青と呼ばれる。
国際照明委員会は435.8nm の波長をRGB表色系において青(B)と規定している。
「あお」は緑色を指して用いられることがあり、漢字の「青」や中国語としての「青」も、実際は緑を意味する語が多い(青梗菜、青果など)。このように青と緑が明確に分節されてこなかった言語は世界に例が多い(緑#緑をさす「青」を参照)。東洋では伝統的に青色よりもやや長波長域の光までも青と呼称することがあり、西洋では反対に紫に近いより短波長の光を青に含める傾向がある。

ワグネルの碑

2011年03月22日 | 薀蓄
先日,ももりさんの絵を観に行った京都市美術館。
その京都市美術館の道路を挟んで西側にあるみやこめっせ東隣の公園内(京都府立図書館の北にある公園)で大きな石碑を見た。
詠みづらい文字を目を凝らして読むと“舎密局”の文字!
“舎密局”と言えば,たしか1月,大阪城の西を散策していて見かけたあの碑。
同じ人物とは思えないんやけど・・・
@ワグネルの碑
日本の近代化に貢献したドイツ出身の学者ゴッドフリード・ワグネル(Gottfried Wagener、1831~1892)の記念碑。
ワグネルは1878年に京都を訪れ、舎密局で化学工芸の指導を、また医学校(現 京都府立医科大学)で理化学の講義を行ない、様々な分野で京都の工業界の基礎を築いたという。
この碑は、第4回内国博覧会が岡崎公園で開催された1924年に建造された。


お初大神の提灯

2011年02月10日 | 薀蓄
大阪ミナミ・法善寺境内で見かけた「お初天神」の提灯。
たしか・・・
近松門左衛門『曾根崎心中』の「お初天神」は,こことちごたはず・・・
場所が「曾根崎」やもんなぁ~
よう見ると,提灯の文字は「お初大神」やった。

「誰が告ぐるとは曽根崎の森の下風音に聞え。
取伝へ貴賤群集の回向の種。 未来成仏疑ひなき恋の。
手本となりにけり。」

@露天神社と曽根崎心中
「曽根崎心中」は、元禄16年4月7日に起こった、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が露天神社の「天神の森」にて情死した事件をもとに、近松門左衛門が劇化したものです。この作品は当時の人々の間で大評判となり、露天神社にも参脂回向の老若男女が大勢押しかけたといわれています。
広く民衆の涙を誘うこの作品はその後も繰返し上演され、今日でも回向とともに、恋の成就を願う多くの人々が訪れています。

御木曳車

2011年01月02日 | 薀蓄
旧神領にあたる伊勢市・二見町・御薗村の住民が二ヶ月間にわたり御用材を両宮に曳き入れる盛大な行事です。
旧神領地の町内総出の晴れ舞台で、数日前に揃いの 法被姿で 二見浦 に「浜参宮」をして心身を清めて行事に臨みます。
内宮の領民は 木橇に御用材を積載して五十鈴川で「 川曳き」を行い、外宮の領民は巨大な 御木曳車で「 陸曳き」を行います。
全国の「一日神領民」も多数参加し、期間中、伊勢の街は勇壮な掛け声と木遣音頭で包まれます。
前回は翌年の第二次御木曳行事とあわせて二十万人が参加しました。

発祥致福

2011年01月01日 | 薀蓄
『発祥致福』

しょうをはっし ふくをいたす



目出度い事が生じて 

幸福を招き寄せる

意味をもつ言葉です

「写真;大神神社にて」

割り箸考

2010年11月30日 | 薀蓄
吉野へ行くと,「割り箸」を作っている工場が多い。

もちろん,土産物として「割り箸」を見かける。
今日は,「割り箸」について
割り箸と聞いて環境破壊を連想する方も多いかもしれない。
以前は環境破壊のシンボルとして割り箸を廃止する傾向も見られた。
しかし、その代わりに導入されたプラスチック箸などには、環境ホルモンなどの問題が指摘されている。
割り箸は木材の端材の有効活用となるが、使い捨て。
リサイクルできるが、リサイクルにはエネルギーが必要。
一方、塗り箸やプラスチック箸など再度利用できる箸は、洗浄の際水を汚す。
リサイクルもされない。
排水規制の強化により、排水中のCOD(化学的酸素要求量:水の汚さを示すもの)などが基準を満たせず問題となっているという。
環境付加を表すLCA(ライフサイクルアセスメント)を研究している人でも,割り箸と塗り箸ではどちらが環境にやさしいか、複雑ではっきりとは言えないという。

達磨

2010年11月05日 | 薀蓄
帝問曰 朕即位已來 造寺寫經度僧不可勝紀 有何功
師曰 並無功
帝曰 何以無功
師曰 此但人天小果有漏之因 如影隨形雖有非實
帝曰 如何是真功
答曰 淨智妙圓體自空寂 如是功不以世求
帝又問 如何是聖諦第一義
師曰 廓然無聖
帝曰 對朕者誰
師曰 不識
帝不領悟
師知機不契
         『景傳燈錄』第三巻より