e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ビリケン・八福神めぐり

2012年08月15日 | 薀蓄
ビリケン(BILLIKEN)は、1908年(明治41年)アメリカの女流美術家 フローレンス・プリッツという女性アーティストが、夢で見たユニークな神様をモデルに制作したものと伝えられています。

トンガリ頭につりあがった目という、どこかしらユーモラスな姿は、たちまち「幸福のマスコット」「福の神」としてアメリカを始め世界中に大流行しました。

日本でも花柳界などで縁起物として愛されていました。

世界的な流行を受けて、1912年(明治45年)オープンした「新世界」の遊園地「ルナパーク(月の園)」では、さっそく「ビリケン堂」を造りビリケンを安置。

これは大当たりし、新世界名物としてその名をとどろかせ、ビリケン饅頭やビリケン人形などのみやげ物まで作られました。

また「福の神・ビリケン」を七福神に加え、「八福神めぐり」なども流行したと伝えられています。

しかしビリケンは、ルナパークの閉鎖と共に行方不明になってしまいました。

宮島の杓文字

2012年03月16日 | 薀蓄
今年の大河ドラマは『平清盛』。
だからからか、“安芸の宮島”がTVによく映る。
“安芸の宮島”といえば“杓文字”!

安芸の宮島(厳島、広島県)の名産品でもある(そのため「しゃもじ」そのものを「宮島」と呼ぶこともある)。「必勝」「商売繁盛」などの文字が染め抜かれた飾りしゃもじも工芸品として製作されている。
寛政の頃、宮島の光明院の修行僧、誓真が、当時主たる産業がなかった宮島のために、弁天のもつ琵琶と形が似たしゃもじを宮島参拝のみやげとして売り出すことを島民にすすめたことを起こりとする。

おみくじ

2012年03月15日 | 薀蓄
おみくじ(お神籤・お御籤・お仏籤・御神籤・御御籤・御仏籤・おみ籤またはみくじ・神籤・御籤・仏籤(みくじ))とは神社・仏閣等で吉凶を占うために引く籤である。
「みくじ」は「くじ」に尊敬の接頭辞「み」をくわえたもので、漢字で書くときは「御籤」とするか、神社のものは「神籤」、寺のものは「仏籤」とする。
ただし厳密には問題があるが、区別せず「神籤」とすることもある。現在ではみくじ箋(みくじ紙)と呼ばれる紙片を用いるものが一般的である。
古代においては国の祭政に関する重要な事項や後継者を選ぶ際に神の意志を占うために籤引きをすることがあり、これが現在の神籤の起源とされている。
現在の神籤は参詣者が個人の吉凶を佔うために行われるもので、これは鎌倉時代初期から行われるようになった。
当時は自分で籤を用意するのが一般的であった。

仏教の言葉・人界に生れしを喜ぶ

2012年02月29日 | 薀蓄
「仏教の言葉に、生まれ難き人界に生れしを喜ぶ」という言葉があります。
人間界にうまれ落ちただけで喜ばしいという意味です。
私達の魂というのは、人間に入る前に何十万回と生まれ変わりを繰り返しているのです。初めは石などの鉱物に入り、十万回の生まれ変わりをします。
そして、次は植物で十万回、次は動物で十万回、その次に空の雲になります。そして十万回の経験をして、やっと人間として生まれ変わるのです。
地上から約10キロから100キロの上空に550億もの魂が「人間に生れたい」と思いながら順番を待っているそうですが、私達は、いろいろ修行しなければいけないので、先に行かせて下さい」とお願いし、ほかの魂に承諾しもらって、この世に誕生することが出来たのです。
ですから、そこで「不平不満・愚痴・泣きごと・悪口・文句」を言うと、とてももったいないことをしている事になります。
「順番を譲ってあげたのに、そんなに気に入らないのなら早く替って」という声が聞こえてきそうです。
そして、守護霊さん(お陰様)とも言いますが、あなたが書いたシナリオを実行する為に全て段取りをしているのです。
にも拘わらず、毎日毎日文句や愚痴を言われたら、お陰様は悲しくなってあなたから、離れて一人で膝を抱えてしょんぼりしているのです。だから、頭の右斜め上40cmに何時も居るはずのお陰様がついていない人もいます。

雪かきのコツ

2012年01月31日 | 薀蓄
雪かきのコツをまとめると、

1)雪かきの姿勢は、腰を落とし気味の姿勢でスコップを使う。
重心が低い方が安定して安全。
2)雪が少量のうちに、さっさと片付ける。
まとめてではなく、数回に分け、こまめにやる。
3)早くすまそうと、一度に多くの雪をスコップにのせない。
疲れて危ない。

4)雪かきは大変な仕事ですので、30分から1時間位で休憩をとる。
5)一気にやらず、午前と午後に分けてやる。
無理は腰を痛める元。
6)一人でやらずに、出来るだけ複数の人でやる事、人海戦術が一番早い。

葛城

2012年01月29日 | 薀蓄
葛城(かつらぎ、かづらき)は、奈良盆地の南西部を指す地域の名称。
上代からの地名で、今日における明確な範囲や境界を示すことは難しい。
「葛木」という漢字をあてられる例もある。
古墳時代でも有数の豪族であった葛城氏の勢力圏であったと考えられている。
飛鳥時代の前半あたりには葛城県が、その後は葛城国が置かれたようである。
『延喜式神名帳』には、大和国忍海郡に葛木坐火雷神社二座とこれに合祀された為志神社を載せていることから、大和国が置かれた際の葛上郡・葛下郡・忍海郡のあたりが元の葛城国(葛城県)の範囲と推定できる。
現在の行政区分に照らし合わせると御所市・大和高田市・香芝市・葛城市・北葛城郡の一部もしくは全域が想定される。
江戸時代の初め頃までは、この地が高天原であるとも考えられていた。

ホーロー看板

2011年11月19日 | 薀蓄
ホーロー看板とは、主に屋外用の表示として使用される看板の一種。主として光沢のある塗装ないし印刷で仕上げられた金属製のものを意味する。
もともとの琺瑯(ホーロー)はガラス質の釉を高熱で焼き付ける仕上げを意味するが、のちに類似の外見を持つ塗料仕上げをも意味するようになった。「ホーロー看板」における「ホーロー」は、後者の意味であり、金属板と塗料という組み合わせのものを意味する。その耐久性から、ブリキ製の類似品と比して現在でも美しい姿を保っているものが少なくない。

TPPとTNP

2011年11月17日 | 薀蓄
今,話題と云えば“TPP”。
去年の今頃は“TNP(低燃費)”やったのに・・・

@TPP
環太平洋戦略的経済連携協定(かんたいへいようせんりゃくてきけいざいれんけいきょうてい、TPP、Trans-Pacific Partnership、またはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)は、経済連携協定 (EPA) の一つ。
加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定。
2006年5月にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国が域外への経済的影響力を向上させることを戦略的な目的として発効し、運用している。環太平洋経済協定、環太平洋連携協定、環太平洋パートナーシップ協定ともいう。
2010年11月の時点で、米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアの5ヵ国がTPPへの参加を表明し、次いでコロンビアやカナダも参加の意向を表明している。

【写真】下津港税関

張子の虎

2011年10月28日 | 薀蓄
虎の形をした首の動く張り子のおもちゃ。
転じて、首を振る癖のある人、また、虚勢を張る人、見かけだおしの人などをあざけっていう語。
阪神なぁ・・・

藤原京大極殿

2011年10月21日 | 薀蓄
大極殿(だいごくでん)は、古代の朝廷の正殿。
宮城(大内裏)の朝堂院の北端中央にあり、殿内には高御座(たかみくら)が据えられ、即位の大礼や国家的儀式が行われた。
中国の道教では天皇大帝の居所をいう。

「大極殿」の名は、万物の根源、天空の中心を意味する「太極」に由来する。すなわち、帝王が世界を支配する中心こそ「大極殿」の意である。
日本最初の大極殿が置かれた宮殿については、飛鳥浄御原宮説と藤原宮説に分かれている。

だんじり

2011年10月16日 | 薀蓄
「楽車」・「壇尻」・「台尻」・「段尻」とも表記される。
主に近畿地方・中国地方・四国地方などの西日本の祭礼で登場し、「曳きだんじり」と「担ぎだんじり」の2種類に大別される。
地方によっては、太鼓台や布団太鼓などをこう呼ぶ場合もある。

柑橘類

2011年10月15日 | 薀蓄
柑橘類(かんきつるい)は、ミカン科ミカン亜科のミカン連(カンキツ連)およびミカン属(カンキツ属)の総称である。
「柑」と「橘」は、常用漢字ではないため、「かんきつ類(カンキツ類)」と仮名で表記することもあり、しばしば「柑橘類」と訳される「シトラス(英語:citrus)」は、厳密にはミカン属(Citrus)のことである。
「柑」と「橘」は、完熟した甘味の果実と青い酸味の果実を意味する。(「矞」は青いという音符)日本では「ミカン」や「タチバナ」に代表される。
【写真】我が家の柑橘類

キューピー

2011年10月12日 | 薀蓄
キューピー(Kewpie)とは、1909年に米国のイラストレーター、ローズ・オニールがキューピッドをモチーフとしたイラストで発表したキャラクター。

•カブの様なとがったひと房のヘアースタイル
•小さく短い眉毛
•丸く大きく左右どちらかを見つめている目
•ピンクに彩られ少し膨らんだ頬
•微笑むようにわずかに上がっている口角
•うつむき加減のあご
•体から少し離した位置で開き気味の腕
•大きく開いた手のひら
•ぽってりとしたおなか
•2.5から3頭身のバランス
•背中に生えた小さな羽根
•判別できない性別

くくり猿

2011年08月14日 | 薀蓄
岡山県津山市の街並みで見かけた「くくり猿」。
軒下に吊すと縁起がいいとのこと。
奈良町の「身代わり申」とどこが違うんやろ?
@奈良町の「身代わり申」
奈良町の家の軒先に赤いぬいぐるみがぶら下がっている。これは、「庚申(こうしん)さん」のお使いの申を型どったお守りで、魔除けを意味し、家の中に災難が入ってこないように吊るしているのである。災いを代わりに受けてくださることから「身代り申」とよばれている。
また、背中に願い事を書いてつるす「願い申」ともいう。
「庚申さん」とよばれる青面(しょうめん)金剛像は、西新屋町にまつられている。中国の道教の教えを説く庚申信仰は、江戸時代に民間信仰として庶民にひろがった。
言い伝えによると、人の体の中に三尸(さんし)の虫がいて、庚申の日の夜に人が寝ているあいだに体から抜けだし、天帝にその人の悪事を告げにいくという。 その報告により寿命が決まるというので、人々は六十日に一度回ってくる庚申の日は、寝ずに「庚申さん」を供養したという。
徹夜の習わしはなくなったが、身代り申をつるし、庚申さんをまつる信仰は、今もこの町に息づいている。