e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

あべのハルカス

2012年09月01日 | 建築物
今年の夏の初め、新世界で串カツを食べ、通天閣に上った日に見上げた建築中の高層ビルが,
高さ日本一になったそうだ。

そのビルの名は“あべのハルカス”。

@<あべのハルカス>300メートル到達、「高さ日本一」に
近畿日本鉄道が大阪市阿倍野区で建設している超高層ビル「あべのハルカス」の鉄骨が30日朝、完成時の高さ300メートルに到達した。横浜ランドマークタワー(横浜市、296メートル)を抜き、日本一の高層ビルとして2014年春の全面開業を予定している。

あべのハルカスは地下5階、地上60階建て。近鉄百貨店やオフィス、ホテル、美術館などが入居し、58~60階は展望台になる。オフィスビル内の医療施設としては日本最大級の広さ(3950平方メートル)の「メディカルフロア」も開設する。

今年6月に、りんくうゲートタワービル(大阪府泉佐野市、256メートル)、大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区、同)を抜き、西日本一の高さになっていた。日本一高い建築物は東京スカイツリー(東京都、634メートル)。

高木家住宅・今井町

2012年02月18日 | 建築物
中尊坊通り北側、旧今井町の東端にあります。
屋号を「大東の四条屋」といい、酒造や醤油業を営んでいました。

建物は天保(1818~1843)の頃のものとされています。
二階は一部を除きツシニ階ではなく、天井を貼った本二階となっています。
一階、二階共に6間取りです。
前面の格子戸などは細く、幕末期建築の特徴を表わしています。
また、主屋の西に塀が続き、門が作られており、ここからミセオクの裏を通って、突き当たりのナカノマに上がれるようになっています。これは、武士用の玄関として用いられていたそうです。

内部は、土間沿いにミセノマ・ウリバ・ダイドコロとなり、上手はミセオク・ナカノマ・ザシキとなっています。
ザシキには、長押をつけ、トコ・タナが付いています。ミセオクとザシキの縁側からニ階へ上がる階段がつけられています。
ドマ上部の前面寄りは、ツシニ階となっていて、他の部分は吹き抜けになっています。

今井町・河合家

2012年02月15日 | 建築物
橿原市の観光スポットの中でも最も人気のある今井町は、国の“重要伝統的建造物群保存地区”に指定されていて、昔ながらの街並みが保存されています。
昔は環濠~つまりお堀で囲まれていましたが、その内側にあるおよそ民家600 軒の内、500 軒ぐらいが今でも伝統を残した家で、さらにその内の8軒が国の重要文化財に指定されています。
その内の1軒である河合家住宅の河合酒造で造られているお酒が“出世男”です。

@河合家の特徴
2階に座敷がある点。町人の家には“つし二階”(つし=屋根裏の物置場)はよくありますが、本二階(ちゃんとした2階)を造ることは許されませんでした。しかし、ここには本二階に書院造りの座敷があり、これは力を持っていた証拠と言えます。
今井町は、寺内町からスタートしが、江戸時代からは、商人の街として自治都市に認められたためでしょう。
2階の外観部分は白の漆喰で、円窓を開けたオシャレなデザイン。今井町では比較的早い時期の二階建て商家です。記録が残っていないのですが、築250年~300年とのこと。

旧高市郡教育博物館

2012年02月14日 | 建築物
旧高市郡教育博物館(県指定文化財) 現:今井まちなみ交流センター「華甍」
今井町旧環濠外の東南部にある。2階建ての本館を中央に配し、両側に左右対称に翼廊がある。

明治36年に建設された博物館であるが、昭和初年より約30年間今井町役場として使用されていた。
外観は大和にふさわしく、和風的にまとめた県下では数少ない明治建築である。
現在は、建設当時の姿に復元し、1階は資料室、展示室、事務室、2階は講堂として開放し今井まちなみ交流、研修の拠点として広く活用されています。

NHK大阪ホール

2012年02月13日 | 建築物
大阪府大阪市中央区大手前にある日本放送協会系列のコンサートホールである。
NHKの関連団体(放送法第二十六条第五項に規定する子会社)である株式会社NHKプラネット近畿総支社が運営を行っている。
2001年11月のNHK大阪放送局の新局舎の完成と同時にオープンした。
NHKホール(東京都渋谷区)に次いで2番目のNHK系列のコンサートホールである。

JR奈良駅

2012年02月08日 | 建築物
奈良市におけるJRのターミナルであり、京都・天王寺方面へ向かう快速列車が多数発着している。第3回近畿の駅百選に選定されている。
当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として加茂駅・木津駅・平城山駅・西木津駅の4駅と佐保信号場を管理している。
2010年(平成22年)の平城遷都1300年記念事業を目処に行われている駅周辺の土地区画整理事業とあわせて、当駅の高架化事業が行われ、同年3月13日に最後まで地上を走っていた桜井線が高架化された。

奈良県立万葉文化館

2012年02月06日 | 建築物
奈良県高市郡明日香村にある美術館・博物館。
日本最古の歌集『万葉集』をテーマとする。

2001年9月15日に開館。“万葉のふるさと”である奈良にふさわしい総合文化拠点を設置の趣旨として整備され、古代文化の魅力を視覚的にわかりやすく紹介する。
「展示」(万葉ミュージアム)、「図書・情報サービス」(図書情報室)、「調査・研究」(万葉古代学研究所)の3つの機能で構成されている。

鹿児島市立美術館のロダン

2012年01月26日 | 建築物
昨日、出張先で年末に鹿児島へ一緒に行った人に出会った。
会話は自然と思い出話。
あの日、鹿児島市立美術館でロダンを観たよなぁ~

@フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン
(François-Auguste-René Rodin, 1840年11月12日 - 1917年11月17日)
フランスの彫刻家。19世紀を代表する彫刻家とされ、『近代彫刻の父』と称される。代表作に『地獄の門』、その一部を抜き出した『考える人』など。

@地元の記事
昭和60年8月29日、10月の開館へ向け、鹿児島市立美術館の前庭にロダンらの彫刻2体が据え付けられた。当時の紙面では「ロダン作『ユスタッシュ・ド・サン=ピエール』(高さ2.5メートル)とブールデル作『サッフォー』(同2.08メートル)の2作品を専門業者のクレーンで設置。降灰対策で表面にはコーティングを施したという。オープンスペースに置かれた作品は人気を呼びそう」などと伝えている。

@鹿児島市立美術館
黎明館、図書館などが並ぶ文化ゾーンにある美の殿堂です。城山の緑に映える荘重なシンメトリーの建物、薩摩切り子の模様をイメージした吹き抜けの天井。エントランスまでの外庭にはロダンの彫刻などが展示してあり、美術館そのものが一つの作品といった趣です。館内には黒田清輝、藤島武ニ、海老原喜之助、東郷青児など日本の美術界に大きな足跡を残した鹿児島出身の画家やセザンヌ、ルノアール、ピカソなどの西洋絵画、さらに、ロダン、マイヨールの彫刻などが展示されています。作品展示の他に、美術関係の書籍が並ぶライブラリーや創作活動や講習会などが開けるアトリエも備わっています。
建築設計は佐藤武夫。

フラワーヒルミュージアム

2012年01月23日 | 建築物
フラワーヒルミュージアムは和歌山県紀の川市にある華岡青洲をテーマとする博物館。
青洲の里を構成する施設の一つ。

展示室は、華岡青洲と春林軒に関する資料が展示されており、建物と映像で華岡青洲をテーマに展示する春林軒とは展示内容を補完しあう関係にある。

施設は建築家黒川紀章による設計で、華岡青洲ゆかりのマンダラゲの花をモチーフにしたとされる。


奈良県食肉流通センターへ

2012年01月18日 | 建築物
先日,近鉄筒井駅で下車して筒井城址を散策した。
順慶堤を探していたら,道路の向こうに見知らぬ建物?
近づいてみたら“奈良県食肉流通センター”やった。

@奈良県食肉流通センター
卸売市場施設を併設した総合的な食肉流通施設として、平成2年12月に開場しました。
センターでは、衛生面に重点をおいたと畜解体処理を行い、奈良県食肉地方卸売市場を通じて県民に安全で衛生的な食肉を供給します。

司馬遼太郎記念館

2012年01月16日 | 建築物
大阪府東大阪市下小阪にある作家、司馬遼太郎の業績を伝えるために自宅敷地に設立された大阪府の登録博物館。
運営は、財団法人司馬遼太郎記念財団。

6万冊に及ぶ多くの蔵書、資料、執筆に使用した書斎が晩年に使用した時のまま残されており、書斎は庭から見学することができる。

その庭は司馬遼太郎が好んだ雑木林をイメージしたものである。
記念館開設にあたり新たに設けられた安藤忠雄の設計による展示室には、蔵書のうち約2万冊、及び多数の自著が高さ11mの書架に納められている。

他にも直筆原稿、自筆の絵、色紙、加えて、眼鏡、万年筆、バンダナなどの身の回り品も展示されている。
他にホールがありNHKの映像を編集したものを上映している。
施工は、錢高組が担当した。

管理、運営する司馬遼太郎記念財団は1996年(平成8年)11月1日に設立された。
なお、偶然ではあるが展示室の建物奥のコンクリートの天井には作品にもなった坂本龍馬の肖像を思わせるシミが浮き出ている。

鹿児島刑務所跡

2011年12月27日 | 建築物
中草牟田バス停から鶴尾橋をわたると、ヨーロッパの城を思わせる大きな石づくりの門が見えてきます。
ここが鹿児島刑務所でした。

江戸時代には牢屋とよばれ、郡元の一之宮神社の近くにありましたが、西南戦争で焼かれてしまいました。
あくる年、鹿児島駅近くに鹿児島監獄所が建てられました。
しかし市の中央にあるということや、建物が古くなったということなどもあって、一九〇一(明治三十四)年から、永吉町に新しい刑務所の建設が始まりました。

設計は山下啓二郎(西田町出身)を中心とする司法省営繕組織で、工事には受刑者も加わりました。
工事に使う大きな石は、伊敷町肥田から切り出して、甲突川を船で運んだと言います。
この工事は七年後の一九〇八(明治四十一)年三月に終わりましたが、その時に刑務所前の鶴尾橋もつくられました。
石づくりの刑務所としては、わが国で最も古く、尚古集成館や五大石橋とともに、鹿児島の貴重な石造建築物でした。
鹿児島刑務所は、昭和六十年に姶良郡吉松町に移され、今は正門だけが残り、中世ヨーロッパの城門を思わせるゴシック建築独特の様式を偲ばせてくれ、国の登録文化財に登録されました。
(出典:「鹿児島市の史跡めぐりガイドブック-四訂版-」鹿児島市教育委員会・平成11年3月発行)

鹿児島港旧石積防波堤

2011年12月21日 | 建築物
南側の130m程の部分が「一丁台場」、

その付け根から東側に約30度の角度を持つ石積みの護岸が「新波止」、

その接続部分は新波止の構造を踏襲し、
美しい局面を損なうことなく全体の景観に融合した巻石防波堤が「第一防波堤」である。
巻石のいたるところには、石工たちの名が誇らしげに刻まれている。


国指定重要文化財で、土木学会選奨近代土木遺産に選定されている。

竣工年は明治38年,平成5年改修された。

鹿児島県立考古資料館

2011年12月20日 | 建築物
県立考古資料館は、一八八三(明治十六)年に県立興業館として建設されました。設計者は、フランス人かイギリス人の技師といわれ、壁や床には県内産の石が用いられています。
現在市内にある石造りの建築としては、磯の尚古集成館の次に古い建物です。

戦前は、市役所の仮事務所、県の商工奨励館として使用されていましたが、昭和二十年の戦災で内部が焼け、昭和二十六年改装し、県立博物館として利用されました。現在、県立博物館考古資料館となり、館内には南九州で発掘された土器や石器などの貴重な埋蔵文化財が展示されています。
建物の外には、奄美大島からもってきたカヤぶきの高倉(穀物をネズミの害や湿気から守るための倉庫)や、植物学者の池野成一郎博士が、一八九八(明治三十一)年に精虫を発見したことで有名なソテツもあります。
(出典:「鹿児島市の史跡めぐりガイドブック-四訂版-」鹿児島市教育委員会・平成11年3月発行)