四国から帰ってしばらくなるが、“別子銅山”のことが忘れられない。
特に、あの「道路工事中通行止め」の看板があったのにかかわらず、
無理に山道を走って到着した“東平地区”。
あの数時間、私は家人以外の人間に誰にも出会わなかったのだ。
嘗ては、何千人もの人で賑わった集落も、今は完全に無人・・・
ガイドブックでは、「インカ帝国の遺跡のようだ」と表現されていた。
インターネットで検索したら、次の歌が出て来たのだが
私はこの“川田 順”の歌に、奈良盆地のど真ん中にある神社で出会っていたのだ。
別子鉱山を詠う歌
川田 順
東平(とうなる)
かなやまの は千人も 住み居りて 夜の色くろし 消燈早く
鉱掘りの 山中に 燈を消して 結界のごとく しづまりをるも
かなやまの 平地は狭し めのさきに 通洞の口の 燈が更けている
朝山の 入坑時刻の ざわめきの しばらくにして ほととぎすの声
特に、あの「道路工事中通行止め」の看板があったのにかかわらず、
無理に山道を走って到着した“東平地区”。
あの数時間、私は家人以外の人間に誰にも出会わなかったのだ。
嘗ては、何千人もの人で賑わった集落も、今は完全に無人・・・
ガイドブックでは、「インカ帝国の遺跡のようだ」と表現されていた。
インターネットで検索したら、次の歌が出て来たのだが
私はこの“川田 順”の歌に、奈良盆地のど真ん中にある神社で出会っていたのだ。
別子鉱山を詠う歌
川田 順
東平(とうなる)
かなやまの は千人も 住み居りて 夜の色くろし 消燈早く
鉱掘りの 山中に 燈を消して 結界のごとく しづまりをるも
かなやまの 平地は狭し めのさきに 通洞の口の 燈が更けている
朝山の 入坑時刻の ざわめきの しばらくにして ほととぎすの声