e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

屠蘇に九々鱗

2012年01月01日 | 
お正月・元旦と云えば“お屠蘇(とそ)”。
なにを飲もうかと酒蔵を物色し、“辰”年やから“長龍”の“九々鱗”に決めた!
“九々鱗”とは龍の異称。一列のうろこが81枚あるといわれるところから、こう呼ばれている。龍は鳳(ほう)、麟(りん)、亀(き)とともに4霊の1つとされ、雲雨を自由に支配する力を持つといわれる想像上の霊獣。このお酒も酒造好適米「山田錦」を100%用いて風格ある味わいをもった自信作として「九々鱗」という立派な名前が付けられたという。
“長龍”は、関西在住の方なら誰しも聞いたことがあるあのテレビCMあれから十余年、長龍は、奈良・広陵町に蔵を構え特定名称酒以上の酒を醸すようになった。準大手的なイメージの蔵が造りだす新生「長龍・広陵」は、これがあの「長龍」の系晋? と疑いたくなるような素晴らしい酒質で進化を認めざるを得ない出来栄えやった。

※屠蘇(とそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒である。
「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという意味である。数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を日本酒に味醂や砂糖を加えたものに浸して作り、小・中・大の三種の盃を用いて飲む。昔から、「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われ、伝統的な正月の祝いの膳には欠かせないものとなっている。

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